ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマー人人間模様

サッカー日本代表戦の会場で想う

2019年9月10日。サッカー日本代表戦のスタジアムにて。結果は2-0でなんとか日本側が逃げ切り勝利(と表現する位、意外にも接戦)でした。現場で見たあれやこれや。 ラッキーにもヤンゴン滞在中に、日本代表U23がヤンゴンにやって来るという僥倖に恵まれ…

パヤーの修繕現場。日本の労働安全衛生法ならアウトなのだけど・・・

金色に輝くミャンマーのパヤー(パゴタ)。いかにも維持に手がかかりそうなものですが、その修繕工事の現場は労災と隣り合わせの実態。 お目当てのパヤーに出かけたら足場に覆われた工事中状態でがっかりした・・・という方もおられるかと思いますが、そんな…

ミャンマーのケンタッキー1号店の定点観測 2018年10月の現状

ミャンマーのケンタッキーフライドチキン。その1号店開店以来の、店の中を定点観測してゆけばミャンマーの発展度合いとの相関が観察されるのではないか。そのような仮説のもと、約半年ごとに店内外の画像とともに考察するシリーズ、2018年10月版。前回2月か…

満月の夜に見せつけられた、ミャンマー製薬企業の底力とブラック体質

2018年10月24日。タディンジュ満月の連休初日、あちこちにステージが設けられ、ミャンマー人たちはおめかししてお祭り騒ぎの一夜です。ノボテルの大ホールといえば、セレブや芸能人が結婚式をやったり、何かにつけマスメディアに写り込む、帝国ホテルみたい…

ティンジャン(水かけ祭り)ふつうの人々はこう過ごす

ティンジャン(水かけ祭り)の光景。毎年、イラワジ紙以下メディアの記者が腕を競い合い美しい画像が踊り、当サイトでもそれらを紹介してきました。今年は趣向を変えて、私のフェイスブックに流れてきた画像、プロの一眼レフではなくて、そこらへんのスマホ…

アパホテルだけじゃない、中国人客が去って困る人・・ワ族の苦悩

中国人インバウンド客が去ってしまって困ってる人・・・アパホテルだけではありません。中国人ギャンブラーでにぎわい、ミャンマー中央政府をほぼ無視してやって来たワ族のみなさんが大困り。 中国国境地帯のワ州。ミャンマー中央政府のコントロールおよばず…

手錠かけられニコニコ顔がメディアに載るのはミャンマーの象徴かもしれない

手錠をかけられた人がニコニコ満面の笑みをうかべ、記者たちがゆっくり落ち着いて撮って紙面をかざる・・というのはこの国のユニークさを象徴する光景ではないかと、また思った1件。 おそらく顔の部分だけ切り取れば、なにかの受賞報道かと思ってしまうこの…

アウンサンスーチー氏のタイ訪問が終わったら駆けつけた出稼ぎ労働者が解雇されちゃった

タイに出稼ぎに行っているミャンマー人が200万人とも400万人ともいわれるなかで、アウンサンスーチー氏がタイ訪問中にミャンマー人出稼ぎ労働者たちと対話集会がおこなわれました。が、彼女がミャンマーに戻ると、集会に参加していた出稼ぎ労働者たちがクビ…

おそるべしシュエダゴンパヤーの実力。奇跡の優勝レスターチームが揃ってわざわざシュエダゴンへ

シュエダゴンパヤーの賓客。プレミアリーグ奇跡の優勝をかざったレスターのユニフォーム。さらにお坊さんの服装にも注目。一体なにが起こってるのかな? 奇跡の優勝をおさめたレスターチームが勢ぞろいしてシュエダゴンパヤーで一生懸命祈っています。あきら…

青い目のテレビマンがヤンゴン街角でとらえた意外なモノ

ヤンゴン駅東側、ルビーマート横の歩道橋にあがると青い目のジャーナリストがTVカメラを回していました。そのファインダーの先にあった意外なモノとは・・・ ある日、ルビーマート横の陸橋をのぼって中央駅に行こうとすると、青い目のテレビマンがカメラを…

今年2016年の水かけ祭りは質素になりそうだ

例年、派手さを増すばかりだった水かけ祭り(ティンシャン)が一転して質素路線に転じそうなおふれをヤンゴン担当大臣が出しました。 昨年の水かけ祭りの映像、ケンタッキーはじめ大スポンサーのロゴの前で大音響で踊りまくる水濡れ男女の画が各紙を飾りまし…

ヤンゴン環状線の乗務員室から見えてきた現実(その3:動画クイズです。チャレンジを)

ヤンゴン環状線乗務員室から見えてくる現実、動画編。今回はクイズです。解答は動画に出てきますのでぜひチャレンジを。 この動画はヤンゴン環状線 パラミ駅ーイェグー駅の一駅間約3分間です。 この一駅間で見えるものを5つの選択肢から選んでください。 Q…

ヤンゴン環状線の運転台から見えてきた現実(その2:ミャンマー国鉄の線路は恋の花盛り)

ミャンマーの鉄道、ヤンゴン環状線の運転席から見えるシリーズ、その2は、夜の線路は恋人たちの楽園だった! ヤンゴン環状線の乗務員室、助士席に座ってグルリと回る機会を得て、乗務員室から見えてくる現実。 仲睦まじく線路敷地を歩くカップル。日も傾き…

ヤンゴン環状線の運転台から見えてきた現実(その1:線路に集う多彩なひとびと)

ある幸運に恵まれまして、ヤンゴン環状線の助士席に乗って時折スタッフの説明聞きながらぐるっと一周することになりました。この3時間あまり「機関助士」しながら見えてきた現実その1。その線路には、実にさまざまな生命体があふれ返っています。 日本の電…

ミャンマーのケンタッキー1号店定点観測、2016年2月の現状

2015年7月にミャンマー初進出をはたしたケンタッキー・フライド・チキン。その店内の定点観測で、ミャンマーの変化を肌で感じ追いかけてゆく企画の第2回目、2016年2月の記録です。 入口からさっそくの変化。なんとショックなことに、真っ赤な制服のスペシ…

独立記念塔に集うユニークな人々

スーレーパヤーの南側に拡がる市民憩いの場、独立記念塔。手入れの行き届いたこの公園には多彩な人々が集ってきます。ある日曜の昼下がり、ちょっぴり人間観察をしてみると・・・ 一番強烈だったのは右のお兄さん。肌もあらわな白人旅行客(この写真では見え…

ミャンマーのお犬様を売り飛ばすという革新的発想

ミャンマーのお犬様。傍若無人に街なかを、駅ホームを、市場を歩き回り、熱心な上座部仏教徒の市民から食住の無償の奉仕をいただき共存しています。が、そんな彼らをカゴに閉じ込め青い目のガイジンに売り飛ばし金銭に替えようという上座部仏教徒の風上にも…

ぼったくり少年(ただし昼の部)はいくら欲するのか、つきあってみた

ヤンゴン川の対岸、 の船着き場には やバイクタクシーが観光客を待ち構えていて料金トラブル・・・というのは現地メディアでも報じられていると聞きましたが、では実際に彼らはいくら欲するのか、ちょっと体験。 ヤンゴン川対岸タニンへの船着き場です。たい…

ミャンマー人と日本人の思考回路が似ているらしい、そっくり行動の現場写真、またひとつ

ミャンマー人と日本人がそっくりな行動をとっている現場写真が流れてきました。「新入医局員歓迎会」の光景が、笑っちゃうぐらいそっくりなのです。 毎年新年度になると、日本中の大学病院近くの飲み屋さんは「新入医局員歓迎会」で書き入れ時を迎えます。こ…

ミャンマー2015年の記録。保存版の記事2つ

jb6kc7 2015年のミャンマーは激動の年でした。保存版の記事2つ紹介。いずれもイラワジ紙。ウェブ魚拓もとっておきましたので、ご利用ください。 ミャンマー時の人2015年 いくつわかるかな? ベスト5までは比較的簡単ですが、6〜10位が本文見ない…

ミャンマーの超セレブ華燭の宴!

ミャンマーの超超セレブな結婚式が現地マスコミ各紙を賑わせています。新郎の隣に立ってるおじさんの顔にピン!と来たらミャンマー通。 スター俳優、映画監督で築いた資産をドン!と寄付して、日本製中古霊柩車やら中古救急車やら買い込んで貧困層向け無料葬…

いまミャンマーで注目度トップ「タンシュエ闇将軍のお孫さんの個人FB」を掘ってみた(その2:愉快な仲間たち)

いま注目の「タンシュエ闇将軍のお孫さんの個人FB」を読み解くシリーズ第二回目は旅と友達に焦点をあててみましょう。 https://www.facebook.com/Chelseafc0014?fref=ts ウイーンは極寒のベルベデーレ宮殿にてロンジー姿で整列してみたり 着衣水泳大会のごと…

ミャンマーの青年ボランティアのトイレ掃除が複数メディアで報道される意味

ミャンマーの青年ボランティアグループが病院のトイレ掃除に励んでいます。the public charitable grant Rangoon youth(byグーグル翻訳)。 場所は赤れんがの美しいヤンゴン医大1病院 で病室もきれいにぴかぴかに。 さて、これらの写真を背景裏読みしてゆ…

「表情」と「置かれた状況」が一致しないミャンマー総選挙の主役たち

ミャンマー総選挙。アウンサンスーチーさんのNLDが圧勝と日本のメディアには書いてあります。もちろん日本だけじゃなくてBBCにも現地メディアにもそう書いてあります。が、その情報と、主役たちの表情とがしっくり来ないのです。 この、なんとなく嬉し…

家を追われる20万人のスラム住人

めざましい経済発展のなかで格差は拡大し、貧困層の住むところがなくなりつつある現実も起こっています。 2011年の民主化以来、地価高騰は行き着くところまでゆき、ヤンゴン中心地のオフィス賃料が東京並みの水準に追い付いているというのは進出日本企業を等…

ミャンマーのケンタッキー1号店定点観測、2015年9月の現状

ミャンマーに進出第1号店がオープンしたケンタッキー・フライド・チキン。この店のなかは、ヤンゴンの変化を映す定点観測ポイントと睨んでいます。客層・ふるまい・店の配置・メニュー品揃え・価格などなど。 まずは2015年9月の店に足を踏み込んだ記録。 入…

ヤンゴン医大2の学位記授与式。旧宗主国の伝統が清く正しく受け継がれている

ヤンゴン医大2(University of Medicine2, Yangon)で学位授与式がおこなわれました。その素敵な光景がアップされています。 この面々は精神科医が2名、麻酔科医が1名。 教授たち。次の卒業式では私もこんな恰好してみようかな(笑)。通報されるからやめと…

ミャンマーの夏フェスはこんなに盛り上がるぞ!

夏フェス。日本でもシーズンにはフジロックだ、サマソニだ、フリーダムだと、野外コンサートでは大盛り上がりになるわけですが、ミャンマーでもこんなに盛り上がります。 夜の部もこんなふう。 ミャンマー人たちがこんなに熱狂するのは誰でしょう。 IRON CRO…

やっぱりイラワジ紙カメラマンは神だった!ミャンマー洪水被災者の表情

水かけ祭りでは、私のTLの中で他の追随を許さず圧倒的存在だったイラワジ紙の画像群。ミャンマー洪水でもまた、人々のありのままの表情を惜しげなく切り取ってぶっちぎりの存在感を見せてくれています。 説明不要、じっくりごろうじろ! 今回もまた、イラワ…

助ける!助ける!助ける!ミャンマー洪水被災者!

ミャンマー大洪水。ちょっとユニークな視点提供、切り口を変えて今回は「助ける!」にフォーカスしてみました。今回の被災地はコーカン州、先日のロヒンギャ案件とは打って変わって、官民こぞって支援に気合いが入っています。被災者を助ける、助ける、助け…