2015年7月にミャンマー初進出をはたしたケンタッキー・フライド・チキン。その店内の定点観測で、ミャンマーの変化を肌で感じ追いかけてゆく企画の第2回目、2016年2月の記録です。
入口からさっそくの変化。なんとショックなことに、真っ赤な制服のスペシャルおねえさんの姿が入口から消えてしまった!
怪しい人間が入らないよう抑止力を発揮しつつドアの開け閉めをやってくれるのはガードマン姿のおにいさん一人になってしまいました。前回紹介したスペシャルおねえさんは存在はしているものの、明らかに数が減っていて、カウンター前で商品の受け渡し業務(カウンターの中の一般店員から受け取ったトレイを番号札確認して客に渡す)にしか見ることが出来ません。まあ、それでも日本のケンタッキーには、そんな事してくれる人員はいませんから、まだスペシャル感は残っています。
客層はまだ、この半年ちょっとでは目立った変化がないようです。隣のテーブルの育ちの良さそうなJDたちは、私に反応してくれました。
一般的客層はこんな感じ。やはりロンジー姿の割合は明らかに、前のストリートより少ないです。これがほぼ一致したとき、庶民化したと言えるのかもしれませんが現状まだほど遠くスペシャル空間。
お値段です。チキン2ピース+コールスロー+ポテト(or米)+ミニ菓子+飲料の標準的セットで5000チャット。この半年間のチャット相場下落により、我々からみれば400円弱に下がりましたが、もちろんミャンマー庶民にはとってもラグジュアリーな食事です。
証拠のレシート
ケンタッキーがミャンマーに最初の第一歩を記して約半年、スペシャル度はほんのちょっぴり(ひとえにケンタッキーの都合により)低下したものの、客層・雰囲気・値段変わらずの現状です。
ヤンゴン市内にケンタッキーの店舗も3店舗まで増えましたが、新しい店は超高級オフィスビルに入居したりで、多彩な客層がそもそも入って来ようがないのでやはり定点観測はダウンタウン目抜き通り面したこの1号店で継続してゆきます。
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