ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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独立記念塔に集うユニークな人々

スーレーパヤーの南側に拡がる市民憩いの場、独立記念塔。手入れの行き届いたこの公園には多彩な人々が集ってきます。ある日曜の昼下がり、ちょっぴり人間観察をしてみると・・・

一番強烈だったのは右のお兄さん。肌もあらわな白人旅行客(この写真では見えませんが、膝小僧だけ見えてる白人はビキニ姿)が芝生に寝てるの図・・これ自体は欧米の芝生に行けばいやというほど転がっている、これといったこともない光景です。

が、ミャンマーでは茂みをはさんでちょっとユニークなアイテムが写りこみます。お兄さんの手元を拡大してみると、スマホを持っている! いわゆる「PeepingTom」「出歯亀」「のぞき」と称する御仁です。それが真昼間に単独行動しているというのが、咎める人もいないのが、そして撮られてる方も警戒なく安心しきっているのが、This is MYANMAR! と主張しているかのようです。私はこの場を立ち去りましたが、おそらくその後の展開として、このお兄さんは写真だけ撮って、白人観光客は何もスラれることもなく、もちろん刃物を向けられることもなく、平和な午睡のひとときを楽しんだのだろうなあと、まったりしたミャンマーの空気の中で考えたのでした。

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このコロニアルな光景。

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そしてドラゴンの足元には尖ったカップルがひと時を過ごしているのでした。

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占いおじさん。このおじさんが掲げている幕のひとつは英語。占い大国ミャンマーですが、我々にとってのネックのひとつは、占い師がミャンマー語オンリーな場合が多く、英語を話したとしてもカタコトで、ミャンマー語におけるそれよりもかなり少ない情報量になってしまうことでしょう。このおじさんは期待できるのか、一度試してみたいところです。

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この広場の東隣にはツーリストインフォメーションがあります。扇風機が生ぬるい空気をかき回す隣で、ゴミ箱のように雑然とパンフ類が放置されている・・・こんな光景は、先が長くない気がします。ツーリストの増加とともに、あっという間にキレイ整然となってしまいそうです。2016年初頭の記録として1枚。

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ここも定点観測の場所として追いかけてゆくと面白い場所です。