ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ビクトリア病院の裏側、外部公開の画像

ヤンゴン邦人のよりどころ、ビクトリア病院の裏側、医療者向け一般公開の映像がFB経由で流れています。解説を加えながら紹介。

ビクトリア病院の排水処理。トイレ排水をふくむ一般排水は、クボタ製浄化槽で処理。臨床検査室からの排水はバイオ処理。まあ先進国の常識が通用する世界。

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廃棄物の分別回収。フタの色で分類。
紫=化学物質 黄色=感染性廃棄物 赤=注射針・メス刃など 黒=生ゴミ・残飯

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それぞれの廃棄物の処理体制。残念ながらミャンマー語(もともとミャンマー人医療関係者向けの公開なので仕方ない)

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病院運営委員会。倫理委員会・諮問委員会・感染制御委員会・学術委員会・品質管理委員会・リスクマネジメント委員会。

この組み合わせも、まあ先進国標準的水準。

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いま医療分野においても、先進国あの国この国がドドドーっとノウハウを注ぎ込んでいます。おそらくはこれも、民主化後に注入されたノウハウかと思います。

いま注目度トップのミャンマー女性はこの顔だ

いま世界中の注目をあびるミャンマー人女性は? アウンサンスーチーを別格として、「他に?」と聞かれたら、それはこの顔です。

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気が強そうな顔・・・というのは先入観なしにその通りですが、フォーブス誌の20~30代なかばで注目すべき女性(Women to watch)12人のうちのひとりに選ばれたKBZ銀行総裁(頭取?)Nang Lang Kham氏です。

フォーブス誌が発表したアジアのパワフルなビジネスウーマンというリストに見事ミャンマー女性が入ったという慶事です。

ミャンマー女性の活躍は、官公庁の局長級には多く、女医さんたちの活躍ぶりも毎回訪問のたびに目の当たりにしているところです。しかしながら、医者の世界でも役人の世界でも、最高位は男性ということが多い。なんだかガラスの天井的なものも感じられるの(感じられるじゃなくて、事実そうだとの声多し)です。アウンサンスーチー氏が世界にふりまくイメージとは必ずしも現実が一致しない。

そんな中での快挙には👏です。

ソースはフォーブス誌、これの2頁目に書いてあります

www.forbes.com

ティンジャン休みのいま、タンシュエ孫はロンジー姿でニッポン周遊中!

今日フェイスブックを見ていて飛び上がった写真。ティンジャン休みの本日4月11日、タンシュエ孫はロンジー姿で日本を歩き回り富士山を愛でています。

富士山を背景にロンジー姿で颯爽とした姿。この上質な茶ロンジーで世界中の名所・・モスクワ赤の広場やパリのトロカデロ、ウイーンの宮殿を背景にしたショットが彼の個人FBにアップされてはミャンマー庶民から膨大な「いいね」を集めています。

今年のティンジャン(水かけ祭り)休暇はといえば、いきなり初日にアップされたのがこの写真。いつもの凛々しいお姿で、富士山と桜をバックに!

 

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そして4月10日時点で「いいね」が1.5万、シェアが161件(もっと増える)。

つけられたコメントが率直に羨望のコメントがほとんど。

日本のみなさん、この顔この姿見かけたら(普段取り巻きは少なく単独行動さえ有り得ますが)超やんごとなきお方です。歓迎いたしましょう。

ソーはスこちら、タンシュエ孫のNAY SHWE THWAY AUNG氏FB

https://www.facebook.com/Chelseafc0014

FM岡山にて時々ミャンマーも語ります(フレッシュモーニングオカヤマ「勝田先生の「国境を越える」よもやま話」)

4月からFM岡山の朝番組、フレッシュモーニングオカヤマで「勝田先生の「国境をこえる」よもやま話」コーナーがスタートしました。ちょくちょくミャンマーの話題も入れ込んでゆきます。

月に1回ペース、水曜日のオンエアです。
その時々の時節にあわせた話題をお届けしてゆきます。
自分の名前が冠されたコーナーは人生初の経験です。これまでTVラジオ出演は「〇〇病の解説」の要請がほとんどでしたが、これを機会にコメントの幅を広げる修行をと考えています。

初回4月6日のOAでは、

  • 前職、外務省医務官の話
  • ミャンマーでの研究テーマ
  • 政権交代したミャンマーの話
     軍関係者の世代間意識の違い。軍医のみなさんと交流する中で出てきた意外な発言とか行動とか・・・
  • 海外旅行でおなかの危機管理(直前に岡山ー香港線が新規就航したことにひっかけ)
  • 夏フェス救護所バイトの話

という感じ。

次回は 5月11日

    6月8日

の予定です。9:30前後にはじまります。

電波が流れるのは岡山県内、76.8Hz。岡山の方、よろしければどうぞ。

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www.fm-okayama.co.jp

青い目のテレビマンがヤンゴン街角でとらえた意外なモノ

ヤンゴン駅東側、ルビーマート横の歩道橋にあがると青い目のジャーナリストがTVカメラを回していました。そのファインダーの先にあった意外なモノとは・・・

ある日、ルビーマート横の陸橋をのぼって中央駅に行こうとすると、青い目のテレビマンがカメラを構えていました。ディレクタもキャスターもADもなく単独行動でしたから、フリージャーナリストなのでしょう、多分。イベントでもなく、もちろんスーチーさん関連でもない場所で何やってるのかフシギです。で、カメラが向けられた方角に注目してみました。

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アブナイ工事現場を撮っているのでした。

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ニッポンの労働安全衛生法では考えられない光景です。

実は私は、嘱託産業医業務を2か所(理化学研究所とライオン)でやっているので、産業医の視点でコメント。職場巡視業務のなかで上記写真の状況を目にしたら、私なら報告書に以下のコメントを記載してNGにします。

1.高所作業であるにもかかわらず、ヘルメットを着用させていない。

2.高所作業であるにもかかわらず、命綱を装着させていない。足場の強度が不十分である。(安衛則518 高所で組立作業を行うときは、安全な作業床を設けるこ と。作業床を設けることが困難なときは、必ず安全帯の使 用及び防護網を設けること。)

3.足場構造物の結合部に突起物があると思われ、躓き防止に虎テープ等で注意喚起ありたい。

4.重量物落下の危険もあるところ、安全靴の着用ありたい。

よって安全配慮義務の観点から重大な問題があるので、可及的速やかに改善ありたい。

産業医報告書の限られた記入欄では上記ぐらいですが、まだまだ問題があります。

みなさまも、下記サイト参照しながらダメなところ見つけてみてください。

http://www.maff.go.jp/j/nousin/seko/anzen_sisin/pdf/date9.pdf

 

このジャーナリストが、そういうコメントをしたのかどうかは不明ですが(あるいは、NLD大勝後も変わらぬ上記状況に疑問を呈するとか、地方出稼ぎ労働者との格差問題に落とし込むとか、本国政府のODAあり方に一石を投げるとか、別の切り口もいろいろ考えられますが)、労働安全というのも、日本のODAで供与できる分野ではないかと思います。

 

ミャンマーの素朴な景品・・・に出てきたモノは?

ミャンマーの景品。ある特殊な業界内のえげつない景品は別として、庶民だれでも手に入れられる素朴な景品・・・にも、なんと現ナマが飛び出してくるというお話。

いきなり現ナマが飛び出してきた話から。
ルビーマートでお土産に買いこんだミャンマーコーヒー(粉コーヒー)。
職場の大学の事務室やら非常勤先の医局やらに、大袋をドンと置いてまわったのですが・・・ある日、大学事務職の若い子がコーヒーを飲もうと取り出したら、ジャジャーン! こんなモノが飛び出してきました。

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ニッポンの常識なら、どう考えても「食品異物混入事件」としか考えられません。腰を抜かしつつも私に届けられたブツ。

そういえば・・・と思い出して大袋を見ると、現ナマの生々しい絵が。どうやら「当たり」を引くとこの緑の袋が出てきて(大袋の外側からは見えない)、小袋を破いて初めて、いくら当たったかわかる・・・という仕掛けです。

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額そのものは200チャット。14円ほどですが、日本の景品表示法ではこういうの認められるのだろうか。

スーパーの棚や特設コーナーにもしばしば「景品」は控えめに並んでいます。

ノートブック。

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 曜日ごとにこれを飲みましょうってか? 毎ページ宣伝が入ってるのもスゴイです。

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こちらのミニカップ。形は中国茶マグカップ風ですが、サイズは高さ6cmほどのミニ版。コーヒー用にちょうど良いです。結構気に入って研究室で使っています。

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素朴でかわいいものが多く、ミャンマーのスーパーで買物するときは注意してみると思わぬものがゲットできるかもしれません。おおむね、コーヒー紅茶の大袋1~2個買うと1個もらえるパターンが多い。(他にタッパーをもらったこともあり)

シティマートでも出遭えることはありますが、(私の経験では)ルビーマートの方が遭遇確率は、はるかに高いです。

ルビーマート:さくらタワーの入口前の道路を東へ(スーレーシャングリラと反対側へ)徒歩3~5分、陸橋をくぐった所にあるショッピングセンター)

 

【追記】
これらの「誰でも手に入る素朴な景品とは別に、「ある特殊な属性の人だけ手に入るえげつない景品」が存在するのもミャンマー。こちら御覧ください↓

 

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今年2016年の水かけ祭りは質素になりそうだ

例年、派手さを増すばかりだった水かけ祭り(ティンシャン)が一転して質素路線に転じそうなおふれをヤンゴン担当大臣が出しました。

昨年の水かけ祭りの映像、ケンタッキーはじめ大スポンサーのロゴの前で大音響で踊りまくる水濡れ男女の画が各紙を飾りました。特にカメラマンの腕が秀逸なイラワジ紙サイトは見ていて飽きませんでした。

 

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 しかし新政権になった今年、抑圧がとれて爆発だあ!となるかと思いきや正反対。

なんとヤンゴン市当局は、営利目的のパビリオン出展を禁止してしまい、伝統を質素に楽しめとお触れを出しました。背景には、若者のエネルギーが制御不能になりかけたり、パビリオンの裏でドラッグが展開したりという現実もあります。関西の人には「ひと頃の須磨海岸状態」といったらわかりやすいかもしれません。

そんな状況を引き締める・・・というのも、確かに今がベストタイミングかもしれません。NLD政権の前途の待ち受ける困難の数々を考えれば、「ガス抜き」の必要性がミニマムになのが今なのかもしれません。

こんな光景はもう見られない?

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伝統的質素な水かけ祭りもまた一興でしょうか。

ソースはイラワジ紙

For-Profit Stages Banned During Water Festival

 

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ヤンゴン環状線の乗務員室から見えてきた現実(その3:動画クイズです。チャレンジを)

ヤンゴン環状線乗務員室から見えてくる現実、動画編。今回はクイズです。解答は動画に出てきますのでぜひチャレンジを。

この動画はヤンゴン環状線 パラミ駅ーイェグー駅の一駅間約3分間です。

この一駅間で見えるものを5つの選択肢から選んでください。

Q1 この一駅間で、線路に立ち入ってる人は何人いるでしょうか?
 1 0人。ニッポンの常識とおなじ。
 2 1~5人
 3 6~10人
 4 11~20人
 5 20人以上。学級崩壊ならぬ線路崩壊?

Q2 途中、黒いお犬様が視界に入ってきます。このお犬様はどのように行動されるでしょうか?(55秒)
 1.さっと線路脇にどく
 2.列車の進行方向に(列車に追いかけられるように)走り出す
 3.牙をむいて列車に向かってくる
 4.ボォーっと立ちすくみ列車にはねられてしまう
 5.ぴょんと飛び上がって車内に飛び込んでくる

Q3 人間でもお犬様でもない生物体が線路内に確認されます。それは何でしょうか(複数)。
 1.鶏
 2.カラス
 3.豚
 4.虎
 5.ヘビ

Q4 これもニッポンの常識で考えにくい物質(非生物)が線路内に確認されます。それは何でしょうか(2分28秒)
 1 建築資材
 2 ブルドーザー
 3 洗濯もの
 4 野菜販売
 5 他列車の落下部品

Q5 自由記入欄。よろしければコメント欄へ

 

www.youtube.com

 

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「みんがらばー!はしれはまかぜ」の原画展示(4/11-18 表参道)

以前、当サイトで紹介した「みんがらばー!はしれはまかぜ」、JR西日本からヤンゴン環状線に移籍したキハ181を題材にした絵本の原画が原宿で展示されます。

展示されるのは

4月11~18日

場所は東京 表参道の文房具カフェです。

文房具カフェ

 

 

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いまミャンマー人のフェイスブックに出回ってる不思議な絵

いまミャンマー人のフェイスブックに不思議な絵が出回っています。バゴーのお寺の境内で、アウンサンスーチー氏とおぼしき女性とミンアウンフライン将軍とおぼしき男性がツーショットで・・・

ミャンマー人のフェイスブックでシェアされているのがこの画像。私のところにもシェアを繰り返して流れてきました。一見何の変哲もない油絵。

バゴーのシュエモードーパヤー。場所的にはなんらスペシャル感はなく、まあ、「地球の歩き方」にも載ってる程度の平凡な場所です。

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が、しかし、手前の一組の男女がえらく注目を集めているのです。

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そう、このショットはミャンマー軍トップのミンアウンフライン将軍とアウンサンスーチー氏が初めて会談をもったときのものです。あらゆるメディアに掲載された有名ショット、当サイトでも引用しました。

問題の部分の拡大図。

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この風景画そのものは、このお二人だとは言っておらず、気が付いた人がSNSにアップしてウワサになっているものです。作者がかの有名ショットを参照しているのは間違いないでしょうが、その意味深な意図は憶測を呼びます。

背景となっているのはシュエモードーパヤー。地震で崩れちゃったのを民衆の寄進で長年月かけて再建されたところです。

ミャンマーは軍政という大地震に見舞われてきたけれど、長年月を経て、ようやく軍とアウンサンスーチー氏が(とりあえず)握手をして、これから再建だぁ! という意図がこめられているのでしょうか。

 

元ショット、当サイトで紹介したのは昨年2015年12月3日でした。

 

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【追記】
FBの元をたどってゆくと出てくる名前、Aung Ko Ko氏はNLD支持者の詩人のようです。

 

 

ミャンマー国軍記念日、今年2016年のミンアウンフライン将軍の演説は・・・

ミャンマー国軍記念日、毎年メディアに注目されているのが軍トップの演説です。今年ミンアウンフライン将軍が語ったのは・・・

今年2016年の演説は、NLD政権への政権移行を間近に控えたタイミングにて、新政権への協調ムードでした。

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政権移行へ向けた軍隊の役割、そして来るべきNLD政権への協力に言及(the army’s role in the country’s political reforms and its continued collaboration with the incoming government)。

国と市民の利益の成功のために軍は協働してゆくことを真摯に願うと。.

また、ミャンマーの民主主義が発展してゆくために障壁となっているふたつの要素を指摘、それは規則や法律や法にしたがう順法精神が弱いこと、そして武装した暴徒の存在であると指摘。

後者は、停戦交渉にも乗ってこずに、おそらくは新政権後にも攻撃を仕掛けてくるであろう一部少数民族ゲリラのことでしょうが、前者は少々気になる発言ではあります。順法精神に乏しい事象が発生すれば、軍が出てくるぞとのメッセージでしょうか。

昨年の国軍記念日演説では、急激な変化はミャンマーのためにならない的なニュアンスでしたから、政権交代を目前に一定の変化はみられたということでしょう。

来年の国軍記念日は、ミンアウンフライン氏の後任者になっているかもしれませんが、この演説には注目してまいりましょう。

 

Myanmar Army Chief: Lack of ‘Obedience’ Could Create ‘Disorderly Democracy’

ミャンマー軍、ことしの国軍記念日はソフトムードも入ってきた

今日3月28日はミャンマーの国軍記念日。この日の定点観測はミャンマー軍トップ、ミンアウンフライン将軍のFBにアップされる膨大な写真群ですが、昨年一昨年と比べて今年2016年は「華」が加わってソフトムードの演出が目を引きます。

国軍記念日の今日、私のFBにはさまざまなものが流れてきます。友人の軍医たちは、普段見せない素顔~軍服姿にライフル銃をささげ持ったり~をアップしてきたり、なかなか非日常な世界ではあるのですが、やはりこの日の定点観測点はミンアウンフライン将軍のFBです。ネピトーで開催される軍事パレード特集。

一昨年、昨年とそこにアップされる写真を追いかけてきて、今年新たに目を引くのは・・・

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少数民族の衣裳をまとった美人たち。

そしてこちらの綺麗どころは「Artist」と書いてありますから、芸能人も招いたらしい。

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もちろん自前の制服女子たちも。(制服女子の写真は昨年もアップされてたけれど)

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もちろん、例年同様の、勲章を売るほどぶらさげたおじいさん達の写真だとか、ミサイル・戦車の写真も同じようにアップされてはいるわけですが、全体としてソフトムードになってきています。

水面下でせめぎあいを展開しつつも、来るべきNLD政権に向けて、国民に親しまれる「皆さまのミャンマー軍」をめざして舵を切り始めているのでしょう。

昨年の制服モデルチェンジに続いて、華の加わった軍事パレードとイメチェンが始まったばかりのミャンマー軍、正真正銘のNLD政権下となる来年のパレードがどんな姿になっているのか、楽しみです。(ただしミンアウンフライン将軍の後任者がこれぐらいあけすけにFBアップしてくれなければ定点観測にならないという不安もあるのですが)

 

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目の前で爆発や乱射があったらこうしよう

ミャンマーに限った話ではありませんが、パリやブリュッセルみたく、目の前で爆発や乱射があったらどうするか。外務省HPから抜粋。最低限これ位は頭に入れて国境を越えましょうということで・・

 パリやブリュッセルのテロで亡くなられたみなさまのご冥福をお祈りします。
さて、こうした爆発や乱射は、平和なミャンマーでも例外ではありません。

割と最近でも、ヤンゴン中心部、さくらタワーど真ん前のスーレーシャングリラ(旧トレーダーズ)の一室でも小爆発があって部屋の主がケガをしたりしています。

将来的にも、イスラム勢力がテロ予告したりしているインドネシアあたりよりは少ないにしても、ミャンマーでも可能性はあります。ロヒンギャ問題ひとつとっても(一般的ミャンマー人はロヒンギャという呼び方自体嫌うぐらいに)、ミャンマーイスラム教徒に優しくない国と認識されています。そしてそれはNLD政権になっても何ら変わるところはありません。アウンサンスーチー氏は以前、ロヒンギャ問題に積極的発言をしないと言って、いわゆる西側人権派に批判されましたが、挑発には乗らず辛抱強く沈黙を守りました。(軍事政権に迫害されたイスラムの人を守ります、なんて事、ただの一言も言っていない)

さすがにそういう状況で、ミャンマー国内でシーアだスンニだと血みどろ内輪抗争はないにしても、ISIS思想に触発された個人ないしグループが入って来ない保証はない(ミャンマー当局もタイ国境あたりではかなり神経尖らせているわけですが)。

そんなこんなで、基本的な、下記コピペぐらいは頭に入れておいて損はないと思います。

 外務省HPより

(以下コピペ) 

(1)予防措置
ア 退避ルートを確認する。
イ 隠れられる場所を確認する。
ウ 常に周囲の状況に注意を払い,不審者や不審物を見かけたら速やかにその場を離れる。
(2)対処法
ア その場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとる。
イ 頑丈なものの陰に隠れる。
ウ 周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。
(海外旅行のテロ・誘拐対策パンフレットhttp://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html )も併せて参照ください。)

http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html

www2.anzen.mofa.go.jp

 

ヤンゴンの新名所、ナマズ池で楽しむ豪快な餌付け

ヤンゴンの新名所。夜のナマズ池でミャンマー人ファミリーと大迫力のナマズの群れにエサやり!

ヤンゴンのSwal Daw Pagoda Lake。そこには大量のナマズが棲息しています。
その湖岸には「ナマズのエサやりステーション」が設けられ、家族連れやカップルでいつも大賑わい。

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隣の小屋で売ってるナマズの餌。これが何とも豪快で、長さ30cmほどの粗めのパンがぎっしり袋いっぱい。ちぎって投げると、ガバガバッと大量のナマズが寄ってきてヒゲをふりふり食いついてきます。

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ご覧のように(一部ファミリー連れもいるけれど)これが大人の遊び場になっているのですね。

私は軍医の車で連れていってもらいました。軍医医大(DSMA)教授や名誉教授とディナーの後、お付きの中堅軍医たちに私の送迎を命じて帰宅すると、その中堅軍医たちはぐっとリラックスムードになって(まあ、それはよくわかる)、「池に行こう!」と。いまいち何のことかわからぬまま着いたのがこの世界でした。

約30分ほど、大の大人4人でナマズの餌やり、これが意外に面白くてその迫力に時間もあっという間にたったのでした。そんなアクティビティが「歩き方」に載っていた記憶もないので、メモ帳とミャンジャポ地図を渡して〇をつけてもらたったのが以下。

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ミャンジャポ地図に印をつけてもらいました。

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池の名前は隣のSwal Dawパゴダから由来していて、”ブッダの歯”が収蔵されているとか。

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大迫力に時間を忘れるナマズ池。上記地図をタクシー運ちゃんに見せれば簡単に行けるはず。お試しあれ!

タナカのウンチク(ミャンマーの国民的化粧品)

 ミャンマー庶民の化粧品、タナカ。ヤンゴンの上流階級では顔に塗りたくる人が減りつつあるように感じられますが、まだまだ庶民に人気のアイテム、ちょっとしたウンチクの記事を紹介。

タナカの原料となる種子。原産地はザガイン州AyadawとマグウェのYesagau。Ayadaw種のタナカは元々、文字通りAyadawでのみ収穫されていましたが、7~8年前から他の地域にも拡大。

タナカの木は成長が早く5~7年ぐらいで売り物になり、種子は45日で出来ます。その種子、樹皮、根などに水を加えて擦り合わせて好みの模様で顔に塗りたくります。植え付けコストが200チャットで出荷価格はミルク缶一杯分の種子が1万~5万チャット。

Ayadawタナカの需要は伸びているとのこと。経済発展とともに、ロンジーとともにジ徐々にすたれ始めるのではと懸念してましたが、そうでもないようです。

 

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ソースはGlobal New Light of Myanmar, 写真は自前

http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/17/02/2016/id-6421

Ayadaw Thanaka seeds gain higher demand | Global New Light Of Myanmar