ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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google翻訳の進化(ビルマ語からミャンマー語へ)

google翻訳に「ビルマ語」として登場して1年半。このほど「ミャンマー語」に表記が変わりました。

おそらくは、アウンサンスーチー氏の外交団向け所信表明説明会で、国名をビルマに戻すことはなく、自身もミャンマーという国名を時々使っていると表明したことも関係しているようなタイミングです。

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ミャンマー語表記以外にこの1年半の進化といえば、

ミャンマー語→英語で、少しわかりやすくなった(まだまだ満足レベルにほど遠いが)
ミャンマー語→日本語は、まだ使い物にならず

HPのURLをコピペして、HPごと訳す機能が使えるようになった(登場時にはこの機能はなく、いくらかの文章ごとコピペ、コピペを繰り返す必要があった)

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ミャンマーウォッチングに欠かせないgoogle翻訳、さらなる進化を期待したいです

ミャンマー北部の猛風で13人犠牲、

ミャンマー北部(上ビルマ)、マンダレー・マグウェー、シャン州と広範囲に天気が荒れ狂い15000世帯が倒壊。犠牲者13名。

マンダレー・マグウェー・サガイン・シャン・アラカン。北部の代表的地名が勢ぞろいで先週から吹き荒れる猛風に深刻な被害を受けています。犠牲者13名。家屋倒壊15000棟。

https://www.facebook.com/MOIWebportalMyanmar/?fref=ts

https://www.facebook.com/theirrawaddy/?fref=ts

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こんなに大きなヒョウまで降ってきた!

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http://mizzimaburmese.com/article/13509

ヒョウに打たれた豚さん気の毒に・・・

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巨木も倒壊

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学校もめちゃくちゃに

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ミャンマーは元来、自然災害の多い国ではありますが、こんなに巨大なヒョウが降ってくる写真は、私がミャンマーウォッチングを初めて以来、初めてみました。

昨年の大洪水といい、異常気象ですね。

ヤンゴンの異様な不動産事情に潮目の変化?

ヤンゴンのオフィス賃料が丸の内と変わらない事実に象徴される、ヤンゴンの不動産価格の異常ぶりに潮目の変化・・・と現地メディアが報じています。2割も下落したところも。

ここ3年に暴騰を続けてきたヤンゴンの不動産価格。日本人にとっても家賃が暴騰したり、無茶な値上げに応じかねてると家を追い出されたり・・・という事象が絶えませんでした。1泊200ドル超のホテル代も有名になりました。しかしここのところ、ヤンゴン郊外 Thingangyun, Hlaing, Insein, South and North Okkalapa

政権交代をへた移行期、富裕層は行く末を見極めようと、当面投資を控える姿勢。かつてデベロッパーは工事着工前から支払いを求めるという高姿勢を見せていたのも昔、いまは竣工しだい極力早く売り切るため値下げもしています。

 

写真:ケンタッキー1号店の上は空き家のまま(管理人撮影:記事とは無関係)

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そんなこんなで、不動産価格が急速に落ち着き(さすがにダウンタウンでは暴落といえる水準にはなりそうにはありませんが)、オフィス賃料も家賃もホテル代も「ふつう」になってゆくのかもしれません。

ソースはイラワジ紙

Rangoon Housing Prices Drop, Signaling Market Shift

国内メディアが報じない部分、アウンサンスーチー氏演説

2度にわたる白内障手術を終えたアウンサンスーチー氏。くっきり見える視力を取り戻して、ミャンマー旧暦正月はじめての演説にのぞみました。現地紙のアップから、日本メディアが報じない部分を紹介します。

アウンサンスーチー氏の17日演説は日本の各紙に少しづつ報道されています。多くはベタ記事ですが、朝日は少し大きめの扱い。各社、ミャンマー支局のみなさまはとっても優秀な方揃いですが、本社整理部・編集部が割り当てるスペースは限りがあります。憲法関連とか国民が第一と力説部分とか、こちらで報じられている部分については朝日新聞サイトからご覧ください。

スーチー氏、政権発足後初演説 民主化完成へ改憲に意欲:朝日新聞デジタル

ここにアップされない部分を紹介しましょう。

他国に追い付け! 走れ! と尻と叩いている。
他国に20年遅れている。他国が歩いていても、ミャンマーは走ろう!頑張って追いつくのだ!(When people from other countries are walking, we need to run, taking great trouble to be able to catch them up.)と叱咤激励モード。

パパの言葉を堂々と引用している。

日本では安倍さんも麻生さんも石原さんも、そんなに露骨に「パパの言葉」を引用はしませんが、こちらは「My father said...」と堂々と引用している部分が何か所か。たとえば上記の、他国は歩いてもミャンマーは走れも、アウンサン将軍が第二次大戦後に言ったことの引用だとはっきり言っています。

どの国と親和性か、巧みに避けている

中国との関係は、日本との距離は、欧とは、米とは・・・あらゆる国が熱視線を注ぎながら、ウチの国との距離感はいかばかりか気にしています。日本人でも軍事政権時代の支援を恨まれてるのではと悲観的なこと言う人までいたりします(そんな事言いだしたら中国なんか断交しなくちゃならなくなるのですが)。そんなこんなで、今後のミャンマー外交の方向性が注目されるのですが、「我われの国はすべての国と良い関係を築いてきた。これは我々の国がとても誇りにできることである。世界中の人々からミャンマーは尊敬されている。なぜか。激しい逆境から立ち直ってきたレジリエンスがあるからだ」Since the attainment of independence, our country has maintained good relations with all parts of the world. This is something our country can be very much proud of.always won international respect. Why? Our people could have been resilient amidst the dramatic woes, showing their talents.

と隙を見せません。

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パパの言葉を引用しつつガードも固い今回の演説ですが、国の進む方向は明確に述べられていて、当面国民はついてゆくだろうと感じられます。願わくば他国から横やりが入らないことを願って・・・

 

イラワジ紙英語版に全訳が載っていますので参照ください。

Irrawaddynews - I’m in favour of entire people regardless... | Facebook

 

ミャンマー新年の光景いろいろ、つかまっちゃった〇〇が釈放される日

ミャンマーメディアに載る新年の光景、面白そうなものを集めてみました。

 

定番のひとつ。仏さまに水をかけてゆきます。

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つかまっちゃった動物を放してあげる・・・というのは大いなる功徳を積む行為でして、正月には庶民も活発化します。

鳥さんは大空にはなたれ・・・

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お魚も湖へとかえってゆきます

 

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そして、「つかまっちゃった人間様」も解放されたのが今年の目玉。

NLD政権お約束の「政治犯の釈放」

農民運動でつかまっちゃった人も・・・

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学生運動でつかまっちゃった人も・・・

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こうした政治犯だった人というのは、日本流でいうところの左巻きの人も多かったりして、ストライキを扇動し進出企業の日本人駐在員を苦しめたりするケースもあります。ちょっと複雑。

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定番シュエダゴンパヤーで押し合いへし合いの善男善女。日本の「元旦の川崎大師の光景」ですね。

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ともあれ、旧暦新年がミャンマーにとってさらに良い年になることを願っています。

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写真ソース

Elevenmedia

https://www.facebook.com/ElevenMediaEnglishEdition/?fref=photo

イラワジ

https://www.facebook.com/IrrawaddyBurmese/?fref=ts

7Days

https://www.facebook.com/7daynews/?fref=ts

人間様の詳細はこちらへ

ミャンマー政府、第1陣に続き政治犯83人に恩赦 - 産経ニュース

情報省

https://www.facebook.com/MOIWebportalMyanmar/?fref=photo

 

 

ミャンマーの新年は航空機も神事ならぬ仏事でテイクオフ

ミャンマー歴正月の光景。ミャンマー国際航空もお坊さんのお浄めの儀式を経て飛び立ちます。

お経をとなえながら。。

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ここのところミャンマーの空はやや混乱気味、次から次へと新規零細航空会社が乱立しています。

新しい年、ミャンマーの空で大きな事故なく無事に離陸できることを願い、そして祈っております。

写真ソース。ミャンマー国際航空

https://www.facebook.com/8Mofficial/?fref=photo

アウンサンスーチー氏が手術を受けていた

ミャンマーでM6.9の大地震が発生しているのに、アウンサンスーチーが陣頭指揮をとったり現場入りしたりの(当然期待される)画が現地メディアに載らないなあと思ったら、手術を受けていたのでした。

アウンサンスーチー氏の白内障の手術を先週と本日(2016.4.16)の2回にわけて実施。無事終了して退院。

白内障は、眼球の中のレンズ(水晶体)が混濁して視力が低下する病気です。一部、外傷によるものとか先天性とかありますが、大部分は加齢によるものです。70歳超えの年齢を考えれば、加齢によるものです。

手術そのものはシンプルです。濁ってしまった水晶体(レンズ)を取り出して、代わりに人口水晶体を入れます。人工水晶体は、厚さを調整して焦点をあわせるなんて機能はありませんから、近いところを見るバージョンか、遠いところを見るバージョンを選択してどちらかを入れます(選択したバージョンと異なる方を見るときには眼鏡で矯正。今後はアウンサンスーチー氏の眼鏡姿が見られるかもしれません。コンタクトを選択しなければ)。

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今回の手術も1時間半ほどで問題なく終了しています。もちろん健康不安説なんてことは余地なく、人並みに70代だったということです。

そして、アウンサンスーチー氏はミャンマー国内でできる医療処置なら国内で済ませ、簡単なことでも先進国に出かけてやる多くの途上国リーダーとは違うという(ミャンマーの医療を信じている)ことも銘記されます。

 

手術はネピトーの専門病院で実施

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ソースはイラワジ紙

https://www.facebook.com/theirrawaddy/

【追記】
その後、手術チームの画像も友達のFBから流れてきました。

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Helen Aye Kyaw - ေစတနာေမတၱာ ဂရုဏာ အရင္းခံၿပီး... | Facebook



 

 

ミャンマーM6.9大震災の現状:こちらに継続的にアップしてゆきます

2016年4月14日発生したサガイン州M6.9大震災の現状、このエントリーに貼りつけてゆきます。

【4月14日 日本時間13:00時点】

1.現地報道各紙(とりあえずネット発信積極的なイラワジ。Mizzima、7days、Mediagroup、情報省あたり)は現地入りできていない模様。
個人FBにアップされたこの動画を複数メディア横並び掲載(Mizzima、イラワジ)

https://www.facebook.com/tin.h.win.75

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こちらのパゴダが崩壊した写真も複数メディア同時掲載(情報省、イラワジ)

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2.政治リーダーたちの動きが報じられない

 これが日本なら首相や官房長官が作業着姿で登場して、ちょっと拙いリスクコミュニケーションを始めてるハズだが、アウンサンスーチー氏もティンチョー氏もウィンテイン氏もティンウー氏も登場していない

3.報道各紙、上記横並び画像を載せた次には、ノンビリ水かけ祭りの画像になってしまう

4.フェイスブック災害情報センターの無事確認欄。マメな人はクリックして無事を知らせている。管理人のミャンマー人友達のなかでは13:00現在、24人が無事を知らせるクリック。これらとつるんでいる連中を考えると、ヤンゴン住民はほぼ無傷と推測される(地震後も、水かけ祭り、プールではしゃいでる無邪気な画像アップ複数

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5.マンダレーベースの友人は無事クリックしていない。こちらからメッセージ送っても返答がない(心配だ)

6.メディアの動きが鈍いのはティンジャン連休体制のためもあると思われる(ミャンマーのカレンダーでは今週~来週20日まで休日真っ赤)

7.ミンアウンフライン将軍(ミャンマー軍トップ)FBも、ドネーション写真のまま
洪水やテロ対応で軍のめざましい写真はここにアップされるので引き続き注目

 

【4月14日18:30追記】

M4.0の余震。場所は(google翻訳によればabout 30 miles west of Mineral City center)

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崩れたパゴダ (ソース情報省HP、イラワジが転載、Voiceも転載

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冒頭書いた、マンダレーベースの友達は無事確認

4月15日15時追記】

現地メディアの震災報道、低調です。イラワジ、Mizzima、情報省、7days、eleven、いずれもティンジャン水かけ祭りの楽しそうな画像、野外コンサートで水を浴びながら踊りまくってる動画がてんこ盛り。震災で自粛という発想はゼロ。

イラワジ紙にいたっては、サガイン地震の画像が新たに加わらないのに、熊本の画像の方が目立ってます。ティンジャン連休で記者が手薄ないま、僻地の地震よりも、編集部にネットで流れてくる画像ということでしょうか。

管理人の友達はほぼすべて無事確認できました。友達の友達、マンダレー大の人々も楽しげな画像アップ、大丈夫そう。

【4月17日1:00追記】
このような災害が起こっているのにアウンサンスーチー氏が陣頭指揮とってる姿が見えないなあと思っていたら、この部分のナゾは氷解。2回にわけて手術を受けていたのでした。

 

www.myanmarinfo.jp

 

 

 

ミャンマーサガイン州大地震、現地からの画像貼っています。無事を願っています

ミャンマー北部大地震ヤンゴン・ネピトーをはずれるとはいえ、被害の状況が気になります。

さしあたり私のフェイスブックには「俺は(私は)無事だ!」というエントリーが続々入ってきてはおりますが、、、

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ひたすら友達の無事を願っています

f:id:tabibito12:20160414082621p:plain動画です(現地在住のTV技師投稿)

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動画

https://www.facebook.com/IrrawaddyBurmese/?fref=ts

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情報省FBから

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情報省FB

その後の続報は↓に貼ってゆきますのでこちらご覧ください。

 

www.myanmarinfo.jp

 

 

 

ビクトリア病院の裏側、外部公開の画像

ヤンゴン邦人のよりどころ、ビクトリア病院の裏側、医療者向け一般公開の映像がFB経由で流れています。解説を加えながら紹介。

ビクトリア病院の排水処理。トイレ排水をふくむ一般排水は、クボタ製浄化槽で処理。臨床検査室からの排水はバイオ処理。まあ先進国の常識が通用する世界。

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廃棄物の分別回収。フタの色で分類。
紫=化学物質 黄色=感染性廃棄物 赤=注射針・メス刃など 黒=生ゴミ・残飯

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それぞれの廃棄物の処理体制。残念ながらミャンマー語(もともとミャンマー人医療関係者向けの公開なので仕方ない)

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病院運営委員会。倫理委員会・諮問委員会・感染制御委員会・学術委員会・品質管理委員会・リスクマネジメント委員会。

この組み合わせも、まあ先進国標準的水準。

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いま医療分野においても、先進国あの国この国がドドドーっとノウハウを注ぎ込んでいます。おそらくはこれも、民主化後に注入されたノウハウかと思います。

いま注目度トップのミャンマー女性はこの顔だ

いま世界中の注目をあびるミャンマー人女性は? アウンサンスーチーを別格として、「他に?」と聞かれたら、それはこの顔です。

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気が強そうな顔・・・というのは先入観なしにその通りですが、フォーブス誌の20~30代なかばで注目すべき女性(Women to watch)12人のうちのひとりに選ばれたKBZ銀行総裁(頭取?)Nang Lang Kham氏です。

フォーブス誌が発表したアジアのパワフルなビジネスウーマンというリストに見事ミャンマー女性が入ったという慶事です。

ミャンマー女性の活躍は、官公庁の局長級には多く、女医さんたちの活躍ぶりも毎回訪問のたびに目の当たりにしているところです。しかしながら、医者の世界でも役人の世界でも、最高位は男性ということが多い。なんだかガラスの天井的なものも感じられるの(感じられるじゃなくて、事実そうだとの声多し)です。アウンサンスーチー氏が世界にふりまくイメージとは必ずしも現実が一致しない。

そんな中での快挙には👏です。

ソースはフォーブス誌、これの2頁目に書いてあります

www.forbes.com

ティンジャン休みのいま、タンシュエ孫はロンジー姿でニッポン周遊中!

今日フェイスブックを見ていて飛び上がった写真。ティンジャン休みの本日4月11日、タンシュエ孫はロンジー姿で日本を歩き回り富士山を愛でています。

富士山を背景にロンジー姿で颯爽とした姿。この上質な茶ロンジーで世界中の名所・・モスクワ赤の広場やパリのトロカデロ、ウイーンの宮殿を背景にしたショットが彼の個人FBにアップされてはミャンマー庶民から膨大な「いいね」を集めています。

今年のティンジャン(水かけ祭り)休暇はといえば、いきなり初日にアップされたのがこの写真。いつもの凛々しいお姿で、富士山と桜をバックに!

 

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そして4月10日時点で「いいね」が1.5万、シェアが161件(もっと増える)。

つけられたコメントが率直に羨望のコメントがほとんど。

日本のみなさん、この顔この姿見かけたら(普段取り巻きは少なく単独行動さえ有り得ますが)超やんごとなきお方です。歓迎いたしましょう。

ソーはスこちら、タンシュエ孫のNAY SHWE THWAY AUNG氏FB

https://www.facebook.com/Chelseafc0014

FM岡山にて時々ミャンマーも語ります(フレッシュモーニングオカヤマ「勝田先生の「国境を越える」よもやま話」)

4月からFM岡山の朝番組、フレッシュモーニングオカヤマで「勝田先生の「国境をこえる」よもやま話」コーナーがスタートしました。ちょくちょくミャンマーの話題も入れ込んでゆきます。

月に1回ペース、水曜日のオンエアです。
その時々の時節にあわせた話題をお届けしてゆきます。
自分の名前が冠されたコーナーは人生初の経験です。これまでTVラジオ出演は「〇〇病の解説」の要請がほとんどでしたが、これを機会にコメントの幅を広げる修行をと考えています。

初回4月6日のOAでは、

  • 前職、外務省医務官の話
  • ミャンマーでの研究テーマ
  • 政権交代したミャンマーの話
     軍関係者の世代間意識の違い。軍医のみなさんと交流する中で出てきた意外な発言とか行動とか・・・
  • 海外旅行でおなかの危機管理(直前に岡山ー香港線が新規就航したことにひっかけ)
  • 夏フェス救護所バイトの話

という感じ。

次回は 5月11日

    6月8日

の予定です。9:30前後にはじまります。

電波が流れるのは岡山県内、76.8Hz。岡山の方、よろしければどうぞ。

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www.fm-okayama.co.jp

青い目のテレビマンがヤンゴン街角でとらえた意外なモノ

ヤンゴン駅東側、ルビーマート横の歩道橋にあがると青い目のジャーナリストがTVカメラを回していました。そのファインダーの先にあった意外なモノとは・・・

ある日、ルビーマート横の陸橋をのぼって中央駅に行こうとすると、青い目のテレビマンがカメラを構えていました。ディレクタもキャスターもADもなく単独行動でしたから、フリージャーナリストなのでしょう、多分。イベントでもなく、もちろんスーチーさん関連でもない場所で何やってるのかフシギです。で、カメラが向けられた方角に注目してみました。

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アブナイ工事現場を撮っているのでした。

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ニッポンの労働安全衛生法では考えられない光景です。

実は私は、嘱託産業医業務を2か所(理化学研究所とライオン)でやっているので、産業医の視点でコメント。職場巡視業務のなかで上記写真の状況を目にしたら、私なら報告書に以下のコメントを記載してNGにします。

1.高所作業であるにもかかわらず、ヘルメットを着用させていない。

2.高所作業であるにもかかわらず、命綱を装着させていない。足場の強度が不十分である。(安衛則518 高所で組立作業を行うときは、安全な作業床を設けるこ と。作業床を設けることが困難なときは、必ず安全帯の使 用及び防護網を設けること。)

3.足場構造物の結合部に突起物があると思われ、躓き防止に虎テープ等で注意喚起ありたい。

4.重量物落下の危険もあるところ、安全靴の着用ありたい。

よって安全配慮義務の観点から重大な問題があるので、可及的速やかに改善ありたい。

産業医報告書の限られた記入欄では上記ぐらいですが、まだまだ問題があります。

みなさまも、下記サイト参照しながらダメなところ見つけてみてください。

http://www.maff.go.jp/j/nousin/seko/anzen_sisin/pdf/date9.pdf

 

このジャーナリストが、そういうコメントをしたのかどうかは不明ですが(あるいは、NLD大勝後も変わらぬ上記状況に疑問を呈するとか、地方出稼ぎ労働者との格差問題に落とし込むとか、本国政府のODAあり方に一石を投げるとか、別の切り口もいろいろ考えられますが)、労働安全というのも、日本のODAで供与できる分野ではないかと思います。

 

ミャンマーの素朴な景品・・・に出てきたモノは?

ミャンマーの景品。ある特殊な業界内のえげつない景品は別として、庶民だれでも手に入れられる素朴な景品・・・にも、なんと現ナマが飛び出してくるというお話。

いきなり現ナマが飛び出してきた話から。
ルビーマートでお土産に買いこんだミャンマーコーヒー(粉コーヒー)。
職場の大学の事務室やら非常勤先の医局やらに、大袋をドンと置いてまわったのですが・・・ある日、大学事務職の若い子がコーヒーを飲もうと取り出したら、ジャジャーン! こんなモノが飛び出してきました。

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ニッポンの常識なら、どう考えても「食品異物混入事件」としか考えられません。腰を抜かしつつも私に届けられたブツ。

そういえば・・・と思い出して大袋を見ると、現ナマの生々しい絵が。どうやら「当たり」を引くとこの緑の袋が出てきて(大袋の外側からは見えない)、小袋を破いて初めて、いくら当たったかわかる・・・という仕掛けです。

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額そのものは200チャット。14円ほどですが、日本の景品表示法ではこういうの認められるのだろうか。

スーパーの棚や特設コーナーにもしばしば「景品」は控えめに並んでいます。

ノートブック。

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 曜日ごとにこれを飲みましょうってか? 毎ページ宣伝が入ってるのもスゴイです。

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こちらのミニカップ。形は中国茶マグカップ風ですが、サイズは高さ6cmほどのミニ版。コーヒー用にちょうど良いです。結構気に入って研究室で使っています。

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素朴でかわいいものが多く、ミャンマーのスーパーで買物するときは注意してみると思わぬものがゲットできるかもしれません。おおむね、コーヒー紅茶の大袋1~2個買うと1個もらえるパターンが多い。(他にタッパーをもらったこともあり)

シティマートでも出遭えることはありますが、(私の経験では)ルビーマートの方が遭遇確率は、はるかに高いです。

ルビーマート:さくらタワーの入口前の道路を東へ(スーレーシャングリラと反対側へ)徒歩3~5分、陸橋をくぐった所にあるショッピングセンター)

 

【追記】
これらの「誰でも手に入る素朴な景品とは別に、「ある特殊な属性の人だけ手に入るえげつない景品」が存在するのもミャンマー。こちら御覧ください↓

 

www.myanmarinfo.jp