ここのところの、北部で散っている不穏な火花にからみ、ミャンマー軍事大臣の提案、北部同盟を「テロ組織」と認定しようと国会提議。
軍大臣Lt-Gen Sein Win氏。11月にミャンマー軍との交戦になった4組織を含む連合
(Kachin Independence Army (KIA), Ta’ang National Liberation Army (TNLA), Myanmar National Democratic Alliance Army (MNDAA) and Arakan Army (AA))
をテロ組織と認定することを国会に提議。
この連合の攻撃で5000人の避難民が発生しており、今回の攻撃で公共物のみならず、非軍事施設の被害、一般市民の死傷者を出していることが理由。
ここのところの少数民族軍とミャンマー国軍との衝突で危機にさらされている和平プロセス。ここが滞ることによる二次的影響はさまざまに広がります。
現在、少数民族和解はアウンサンスーチー氏の最優先課題ですが、ここが片付けば次に保健衛生分野に本腰が入れられますし、そうでなければ遅れる。ミャンマー政府は2030年までに全ての国民が医療にアクセスできるように(これをUHC:Universal Health Coverageといいます)と目標をたてていますが、玉突き心配です。う~ん。