アラカン州といえば、注目度急上昇がアラカン軍(AA)。ベンガルの皆さんのARSAテログループは知られるものの、AAの知名度はいまひとつでした。が、警察署襲撃で存在感拡大しているわけは・・・イラワジ紙の解説。
アラカン軍(AA)の9周年記念動画。そのクオリティの高さに驚愕です。
(制服女子のお好きな方もどうぞ)
ここで注目されるのが、出てくる武器にたっぷりカネがかかっていること。M60自動小銃だ、MRADスナイパーライフルだと、タイーミャンマー国境のブラックマーケットでは相場1万ドル/丁ぐらいで取引されている高級品をバンバン打っています。
このリッチなアラカン軍、その急成長ぶりでも注目を集めています。カチン州Laizaでわずか69人の決起ではじまったアラカン軍、いまや7000人規模にふくれあがっています。
なんでこんなにリッチなの?となりますが、カチン州の独立軍(KIA)やワ軍の支援を受けつつ、国外出稼ぎアラカン人が数千チャットの義援金を送ってきたり、誕生日に4万チャット送ってきたり、麻薬密売をやってるらしかったり(2017年にアナン元国連事務総長率いる調査チームのレポートにも、AAと薬物ディーラーの関係が書かれている)、資金源は様々のようです。
2015年にミャンマー軍が空爆をおこなった際には、対空砲をプレゼントしてくれる篤志家があらわれたり・・・
そんなこんなで、前述の1丁100万円もするぴかぴかの最新銃(イスラエル軍やノルウェー軍も使っているのだとか)をバンバン打てるほか、装備もしっかり、家族の福利厚生もしっかり整っているとか。
そんなリッチなアラカン軍が、ベンガル系のみなさんのARSAテログループと提携してるかも(コンタクトしてるらしき)噂も出ている状況下、ミャンマー軍にとって難敵になりつつあるようです。
3つ巴の睨み合い、アラカン州はさらにキリングフィールド化してゆくのでしょうか。
https://www.irrawaddy.com/news/burma/analysis-arakan-army-powerful-new-threat-tatmadaw.html