ミャンマーのジカウイルス感染症(ジカ熱)第一例感染者、その後の顛末が専門サイト(ProMED)に載っています。同じ村をしらみつぶしに探したけれど感染者は見つからず、ヒトからヒトへの感染が考えらえれると。
過日、11月4日に保健スポーツ省から発表されたミャンマーのジカ第一例。最終レポートでは、その地域全体を調査した結果、さらなる症例は見つからなかったと。
したがって、ミャンマー現地で蚊によって媒介されたものではなく、ヒトーヒト感染、流行地域への旅行歴のある夫から感染したものと結論づけられています。
ジカウイルス感染症の感染は、蚊の媒介のほかに性交感染が(当初思われていたより)広範囲とわかっており、米国CDCやWHOなど足並み揃えて「流行地から帰国後8週間、症状のあった男性は6か月間の、コンドーム使用の安全な性交ないし性交しない」ことを呼び掛けています。また、例外的ではありますが、感染家族の看護による家庭内感染の一例も報告されています。
おそらくそういったパターンの感染であろうと推測、ミャンマー国内の蚊で次々・・というものではなさそうですが、ジカにせよデングにせよ蚊が運んでくる病気はスイッチが入るとあっという間に拡大します。ミャンマー滞在中はゆめゆめご注意を。