中国のサイバーポリスが人海戦術で監視していて、当局の逆鱗にふれると警察に踏み込まれるというのは有名ですが、ミャンマーでもなかなかのものがあります。
ミャンマーのマスコミには、この女性が両脇を警官に固められた姿で再々登場します。さほど極悪人のような人相でもなく、まあヤンゴンのそこここに歩いてそうな小金持ち風のご婦人。
罪状は「フェイスブックで軍を侮辱した罪」
NLD支持者だったこの女性は、フェイスブックで相当なることを書いたカドで、こういうショットを何度もメディアに晒されています。今回が8度目の公判だそうです。両脇を警官に固められ護送車に乗せられるところでTVカメラに向かって滔々と言い分を述べ立てる動画も各社からアップされています。今回は2つの罪状に問われていたうち1つは勘弁してもらえたという、ご本人にとってちょっぴり一息のニュースだったのですが。
さて本論、怖いのは、ネットであらぬ発言をして警察に両脇固められマスコミに晒されてしまうのがこのご婦人だけじゃないという事実です。
テインセイン大統領がペニスに入れ墨した画像を投稿した若い詩人
アウンサンスーチー氏の顔とヌードを合成写真しちゃったUSDPの人
左右関係なく裁判にかけられています。
日本のサイトではアップロードされているようなものも踏み込まれます。
みなさま、ご注意ください。
写真のソース
タイムラインの写真 - Eleven Media Group | Facebook
内容のソース
Court Drops 1 of 2 Defamation Charges in Suit Over Military Insult
【追記】
テインセイン大統領のペニスに入れ墨の詩人の方は、ペニス詩人(peins poet)とマスコミ命名されて晒されてます。
‘Penis Poet’ Slapped with Fresh Charges
【追記@2015.12.28】
判決は禁固6か月でした。
Chaw Sandi Tun Sentenced to Six Months in Jail over Facebook Post