ミャンマーで売られているミネラルウォーター、特に20リットルの配達版の1割は基準を満たさぬモグリの業者で下痢や寄生虫のリスクも・・・という驚愕の報告。
ミャンマーではこのところ、中小の飲料水業者がにょきにょきと増えています。その製品の一部では、明らかに味がおかしく異臭がするものも。ミャンマーの食品医薬品局(Food and Drug Adminisitration, 以下FDA)は昨年12月に21ブランドを摘発。さらに昨年初めの調査では750ブランドのうち73ブランド、すなわち10にひとつは質に問題があったり認可すらされていなかったりとお寒い現状。
最近にょきにょき出てきた新興業者は、ふつうの民家で製造していて20リットル入りが日産わずか50~100本とか。ひどいのになると、屋外で製造していて近くに牛がいたとか、ビンの洗浄が不十分だかから(前の人のが残っていて)異臭がする、とか・・・
都市住民のなかには、4ブランドを取り換えようやく満足できる(異臭も異味もしない)品質に当たったと証言する者も。
イラワジ紙が新興中小業者に突撃取材して「うちは日産50本。売ってるのはご町内だけだから、なにも心配することないよ」と謎のコメントする匿名希望業者のコメントとっています。
この種の事象は、中国でも世間を騒がす大問題になったことがあります。報道で大々的に報じられたブランドのなかには、確かに、私自身が北京在勤のあいだ飲み続けていたブランド(ネスレ)も含まれていて、時すでに遅しということもありました。
ミャンマー生活ではボトルウォーター、特に20リットルの大びんには注意すべし。1割は衛生基準を満たしていない。少しでも味がおかしいと思ったら躊躇せず、すぐに他業者に取り換えるべし。最初はそのまま飲まずに加熱して使うべし。
ソースはイラワジ紙
Myanmar Health Ministry Slaps Ban on 73 Drinking Water Brands
Burma Thirsts for Bottled Water, But Quality Leaves Bad Taste
写真は管理人撮影(記事とは直接関係ありません)