2017年の初夏は日本でヒアリ騒動が起こりました。ヒアリの脅威自体は今後も(”騒動”と認識されなくても)継続してゆきますが、ミャンマーのアリ事情は? Yellow clazy antと通称される特定外来生物のアシナガキアリがヤンゴンの日常生活エリアにふつうにいます。
以前、ヒアリと同属のSolenopsis geminata(通称 Tropical fire ant, 日本名アカカミアリ)がミャンマーで報告されていることを当サイトやヤンゴン日本人会報で紹介しました。
もうひとつ、厄介なのがYellow crazy antと通称されるAnoplolepsis gracillipes(日本名アシナガキアリ)です。攻撃性が極めて強く、昆虫や小動物など集団で襲って殺してしまう・・・というヒアリ共通の解説文がそのまま適応できます。日本では特定外来種に指定され警戒される存在。
これがその画像。私のコンパクトカメラ、学術写真など想定しない安物機種で撮っていますからピントの合方など素人ぽいのはご容赦。
ポイントは「この写真が何の努力もしないで撮れたこと」にあります。トラップを仕掛けたり、山奥に分け入ったり、昆虫学者がやるような努力は何もなし。ヤンゴンの日常空間、そこらへんにいくらでも歩き回っているやつ。ちなみに今回の捕獲場所はインヤーレイクホテル敷地の遊歩道、環状線のパラミ駅ホーム。日本でいえば帝国ホテルの中庭だとか西日暮里駅ホームだとかに相当する場所です(西日暮里に他意はありませんが、東京駅/ヤンゴン中央駅から山手線/ヤンゴン環状線を反時計回りに7駅目で共通するのが西日暮里駅/パラミ駅。大阪環状線なら今宮駅ですね)。写真判定はヒアリ警察さんに依頼
https://twitter.com/_solenopsis
アナフィラキシーショックの発症はヒアリより少な目ですが、ご注意ください。在住者のみなさんにうかがっても、アリに刺された方は結構多い印象。
カナダの愛好家がYoutubeにアップしている動画はこちら。
日本では新聞ダネになる事象がヤンゴン日常空間にふつうに転がってる・・現実がまたここにもひとつです。
アリの駆除法はこちら、私のもうひとつのブログに書いております。