ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマー総選挙、衣裳ケースと脱衣カゴ活躍し開票作業はとりあえず平穏にスタート。

私のFB、ミャンマー人友達たちのディスカッションで「さあこれから本当の敵はUSDP(与党)じゃない。選挙管理委員会だ」なんぞというのを見かけたりして気になるところではありますが、とりあえず赤組寄りメディア含め現地報道の写真を見る限り(ミャンマーメディアが大好きな”流血写真”が載ることもなく)開票作業は平穏なスタートを切っています。

ホームセンターの衣裳ケースと脱衣カゴ。そのもっとも光栄なる使われ方はこれです。
投票箱と分類ケース! (現地の邦人で”透明性の確保された投票箱”なんて言われてる方おられて座布団10枚ぐらい差し上げたくなりました)

衣裳箱に投票用紙入れるポーズとってるのはミャンマー軍トップのミンアウンフライン将軍。まあ、日本の総理大臣が投票箱でカメラに向かってまったく同じポーズとるのと同じことですね。

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投票用紙は1枚1枚、公明正大に広げてカウントされます。赤組のところにくっきり押印されたのを載せるのはメディアのいやらしいところですが、印象操作だ!と責められるほどにはメディアも受け手も成熟していないので、とりあえずこれで良いのでしょう2015年時点。

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外国からの選挙監視団は、「ミャンマーの選挙は合格点です」とコメント。

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たしかに、このまま死人を出すことなくゆけば、私が在勤や出張した国々のなかでも明らかに上位の点数を差し上げられると思います。冒頭のFB友達コメントが何とも気になるので、もうすこしウォッチしなければなりませんが。