ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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大統領交代後、初のNSDC会合(2018.6.8)

ウィンミン大統領になって初めて、NLD政権になって以来でも2度目のNSDC(National Defense and Secirity council)会合開催。ラカイン州案件。

 

総選挙前の2014年あたりには注目を集めたこのツーショット。最近ではあまり注目も集めなくなりましたが、久々のセキュリティ会合でイラワジ紙のトップを飾りました。アウンサンスーチー氏、ミンアウンフライン将軍、ウィンミン大統領、さらに2人の副大統領など出席。

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2018.6.8に大統領官邸で開催されたセキュリティ会合はNLD政権になってからまだ2回目、ウィンミン大統領になって初めてです。話題はもちろんラカイン州案件のあれやこれや。

バングラデシュから難民帰還、調査委員会、国境警備、先般シンガポールで開催のシャングリラ対話等の覚書署名について討議。

識者コメントでは、政府と軍は両者の意見一致せずラカイン州の問題で行き詰まっているようだと。今回の会合は、政府が難民帰還について国連との覚書にサインすることを軍に知らせることも目的に開かれたようだとコメント(Executive director Ko Ye of the Tagaung Institute of Political Studies)

大統領府は5月31日に昨8月のロヒンギャ武装勢力による警察署襲撃以来一連の出来事に関する三者独立調査委員会立ち上げを宣言している。

6月8日にはUSDPにより、委員会に外国人を含めないように下院に提議し、それを議題に乗せることまで了承されているが、当初予定されていた8日の予定は前日になってキャンセルされている。

まあ、一筋縄でゆくはずもありませんが、二転三転、ウォッチしてゆきましょう。

https://www.irrawaddy.com/news/burma/govt-holds-rare-top-level-security-meeting-on-rakhine-state.html

www.irrawaddy.com

 

 

ミャンマーの街角で見かける日本と似たモノ(その2:伝説の動物は・・)

ミャンマーで見かける似たモノシリーズ、第2回は伝説の動物。

ダラ地区のマイナーな無名寺院をうろついていると遭遇したのがこの者ども。

この2匹をあわせて2で割ったら・・・

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これを連想する人も多いのでは。

無名寺院ゆえ(私も、もう一度正確にここへたどり着けと言われても自信がない)、バスが入れそうにない細い路地沿いにありましたから観光化は難しいかもしれませんが、これは日本人に受けるのではないかと思って見ていました。

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こちらも”親戚筋”ぐらいにはなるかも。(薩摩の国の駅前に鎮座)

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こちらのご尊顔も血筋が同じような・・・(尾張の国の学会会場に鎮座していた)

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民俗伝承、彼我の一般庶民は、思考回路がよく似ていて似たことを考え付くのかなあと思った参拝でした。

 

 

ミャンマーの愛すべきパチモンたち:その2

ミャンマーの愛すべきパチモン(フェイク・コピー)たち。その2は、あの人魚のマークの某珈琲チェーン。

日本ではついにスタバの無い県がなくなり、すべての都道府県に揃いましたが、ここミャンマーではようやく始まったばかり。

が、しかし、影も形もなかった頃から、そのマグカップは買えました。どこで??

正解はルビーマート! なんでもありのあのお店。赤いスタバ、2750チャット、250円ぐらい。

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ミャンマーの人びとも、進出してくる以前から噂には聞いて盛り上がっていたのでしょう。

しかしこういうのは、日本に持って帰り成田/関空の税関で見つかったらどうなるのだろう? 「ロレックスやオメガのマークが入った1000円の腕時計」と同じ運命をたどるのか。あるいは正式に見つかっても正式にお咎めなしなのか。う~ん。

【追記】
見比べ用にアップしておきます。どこがおかしいかなパチモン

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ミャンマーの愛すべきパチモンたち:その1

ミャンマーの街にあふれる愛すべきパチモンたち。こうしたコピー商品があふれるのは人気の裏返しでもあります。パチモンの溢れかえり方から、庶民の間の愛され度を見てゆきましょう。ときどき不定期にアップ。その1はポケモン編。(パチモンは関西弁でフェイク・コピー商品のこと)

こうやってぬいぐるみが山積みになると必ずのぞいているのがポケモン

ちょっとづつおかしいスノーマンやらプーさんやらと一緒に積みあげられています。

この、床に無造作に積み上げるという陳列方法が高級ショッピングセンター(これはミャンマープラザ)で展開するというのが何とも独特なものがあるのですが、そこに必ず顔を出すのがポケモンです。

でも、インパクトでは顔の上半分リラックマ、下半分豚(!?)が存在感で圧倒していますが・・・

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パチモンに、もっと気軽に会えるのがルビーマート。

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オリジナル色たっぷりになると、もう独自商品と認めてよいかも・・・

パチモン遭遇率ナンバーワンのポケモンミャンマー人のポケモン愛はかくの如し。

二極化著しいヤンゴンの安全衛生水準、現場はこんなに違う

ヤンゴンの工事現場、安全衛生水準が悲惨な状態であることを、以前、労働衛生コンサルタント国家試験の勉強にかこつけてアップしました。それは過去記事を見ていただくとして、一方で、日本の現場と比べてもそう悪くはないよねという場面も、極めて少数ながら目撃することができます。現場の安全衛生水準は極端に二極化しているという現実。

まずは、ボージョーアウンサン通りのあの現場。そのド真ん前の中級ホテルが(研究費予算ではスーレーシャングリラには泊まれない教授の)常宿ですので、毎回至近距離から見ることができます。この現場、2017年までは平凡なミャンマーの現場だったのですが、2018年にはいってメキメキ変わってきました。

 

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 現場。ヘルメットをかぶったりかぶらなかったりバラバラ・・・という状況からは卒業できています。通路、立入禁止区域の設定も出来ているようですね。

 

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この現場、2017年2月までの状況は、あまたあるミャンマーの現場と大差ありませんでした。あやしげな足場と動かない重機(夜中になると動いた)f:id:tabibito12:20171227164211j:plain

2018年にはいるとエアコン完備の立派な現場事務所が立ち、冒頭のような光景に。

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事務所の中も、日本の現場並みには整理整頓がゆきとどいているようです。

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作業員の皆さん。

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防護具は揃っています。履物もゴムサンダルじゃなくて安全靴になっている模様。

掲示類も、日本の常識と大差ないところまできていますね。

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一方で、同じ日の撮影なのにこんな現場が、おなじくボージョーアウンサン通りをほんの徒歩5分ばかりの所に存在しているのも、これまた現実。

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ほんの半年前のショット。生命帯なし、保護帽なし、裸足・・・

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ミャンマーの現場、安全衛生水準は現場によって絶望的なまでの格差というのが現実。この溝を埋めるべく、労働安全衛生法令の改善が望まれます。。。って、すでにJICA専門家あたり、動かぬカウンターパートナーの尻たたいて、って奮闘始めてるのかな。




 

 

ヤンゴン警察が公表する意味深い画像

ヤンゴン警察がFBで拡散している写真がなかなか味わい深いです。偽ウイスキーの下手人をつかまえたぜ! イエーイと晒すのですが、人権状況も透けて見えて来たりします。

なんとか豪邸の末席ぐらいになりそうな民家。空港免税店に並んでいそうなスコッチウイスキーの山を背に写っているのは悪そうなおにいさん手錠付きで。

 

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もうひとり別人。タクシー運ちゃんかな。やはり手錠姿の下手人として。ジョニ赤、シーバスリーガル、バランタインの段ボールが見えますね。

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Bottled in Scotlandと記された新品キャップの山。そうかこの写真はダブリン郊外だったのか・・・なわけないですね:笑

 

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商売道具の数々。

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ジョニ赤、ジョニ黒、ジャックダニエル・・・カラ瓶の流通アングラルートがあるのですね。

ところで、この記事を見て気が付くこと・・・

ヤンゴン警察のFB、一般人の写真はそのまま顔出しですが、犯人の写真はかならず目線が入っています。「犯罪者の人権・プライバシー」についておそらくは先進国警察のお手本に沿っているのでしょう。かつて、EU各国が支援の一環として警察官を派遣してミャンマー警察のスキルアップ支援をおこなったことがあります。前テインセイン政権で警察が学生運動弾圧したとき、そのときのポリスアカデミー写真が流出、学生を弾圧するスキルはEUが教え込んだものだった!と大変不都合なことになりました。(下記記事参照)

 

www.myanmarinfo.jp

 まあこれは何ともタイミング悪かったですが、EU諸国は学生やプロ市民のぶん殴り方だけを教えたわけではなく(笑)、正しい人権、写真のアップ仕方も教えたことでしょう。かくして、犯人は目線入り、(EUが教え漏れた?)一般市民は顔出しそのままということになっているのでしょう。こういうチグハグさもミャンマーの面白さです。


ミャンマー警察FB

https://www.facebook.com/pg/yangonpolice/photos/?ref=page_internal

 

 

ティンチョー大統領、本人姿を現さぬ突然の辞任発表に想う

今日3月21日、ティンチョー大統領が辞任したと大統領府発表。ネット内の反応は、お疲れさまでした・・・と平穏なものが多いようです。

 

イラワジ紙からの事実関係の要旨。
ティンチョー大統領の辞任が3月21日発表された。2年足らずの任期。

彼が、自分の地位からリタイアしたいから辞任した( “as he wants to retire from his duties.”)。7平日以内に後継者が発表される。当面、副大統領第一位のミンシュエ氏が職務代行。昨年から、この衰弱した要望と公式行事の欠席から、健康不安説が流れていた。

ということです。

https://www.irrawaddy.com/news/myanmar-president-u-htin-kyaw-resigns-cites-need-rest.html

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たしかに、このイラワジの写真を見るまでもなく、就任時とは明らかに異なります。しかし、なぜ唐突にいまなのか。誰の目にも明らかな痩せからは、また、国外で治療という話からは、多くの人が思いつくのは、悪性新生物(がん)系のものでしょう。が、しかし、管理人的にちょっと?なのは、それならば辞任会見だとか辞任演説だとか、カメラの前でアウンサンスーチー氏と握手ないし抱き合うだとか、民衆の前で手を振りながら去るだとか、可能なはず。でも本人の姿あらわさず突如の文字だけ発表、これ何なんだと?マーク。イラワジ紙ほかいう処の健康不安説とはまた別の、人前で話すことが困難になる急性健康問題が起こったのかなあと、政治云々は別として、純粋に人として懸念するのです。そうであってほしくないと懸念するのは、血管系のトラブル。脳血管障害や虚血性心疾患(急性心筋梗塞狭心症)。これらは余生のQOLを大きく損ないますから・・・

大統領府のフェイスブック、辞任を伝える記事のコメント欄。
google翻訳にコピペしながら、そこに出てくる要領を得ない英文と格闘するのですが、多くは「ゆっくりお休みください」「今までありがとう」系の穏やかなものが大部分です。

そのコメント群のなかで最も多くの「いいね」を集めているコメント(21日17時時点で1620いいね)、google翻訳通すと「However,Some people want the assignment position Low and not enough to separate Position and power than those who love
Much respect President outbreaks of disease ဆုတောင်းပေးပါတယ်」と、ちょっと政治的ですが、地位に汲々しないことを好感って感じですね。

https://www.facebook.com/myanmarpresidentoffice.gov.mm/photos/a.813483202032751.1073741828.813476528700085/1589814934399570/?type=3&theater

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ティンチョー - Wikipedia

ミャンマーのケンタッキー1号店の定点観測 2018年2月の現状

ミャンマーのケンタッキー1号店。ボージョーアウンサン通りに面する1号店の前はあらゆる社会的階層が通りますので、その中から店内に入ってくる人種はいかばかりか、定点観測すればミャンマー人懐具合の連続的定点観測になるのではないか・・・との仮説のもと、開店間もない頃から訪問のたびに連続アップしています。今回は2018年2月の状況。

今回目立ったのは、「店の前に店がオープンしてること」でした。

店の前のガラスのところに、ちょうど腰をおろせる段があります。青い目の観光客などがよくベンチ代わりに腰をおろしているのですが、ここが商売の場になっている。

私が窓際で人間観察しながらフライドチキンをほおばっていると、店内には入ってこれそうにない風体のおじさんがどっかと座りました。

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すると、おやおや、カバンの中身を並べ始めました。

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なおも観察していると、並べてからわずか10分後に最初のお客が寄ってきました。
結構したたかに値切り交渉をしているようです。

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そして並べてから15分後ぐらいには、もう売れて現金収入を手にしたではありませんか!

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店の前には警備員がいますが、とがめる風もなく、店の外のことはまったく無関心です。

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店内の様子です。前回、2017年9月分で報告したように、2000~3000チャット台の低価格セット路線に舵を切っていますから、ちょっとおこづかい多めの若年層が(以前から見られたけど、もう少し)増えているようです。(隣はお子様連れ)

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低価格セットではない、満腹になるセットはこんなお値段です。

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下膳台の位置、一般店員の動きなどは開店以来、まだ変化がありません。
(日本同様に、お客が下膳台にセルフサービスで片づけるようになった時が、庶民化の目安と考察しておりますが、いまだそうはなっておりません)。

ミャンマー人客が立ち去った直後はこんな様子です。

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日本人(私)がトレイを持って下膳台に向かって一歩踏み出すと、ササッと店員が寄ってきてうやうやしくトレイを受け取るのも変わらず。

2階のベランダは、暑いので人気薄です。それだけにカップルが邪魔されずに2人だけの時間を過ごせます。

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ちょっと残念なのは東側がヒンズー寺院と密着していて、ガラス掃除が不可能なこと。だから東側の窓は訪問するたびに不透明の度を増してゆきます。

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この国で「ハンドメイド」を売りにするって、ちょっとズレてるんじゃないでしょうか。おそらく米国人支社長あたりが考え付いたことでしょうが、こういう国では清潔なオートメーション工場で人の手に触れずにつくられてます・・ぐらいの方がアピールするのではと思います。

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値段表@2018.2

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2018年2月の様子、店内はやや若年層が増えたものの大差には至らず。店外、店の前は急速に庶民化。

 

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ミャンマー軍の合同演習、将軍がSNSでバンバン発信!(空)

ミャンマー軍のミンアウンフライン将軍がSNSで合同演習の風景をバンバン発信している件。今回は空軍編です。

空挺隊

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中国製 殲7。

戦闘機はもっと良いの(ミグ29)持ってるはずですが、そちらは見せてくれないか。

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地対空ミサイル

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https://twitter.com/SGMinAungHlaing

twitter.com

japanese.china.org.cn

 

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ミャンマー軍の合同演習、将軍がSNSでバンバン発信!(海)

ミャンマー軍のミンアウンフライン将軍がSNSでバンバン発信の合同演習光景。今回は海軍編です。

  

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揚陸作戦、まずは揚陸艇に乗り移ります。

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揚陸作戦、準備完了!

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揚陸開始! 艦橋のサインに注目。赤地に白で「SAFETY FIRST」と(ミャンマー語ではなく)英語でキチンと書いてあります。安全第一と呼びかけるこの先進国チックな感覚。UKあたりが軍事支援をしておるのですね。ラカイン州ベンガル人難民問題で人権畑の面々が叫んでもBBCが炎上ものともせず叫んでも、各国政府の動きが人権派みなさんが期待するレベルに至らない事情も透けています。

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突撃! お疲れさまです。

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twitter.com

 

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ミャンマー軍の合同演習、将軍がSNSでバンバン発信!(陸)

ミャンマー軍の空陸海合同演習。この国のユニークなところは、トップのミンアウンフライン将軍が個人のFBやツイッターでバンバンと発信してしまうこと。そんな写真出して良いの? 私がその場にいたらそんな写真撮れないけれど・・・といったものも、大量にアップされています。まずは陸から。

サイトは、ミャンマー軍とは書いてなくて、いずれもミンアウンフライン将軍個人名のサイトです。かいつまんでいくつか拝借。

https://www.facebook.com/seniorgeneralminaunghlaing/

www.facebook.com

https://twitter.com/SGMinAungHlaing

軍医のテント。野戦病院。医療部門にも割とこまめに足を運ぶのがミンアウンフライン将軍。ちょくちょくアップされます。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる、屋外

地対空ミサイル

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大作戦会議

自動代替テキストはありません。

 

猛スピードで有刺鉄線を破って適地侵入!

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、屋外

 ジャングルでこんなのに遭遇したらひとたまりもありません。

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将軍様将軍様でも、北の国のあのお方よりサマになっています。周囲の高位おつきの皆さんも。

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twitter.com

 

ミャンマーの街角で見かける日本と似たモノ(その1:あの大コメディアンのミニミニ版)

ミャンマーの街角で見かける、なんだか日本で見たことある者や物・・・
見かけたらアップするシリーズ。その1は、あの大コメディアン。

セントラルホテル前の路上に毎日午前中に開店する噛みたばこ屋のママさん。同伴するお子ちゃまのヘアスタイル、チョンと立っているのがポイントです。

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タナカの塗り方がとっても念入りですね。まるでテレビ局の美容師さんみたいに・・・

そう、このお方を思い出してしまうのです。

「志村けん バカ殿」の画像検索結果
時折、おかあさんの膝に乗るとちょんまげが目立ちます。

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【追記】

新型コロナ禍、まさかこのような事になってしまうとは。。。

奇しくも、管理人の出演日にこの話題にコメントするタイミングになってしまい、心よりご冥福をお祈りさせていただきました。天国から見守ってください。

 
 

本日のミンアウンフライン賓客は笹川洋平氏・中国高官

ミンアウンフライン将軍のフェイスブック不定期に流れてくる動画。本日(2018.2.13)の謁見は、中国高官と笹川陽平氏でした。

アナウンサーもササガワヨウヘイ氏の名前は読み上げますが、名前を挙げられないお付きの人々の顔を眺めていると・・・

日本の報道見たって書いてない、ミンアウンフライン将軍のFBだけが頼りの、平昌オリンピック会場を舞台の政治ショーに世界中の目が釘付けになっている裏で展開しているのはどんな話なのか・・・

中国外務省高官にすぐ続いて(将軍側のお付きの顔ぶれ、様子がまったく同じだから、ほぼ続けての謁見と思われる)の会談、なんだか意味深ですね。

 

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もうひとり、日本側で大写しになっているのがこの人物、何者だろう・・

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一瞬、この人物と誤認しかけましたが、色素斑の場所は似ているけれど、まあこれは違いますね。10歳ぐらい若くしたような・・・

 

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【追記】

2番目の人物、ご教示いただきました。

丸山大使。ミャンマー語専門家。公使から内部昇格。

 

保健スポーツ大臣の国会答弁でメンタル医療体制の不足と希望が明らかに

ミャンマー精神科医療体制。国会質疑で保健スポーツ大臣(Dr. Myint Htwe氏)の答弁から。下院での答弁です。あらためて人材不足が明らかに。

  • 質問者はTaungdwingyi Township lawmaker U Min Theinで、地方レベルの病院に精神科医を増やす気があるかと質したものに対する答弁。
  • 我が国(ミャンマー)いはうつ病の症例が多数存在する。おそらく最近になってのトレンドだと思う。あるいは以前からあったけれど最近我々が認識するようになったということかもしれない。
  • 保健スポーツ省が2016年10月にヤンゴン郊外のタウンシップで調査したところ、人口1000人あたり9人がうつ病、さらに9人が精神病(統合失調症をさすと思われる)。
  • 2017年にはヤンゴン郊外の他のタウンシップ2か所で調査、1000人あたり90人以上がなんらかのメンタル不調が見られた。タウンシップの名前は倫理的配慮からふせられた。

  • 精神科医の数は非常に限られているので、そのすべてが医療的ケアを受けられているわけではない。米国とは異なり、人々は精神障害に十分な注意を向けていない。タイでさえ、メンタルヘルス関連部署があり責任者が指定されている。
  • うつ病や他のメンタル疾患のは、しばしば自殺や心中のような罪をおかしている。(people suffering from depression and mental disorders often commit suicide or crimes including homicide)
  • うつ病の唯一の有効な治療は、専門家の診療を受けることだが、人々の知識は非常に限られており、精神科医の数は少ない。だから適切な治療を受けることは困難だ。
  • うつ病は、あらゆる年齢層、あらゆる階層にみられるとし、最近、バゴー管区での6年生の縊首の例をあげた。
  • また、精神障碍者を支援する社会機関がほとんどないことも指摘。
  • さらに募集を積極的に、精神科医を増やすよう努めると答弁。しかしながら、現状では精神科医が配置されている国立病院は51か所しかないとも(精神科病院2か所、中央レベル教育病院9か所、500床級病院9か所、200床級病院9か所、薬物依存症リハビリ病院2か所)
  • 本来の定員からすれば、上級精神科医(教授・専門医・准専門医)が133名必要なはずであるが、実際には59名しかいない。さらに、大学教員職の精神科医が111名定員なのに対しわずか23名しかいない。
  • 今後数年かけて増やしたい。この12月に専門医過程をおえた精神科医が24名おり、病院からリクルートされている。

この国のメンタル医療体制、精神科医の質は高く(問題なく、共通の常識で話が通じる)国中に2か所しかない精神科病院ではハイレベルな治療がおこなわれていながら、それを享受できる患者がほんのわずかであるというのが、毎度実感する問題点です。

しかしながら、メンタルヘルスに対する社会的関心が盛り上がりつつあるのは、希望の持てるサインです。

また、答弁に立っている保健スポーツ大臣は昨年、学会の懇親会で同じテーブルになりお話させていただきました。現状を正確に認識、何が必要なのか「わかってる人」だというのが実感で、期待しております。

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ネコのペットにご注意!

最近、日本のメディアでウルセランス感染症のコメントをしました。犬猫から感染する疾患はこれに限りませんのでご注意を。ラジオクラウドでお聴きいただけます。

福岡県で猫から感染した死亡例が発生、厚生労働省から注意喚起が出たものです。ウルセランス感染症ジフテリアに似た症状で、ミャンマーでは診断が難しいかもしれません。発生してそれが診断され公表されている先進国で、多いのは旧宗主国、英国です。飼い猫として濃厚接触する方はご注意。

こちらからお聴きいただけます。まんなかの△印をクリック

https://www.tbsradio.jp/217716

www.tbsradio.jp