ヤンゴン警察がFBで拡散している写真がなかなか味わい深いです。偽ウイスキーの下手人をつかまえたぜ! イエーイと晒すのですが、人権状況も透けて見えて来たりします。
なんとか豪邸の末席ぐらいになりそうな民家。空港免税店に並んでいそうなスコッチウイスキーの山を背に写っているのは悪そうなおにいさん手錠付きで。
もうひとり別人。タクシー運ちゃんかな。やはり手錠姿の下手人として。ジョニ赤、シーバスリーガル、バランタインの段ボールが見えますね。
Bottled in Scotlandと記された新品キャップの山。そうかこの写真はダブリン郊外だったのか・・・なわけないですね:笑
商売道具の数々。
ジョニ赤、ジョニ黒、ジャックダニエル・・・カラ瓶の流通アングラルートがあるのですね。
ところで、この記事を見て気が付くこと・・・
ヤンゴン警察のFB、一般人の写真はそのまま顔出しですが、犯人の写真はかならず目線が入っています。「犯罪者の人権・プライバシー」についておそらくは先進国警察のお手本に沿っているのでしょう。かつて、EU各国が支援の一環として警察官を派遣してミャンマー警察のスキルアップ支援をおこなったことがあります。前テインセイン政権で警察が学生運動弾圧したとき、そのときのポリスアカデミー写真が流出、学生を弾圧するスキルはEUが教え込んだものだった!と大変不都合なことになりました。(下記記事参照)
まあこれは何ともタイミング悪かったですが、EU諸国は学生やプロ市民のぶん殴り方だけを教えたわけではなく(笑)、正しい人権、写真のアップ仕方も教えたことでしょう。かくして、犯人は目線入り、(EUが教え漏れた?)一般市民は顔出しそのままということになっているのでしょう。こういうチグハグさもミャンマーの面白さです。
ミャンマー警察FB
https://www.facebook.com/pg/yangonpolice/photos/?ref=page_internal