ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマーの麻薬対策を支援する、誰でもできるコト

ミャンマー北部、少数民族地帯には悪名高き黄金の三角地帯以外にも、ヘロイン栽培地帯が様々にあります。それを禁ずるかわりに代替作物をつくらせ買い上げるというやり方がありますが、それを支援する手軽な方法。

ヘロインの原料、ケシの栽培を禁止するのと同時に、なにか別の、生計をたてる方法を提供しなければ結局またケシ栽培にせいを出してしまう・・・

というわけで、代替作物の提供が必要です。比較的有名どころでは、ソバの栽培。日本でソバを食べるときには国産にこだわらない・・ということでひょっとすると支援になるかもしれません。そばには産地はなかなか書いていないですが、もう少しわかりやすいのがミャンマー茶。

パッケージのマークに、ケシの絵とともに、そのものズバリOpium Substitutution Cropsとあります。代替作物です。このマークのミャンマー茶はまさにそのための製品。

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このお茶は、マーク無しに比べて2〜3割高かったと思います。そして、そういうものに喜んでお金を使うのはやはり先進国のガイジンだったり富裕層だったりするので、売ってる場所もシティマートには有るけれどルビーマートには置いていなかったりします。

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とはいえ、日本円換算で100〜200円ぐらいですから、日本へのお土産に大量に買ってゆき、いくぶんのウンチクとともに配るというのはグッドアイデアかもしれません。貴方もぜひ。

麻薬対策としてのケシ代替作物としては、ほかに中国が投資してゴムなどつくらせるというプログラムもあります。ただしこちらは投資したカネが農民に回らず不透明に搾取されてしまっている問題も指摘されています。

Financing Dispossession - China’s Opium Substitution Programme in Northern Burma - United Nations Drug Control

米国政府はアフガニスタンで麦やトウモロコシの種子を無料供与して支援しています。

U.S. Seeds New Crops to Supplant Afghan Poppies - WSJ