ミャンマーで2か所の総合精神科病院のひとつ、Yangon mental Health Hospital。
ヤンゴン中心部から車で丸一日かかる場所ですが、保健省の副大臣が直々に訪問した様子が精神科医たちのFBにアップされています。
訪問中、かなり好意的な発言が続き、
- 地域精神保健活動(病院から出て、学校や公民館的な施設にて出張相談や診療をおこなっている)を称賛した
- NGOとの協調促進を提言
- リハビリテーション部門の増強を提言
- 人的資源、栄養(ここの病院食は全額公費負担で患者負担なし)、医薬品費の支出を確約
したとのこと。
そして、医師たちのコメントでは”He is a very nice and gentle man.”だとか”really a a Nice Man!”というコメントが並んでいます(原文ママコピペ)
これは日々、厚労省に悩まされる我々日本の医療現場から見てなんとも羨むべく話です。診療報酬カットの話、やたら締め付ける話、書類をやたら増やしては時間を奪う話(私は勝手に”溺紙”と呼んでいる)・・・ 厚労省の役人がやってきて”He is a very nice and gentle man.”だとか”really a a Nice Man!”というコメントが出てくる現場の人はまずいません。これから右肩上がりになる国と、右肩下がりの国の違い。
いや、日本が右肩上がりの時代でさえ、当時の厚生省は本来公的に造るべき精神科病院を民間セクターに丸投げしてしまった歴史がありますから、ミャンマー保健当局の姿勢には本質的に羨むばかりです。