ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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NNAカンパサール連載 第6回(企業人の海外メンタルヘルス総仕上げ)

NNAの担当連載も最終回となりました。これまで紹介してきた、

1.海外駐在の時間は「超多忙」と「所在なき時間」の混在

2.「超多忙」は過重労働と隣り合わせ

3.「所在なき時間」に口を開けるアルコール問題

4.2~3カ月目にやってくる危機

5.欠かせない現地事情の把握と「フォローの仕組み」

をまとめています。よろしければご笑覧ください。

URLは
https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190701/topics_001/

 

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NNAカンパサール連載 第5回(海外勤務者を支える”仕組み”)

NNAカンパサールの担当連載、第五回目です。
今回は、本社側のみなさま向け。ミャンマーに社員を送りだしたら、このようなフォローを忘れずというか、忘れる忘れないにかかわらず実行できる「仕組み」にしましょうというお話です。ぜひぜひ。

URLは
https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190601/topics_001/

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https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190601/topics_001/

 

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ミャンマーの牛に炭疽菌感染症(oie)

ミャンマーの牛に炭疽菌感染症と国連OIE発表。

管理人が毎日チェックしている、国際感染症情報サイト(ProMed)には、時折、人間以外の感染症もアップされます。

もしも、ミャンマー関連でそのような情報が役立つ読者の方(農業関係、援助関係、商社、株式投資など?)がおられるようでしたら、今後も気が付いたらアップいたします。

今回は、ザガイン州の牛に炭疽菌感染症です。国連oieが注意呼びかけ。

炭疽菌感染症の解説は

http://www.kobe-med.or.jp/tarumi/s/tannso/tan.htm

診断と治療
■臨床症状
●皮膚炭疽:ニキビ様の初期病変の後、無痛性で非化膿性の悪性膿疱が出現する。所属リンパ管炎やリンパ節炎を合併する。
●腸炭疽:腸管感染では吐き気、嘔吐、腹痛、吐血、血便、腹水の貯留など、口咽頭部感染では咽頭炎、嚥下障害、   発熱、頸部のリンパ節炎が起きる。
●肺炭疽
:軽度な発熱、疲労感、倦怠感が数日続き、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱、そして胸部の軽度の疼痛が起きる。  重症では、突然の呼吸困難、チアノーゼ、昏睡を伴う失見当識が起こる。
炭疽菌髄膜炎:脳脊髄液中に菌体が現れ、意識消失が起こり死に至る。

www.promedmail.org

http://www.promedmail.org/post/6537539

 

以下、原文コピペ

Anthrax, Myanmar
----------------
Information received on 24 Jun 2019 from Dr. Ye Tun Win, Chief Veterinary Officer Director General, Livestock Breeding and Veterinary Department, Ministry of Livestock and Fisheries, Nay Pyi Taw, Myanmar

Summary
Report type: immediate notification (final report)
Date of start of the event: 9 Apr 2018
Date of confirmation of the event: 15 May 2018
Report date: 24 Jun 2019
Date submitted to OIE: 24 Jun 2019
Date event resolved: 28 Sep 2018
Reason for notification: recurrence of a listed disease
Date of previous occurrence: 2018
Manifestation of disease: clinical disease
Causal agent: _Bacillus anthracis_
Nature of diagnosis: clinical, Laboratory (basic), laboratory (advanced), necropsy
This event pertains to a defined zone within the country

New outbreaks (1)
Outbreak 1 (26708): Zee Hpyu Kone, Boke San Kone, Kanblu, Kanblu, Sagaing
Date of start of the outbreak: 9 Apr 2018
Outbreak status: resolved (28 Sep 2018)
Epidemiological unit: village
Affected animals:
Species / Susceptible / Cases / Deaths / Killed and disposed of / Slaughtered
Cattle / 115 / 7 / 7 / 0 / 0
Outbreak statistics [rates apparent, expressed as percentages]
Species / Morbidity rate / Mortality rate / Case fatality rate / Proportion susceptible animals lost*
Cattle / 6.09 / 6.09 / 100 / 6.09
*Removed from the susceptible population through death, destruction, and/or slaughter

Epidemiology:
Source of the outbreak(s) or origin of infection: Unknown or inconclusive; Contact with infected animal(s) at grazing/watering

Control measures
Measures applied: movement control inside the country; vaccination in response to the outbreak(s); surveillance outside containment and/or protection zone; surveillance within containment and/or protection zone; no treatment of affected animals
Measures to be applied: No other measures

Diagnostic test results
Laboratory name and type / Species / Test / Test date / Result
Veterinary Diagnostic Laboratory, Mandalay (National laboratory) / Cattle / bacteriological examination / 15 May 2018 / Positive

Future reporting
The event is continuing. Weekly follow-up reports will be submitted.

[The location of the outbreak in north central Myanmar close to the Irrawaddy river can be seen on the interactive map included in the OIE report at the source URL above.]

--
Communicated by:
ProMED-mail
<promed@promedmail.org>

 

ミャンマーの児童労働の実態

ミャンマーの児童労働の実態、イラワジ紙の記事保存版。

ILO発表。

5~17歳の9.3%、1割弱、113万人が労働している。616815人は危険作業。そのうち24.1%は12-14歳、74.6%が15-17歳。長時間労働

業種別では農業、製造業に多い。

 

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https://www.irrawaddy.com/news/burma/600000-children-hazardous-work-myanmar-ilo.html?fbclid=IwAR01sAWTwcDuHGOuTysVbjgSihFfzd2I5M2oUifXjuPTRbA7H1whoZ83wQw

 

怒れるお坊さんたちのデモ行進@シュエダゴン→スーレー。仏教ナショナリストは手が付けられなくなるのか否か

怒れるお坊さんたちのデモ行進。シュエダゴンからスーレーまで。ウィラトゥ師の逮捕をきっかけに、”政府による仏教の弾圧”を叫びながら・・・

 

シュエダゴンパヤーを出発した一行はスーレーパヤーまでデモ行進。仏教ナショナリストの集団で、去る5月28日に(ついにというべきか)逮捕されてしまったウィラトウ師の逮捕に抗議し、政府による弾圧を非難するもの。

ウィラトウ師という名前がピンと来なくとも、この顔だといえばわかりますね。

https://www.reuters.com/article/us-myanmar-buddhist/arrest-warrant-issued-for-myanmar-hardline-monk-wirathu-idUSKCN1SZ0FU

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教唆(sedition)の罪にとわれ、刑法124条により7~20年の禁固刑(懲役もあるのかな?)の可能性がでてきた大親分に忠誠を誓うコワモテのお坊さんたち。

イラワジ紙の取材に、このデモは無許可でやっているそうです。本来なら無許可デモは3~12カ月の禁固刑なのですが・・・

これから、ますます手がつけられなくなってゆくのか、それとも大親分の逮捕でおとなしくなってゆくのか。注目点です。

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https://www.irrawaddy.com/news/burma/yangon-nationalists-march-support-u-wirathu-oppression-buddhism.html?fbclid=IwAR1RGuPBopFw3xFG__JufrpPkpqfHGN1t_IRK7SKyw2SrGgy_XUogLBLDKg

 

nnaカンパサール連載 第4回(異文化適応過程)

nnaカンパサールの連載、第四回、異文化適応過程について書きました。

日本という環境を離れてミャンマーという異文化環境に入ったとき、誰しも戸惑いを覚えるもの。そんな中、着任数か月後にやって来るシンドイ時期、危機とは。。。

アクセスしてご覧ください。

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190501/topics_001/

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追悼:ミャンマー語の貴重な人材が・・

川崎の通り魔事件。被害者、犠牲となった方の報道を聞いて言葉につまりました。

桜上水の外務省職員。あそこには外郭団体の寮があり、管理人も外務省時代には帰国時にお世話になっていました。

そして、ミャンマー語の専門家。世間の誰も注目しなかった、いまでは想像もできない、「おっかない国」だと思われていた時代にミャンマー語を専攻して日緬関係に尽力してこられた貴重な人材が、まさかのこんな形で失われるのは慙愧に耐えません。

ご冥福を心よりお祈りします。

https://digital.asahi.com/articles/ASM5X5JTBM5XUTFK018.html?iref=comtop_rnavi_arank_nr01

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ミャンマー軍が導入するロシア製最新鋭機はこれだ!

 ミャンマー軍が新鋭機をロシアに発注、6機が製造中!と、同国訪問中のミンアウンフライン将軍会見。その新鋭機とは。

ロシアを訪問中のミンアウンフライン将軍ら、23日にイルクーツクの工場視察、新鋭機は非常に有用と会見。

スホーイSU-30SMが6機。

ミャンマー軍はすでにスホーイ29を持っており、他国からの侵略に対して防衛する能力はすでに保有しており、だから今回の導入は軍備増強になるとか。その意図は、近隣諸国に対する対空で優位に立ちたいということだと報道。

かつて、タイ軍とさやあてを演じたとき、当時最新鋭のスホーイ29をタイ側が持っていたのに対してミャンマー軍は持っていなかったと悔しい思いをした経緯があります。そんなトラウマもあるのではとイラワジ紙の見方。

しかし、この最新鋭機が、他国からの防衛ではなくて、自国民に対して(少数民族軍に対して)用いられるのではとの懸念は払しょくできていません。

ところで、先般、航空自衛隊のF35が墜落し国内報道に大きく載っていますが、ミャンマー軍機は毎年のようにバタバタと墜落しています。

イラワジ紙がすっぱ抜いているだけでも、

2014年にミグ29(マグウェイ

2016年2月にビーチクラフト(ネピトー)

2017年9月にG-4(パテイン)

2018年4月にF4(タウンジー

2018年10月に民間人巻き添えで(マグウェー)

と毎年のようにあバタバタと落ちてます。

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さて、このスホーイ30は1989年初飛行ながら、派生型がいろいろあり、最新のSM型は、インド空軍のMKIやマレーシア空軍のMKMより優位と。

ミャンマー軍はロシアにとってもお得意様にて、これまでにもスホーイ29、ミグ16、24、35、ヤク130と購入してきています。

隣国を意識し、少数民族軍にも照準を向けそうな飛び道具。さてどういう活躍をしますやら・・・

 

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スホーイ30の壁紙
http://www.1zoom.me/ja/wallpaper/554259/z523.4/2560x1440

ソース

https://www.irrawaddy.com/news/burma/russia-building-six-advanced-fighter-jets-myanmar-military.html?fbclid=IwAR0k69Ja6YDXo-05EMsBFVKMA6VxJ7yu3UsX4X3RsjqMRulwN-R56mdP3Rc

 

 

 

 

 

 

nnaカンパサール連載 第3回(海外赴任とアルコール問題)

管理人担当のNNAカンパサールの連載、第3回目が掲載されています。今回は海外駐在とアルコール問題について。いまヤンゴンやネピドーに駐在中のみなさま、お酒の量が最近増えてるみたいとか、ブレーキが効かなくなってきたかなあとか、軽くスクリーニングなどいかがでしょうか。CAGEとかHALTとか、使えるツールとして御覧ください。

 

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190401/topics_006/

http://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190401/topics_006/

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なお、この連載は、日本人駐在員に向けたものですが、ミャンマー人のアルコール問題についてはこちらで紹介しております。あわせてどうぞ。

 

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ミャンマー人が日本で働く波紋(外国人労働者問題、TBSラジオの電話出演で紹介しました。ラジオクラウド)

入管法改少々お待ち正が施行され、外国人労働者がさらに34万人日本で働くことになる(と政府の皮算用)。その中でミャンマー人もそれなりに存在感を発揮することになります。そうした外国人労働者の問題を特集したラジオ番組で発言しました。ラジオクラウドでお聴きいただけます。

人材派遣業など、ミャンマーの人々を日本国にお迎えする事業に、ヤンゴンで汗を流しておられる読者の方もおられるかと思います。そのご尽力にて日本の土を踏まれた彼らが直面する問題は・・・TBSラジオ外国人労働者問題の解説がありました。

管理人は、産業医業務の経験からの問題提起を電話出演で少々話させていただきました。ラジオクラウドから、いつでもお聴きいただけます。

https://www.tbsradio.jp/355437

HPのなかほど、△印をクリックするとお聞きいただけます。
8分30秒あたりが管理人の出番ですが、それ以外、他の先生方も非常に興味深い話をされておられます。お時間があれば最初から聴くと面白いかと思います。

外国人を扱う産業医の立場からは、健診をおこなっても外国人に対応できるノウハウが本当にない・・・というのを痛感しております。

 

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https://www.tbsradio.jp/355437

 

なお、この発言の原体験は、別ブログに書いておりますので、よろしければあわせてどうぞ。

https://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/6c77df1273a7c7896d168ce0d501040d

 

ミャンマーのケンタッキー1号店の定点観測 2019年2月の現状

2019年2月の現状、低価格路線からエキゾチック路線に舵を切っています。店外に向けて貼られたポスターは、そのポリシーをわかりやすく明らかにしてくれますが、上海セットだ東京セットだと、ミャンマー国外のエキゾチックを誘いはじめました。一方で飲み物専用カウンターや低価格メニューの掲示が姿を消しています。

ヤンゴンのボージョーアウンサン通りにあるケンタッキーフライドチキン1号店。富裕層から貧困層まで、あらゆる階層が行き交う大通りに面しているので、その中に入ってこれる階層や雰囲気を継続的定点観測すれば、変わりゆくミャンマーを掴む一助になるのでは・・・と、継続的にアップしています。

前回から今回にかけて、新しく登場したのがこれ。

スパイシーをメインにするのは「上海セット」。かつて中国勤務の経験ある管理人にいわせれば、スパイシーを前面に出したいなら上海より「四川セット」「重慶セット」だろうがと思うのですが・・・

左の、「店内をのぞき込む謎の老婆」と比べれば、この巨大さがわかります。

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ナゾの「東京セット」。画像が反射してよく見えないのですが、「カレーポテトソース」がポイントのようです。いつから日本はカレーの国になったのか。

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(上海でも東京でもない)オーソドックスなセットのお値段はこの通り。2ピース+コールスロー+ポテト+コーラで4200チャット、約300円。

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店内の様子。前回、飲み物専用カウンターが新設されていたのが、あまりに短期間で撤去されてしまいました。喫茶店的機能をもたせてお茶だけの人も・・という試みは成功しなかったようです。

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営業時間は9:00~23:00.閉店時間、ちょっと延びたかな?

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価格表。

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価格戦略は、試行錯誤で低価格メニュー路線から謎のエキゾチックメニュー路線へ転換。一方で、店内の顧客層は変わらず。低価格路線がうまく行かないらしく、営業方針は試行錯誤が続いています。一方で、店内の様子(顧客層、下膳は従業員がやる点など)は変わらないのが2019年2月の状況でした。

 

 

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nnaカンパサール連載 第2回(感染症流行のメンタル)

先月より担当させていただいております、nnaカンパサールの連載、2回目がアップされています。よろしければご笑覧ください。

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190301/topics_001/

 

今回は感染症流行のメンタル。前職、外務省医務官時代に北京でおもいきりぶち当たったSARS(重症急性呼吸器症候群。中国では非典型性肺炎を略して非典フェイディエン)パンデミックと社会混乱、そんな中で観察してまとめた心理社会的影響について。

ミャンマーでも、人間と動物(鶏・豚・牛・水牛・馬・etc・・・)が近接して住んでいる実態がありますから、人畜共通感染⇒遺伝子交雑⇒新種ウイルスの登場というストーリーは、中国南部やインドネシア程度にはリスクがあると思われます。ある日、周囲の人々がバタバタと出勤できなくなる・・なんて事態も、頭の片隅にでも想定いただければと思う次第です。

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190301/topics_001/

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ミャンマーの麻疹(はしか)、日本に持ち込まれる第三位に

日本に麻疹(はしか)が輸入されるとき、その火元はどこか。日本の国立感染症研究所が公表しているグラフ、今年に入ってミャンマーが第3位にランクインしています。

 

日本では2015年にWHOから麻疹排除認定を受けています。これは日本国内に(土着の)麻疹が存在しないことを認定されているもので、実は先進国としてはかなり遅い方ではあったのですが、ともかくも、日本に定着した麻疹はすでにありません。

したがって、日本国内の麻疹はすべてが国外からの持ち込み(日本人の海外旅行客が旅先で感染したか、外国人インバウンドが持ち込んだかは統計上区別されていない
)になります。

では、どこの国から入ってくるのか・・・グラフを御覧ください。

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伝統的に(?)日本へ麻疹を輸出する国といえばインドネシアとタイが代表的でした。しかし、2019年にはいって(右端のグラフ)絶対数が増えてグラフがぐっと高くなるとともに、その顔ぶれは フィリピン>ベトナムミャンマーとなっています。

このグラフの上では、桃色のミャンマーは2019年にはいって初めて登場しています。
昨年からヤンゴン郊外で流行した麻疹、今年の2月にはワクチン接種キャンペーンがミャンマータイムズ一面トップ記事になったりしています。

実際、トップのフィリピンでは、死亡例だけで200例超えたり、流行地では非常事態宣言が出たり、保健大臣が会見で収束を「祈っている」といかにも頼りないコメントを出してみたり・・・と珍光景が続出しています。さらに、世界に先駆けておこなわれたデング熱ワクチンの治験が失敗したことが尾を引きフィリピン人の親たちにワクチン敬遠ムードが広がり(まったく関係のない)麻疹ワクチン接種率に影を落としたということもありました。

こうしたフィリピンの珍光景に比べればミャンマーではまだ比較的落ち着いており、医師たちと話した感覚でもフィリピンよりは状況は良いようです。

とはいえ、これからミャンマー渡航される方は、麻疹を含んだワクチンを2回接種しているかどうか、確認の上、まだであればぜひ接種を完成していただきたいと思います。

 

 

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ヤンゴン一般庶民の医療を現地人目線で突撃体験!

ヤンゴン・ジェネラルホスピタル救急部門。ヤンゴンの一般庶民でごった返し、富裕層や外国人は決して行きたくない場所ですが、交通事故など、ある限られた状況では”意思に反して”連れてこられることもあります。その中はどうなっているのか。ここをミャンマー「庶民目線」で受診してみたらどんな感じだろうか・・・と体当たり経験レポート。

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滞在中、朝起きたら軽く下痢症状。発熱なく、局所痛がなく、その他渡航医学的におさえておくべきポイントは該当無く、とりあえずオオゴトにはならなさそうと見通せる状況。多分昨晩の食べ過ぎだろう、感染症状はなさそうだし、薬局に行ってあれとこれを買って・・・とやるべきことはわかるのですが、たまたまその日はスケジュールに大いに余裕あり。「そうだ、一般人モードでヤンゴン総合病院に突撃体験だ!」と思い立ちました。

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ヤンゴン一般庶民でごった返すこの病院、在留邦人のみなさんは決して行きたくない場所でしょう(注:交通事故では、法令上は緩和されたとはいえ、いまでも実質的にはここに運ばれてしまうということはありますが、自分の意思で行く人はいないでしょう)。現地の邦人みなさんと話せば、尾ひれがつきまくった噂や都市伝説いろいろと。いわく「手術室に〇〇が入ってきた」「〇〇が飛んでいた」などなど。

いくらそれは何でも・・とおもいつつ、実際に「ヤンゴン庶民目線で」確かめてみることにしました。すなわち、ヤンゴンで付き合ってる医者連中には一切黙って(JICA病院と通称される、ODAで建てた新館ではなく、コロニアル様式レンガ造りの、庶民でごった返す旧い方へ)単身乗り込みます。自分が医者であることはおくびにも出さない(専門的な言葉を発さない)。

朝イチのアポ終わらせてからその足で11:00am着。まず行くべきはtriage(トリアージ)と書かれたカウンター。ここで重症/軽症振り分けて優先順位がつけられます。

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軽症は軽症者待合室で待たされるようですが、なんらかの外国人配慮があったのか、11:30頃には経過観察室へご案内。入口におおきな「撮影禁止!」ポスターがあります(こんな大きなポスターをあちこち貼らなければならないのは、そういう事する人が後を絶たないのかなあ・・・ビクトリア病院やパラミ病院など富裕層向け病院では見かけなかったから、患者層で常識が違うのかなあ・・・)

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世界中の富裕層向け病院ではごく一般的な「診療費の支払い能力の査定」は無しにすぐ相手してもらえるのは日本と同じ感覚です(ここで威力発揮の海外旅行傷害保険証は出番なし)。

シーツの無いベッドが17個ならぶ大部屋。七転八倒してる人もぐったりしてる人も吐いてる人もそうでもない人もいます。この日は咳をしている人がいなかったので、この空間にいても飛沫感染・飛沫核感染をもらっちゃうリスクは低いと判断、じっくり腰をすえて観察することにします。でもベッド間にカーテンがありませんから、プライバシーの話だけじゃなくて、呼吸器感染症が流行ったらリスク上がるでしょう。

目立つのは私以外の受診者には必ず付添人が1~数人(最多で6人)付いてることでした。プロセスは心電図⇒病歴聴取⇒血糖値⇒採血(血液一般、血沈、CRP、)⇒結果が出るまで2時間待ち⇒結果説明。発熱をともなわない旅行者下痢症の診断にはちょっと大げさではないかと思いますが、そんな事は言わないでおとなしく従います。

20台とおぼしき若手女医さんが既往歴や生活歴、薬剤歴など、基本をきちんとおさえた質問をテキパキと英語で聞いてきます。流れ作業式に17のベッドをどんどんまわってゆきます。医師の目から見たらとても好印象です(医療者に愛想を求める人には不興かもしれませんが)。

こちらから申告したのは「今朝から下痢っぽいの2回、発熱はしていないと思う」とありのままを。生活歴職業歴は、医師であることは言わないで、しかし、ひとつ嘘をつくと次々、どこかの国のどこかの役所の統計セクションみたくなってしまうので「大学の教師、ミャンマーに研究の仕事で来ている」とだけ、ありのままを。「それは政府の派遣か?」とは想定外の質問でしたが「政府の研究費もらってるけど私立大学の仕事」とありのままを(政府派遣なら扱いが違うのかなあ・・謎)。

書類はトリアージのカウンターで申告したことの書類、カルテ最初の頁、検査伝票。日本ではヤンゴン総合病院クラス相当なら電子カルテのはずですが、中小病院ならこれで標準的(なんてこと書いたら早速明日からでも売り込む会社出て来るかな:笑) 

医師は3人でてきぱき動き、椅子に座るひまもありません。が、検査結果2時間待ちの間に顔ぶれが入れ替わったから、dutyの時間はきちんと決まっていて、労務管理は日本のふつうクラスの病院よりしっかりしているかもしれません。

最後に驚愕のひとこと。「No pay, emergency no pay」。なんと、救急部門の診察と検査はすべて無料なのでした。

一般庶民向けではあっても、ここは決して救貧施設ではありませんから、ちょっとびっくりしました。

そして、カルテは原本をそのままもらえます。日本では、カルテ本体は病院に保存し、医事訴訟などが起こったときには医療者の身を守る証拠となりますが、この国ではそのようなことは起こらないということでしょうか。ここも驚。

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このカルテには処方箋も含まれています。これをもって街の薬局に向かいます。

処方されたのはこれ。

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BIOFLORというのはイースト菌系整腸剤。日本の病院でも発熱をともなわない軽症下痢にはビオフェルミンを出したりしますから、似た感覚です。手前の袋はORS経口輸液、日本ではOS-1に相当するものです。この処方には何ら違和感はありません

薬品は自己負担。この処方で10000チャット強、800円ぐらいでした。

 

結論:

1.富裕層向け医療機関が次々に出来るヤンゴンであえてここに行く必要はない。

2.しかし不本意にここに連れてこられてしまっても、即、絶望することでもない。

3.若い世代の医者は、好印象と見た。基本はおさえている。ちゃんと勉強してる。

4.ダメなところは、経過観察室のベッド間にカーテンが無いこと。プライバシーゼロ。呼吸器感染が流行ったら要注意(自分がかかるのでなくても、ミャンマー人スタッフの見舞いや付添いでも)。ベッドにシーツはかかっていない。

5.さすがに都市伝説みたく、動物が入ってきたりはしないが、蚊は飛んでいる。

6.救急部門に限っては、診察料と検査料は無料。

7.軽い下痢の場合、診察は基本おさえたキチンとしたものだった。検査はちょっと大げさ、過剰な感も(日本なら公的保険で削られてしまう)。処方は妥当。

8.付添人についてきてもらうのが原則。

 

ミャンマーの愛すべきパチモンたち:その5 置時計・掛時計は変わらずやりたい放題

ミャンマーの愛すべきパチモンシリーズ。腕時計はここのところ急速に商標管理がすすみ、なんちゃってロレックスの類は姿を消し、ひとりダニエルウエリントン「だけ」がやられ放題と紹介しました。今回は打って変わって置時計・掛け時計のやりたい放題状態紹介。

フェイク商品が急速に消えた腕時計。では置時計・掛時計はとなると・・・

プーさんの所属先って、かなり商標登録が厳しいので有名じゃなかったっけ。。。

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キティちゃんの事務所も、結構厳格なはずだったけれど・・・

上の段のキティさん(外枠まで!)と、下の段のキティちゃんは明らかに違いますから、複数のメーカーから好き放題されているようです。

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腕時計の観察では、かつて(管理人の知る限り2012年時点)はロレックスにオメガ、何でもござれ状態でしたが、その後の発展とともに高級ショッピングセンターがにょきにょき建ち、ロレックスやオメガや・・・のホンモノが売られるようになると急速にパチモンは勢力を縮小、定点観測ポイントのルビーマートでは見られなくなってきました。おそらく、本社から商標管理の専門スタッフがヤンゴンの主要ポイントを見てまわりそれなりのアプローチをとっているのだと思われますが、それに至っていないものはまだまだ・・ということなのでしょう。

 

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