ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマーの抗議行動(CDM)の中身

私のヤンゴン現地の友人たち、なかでVPNでFBアクセス可能なものものが「現実を世界に伝えてくれ!」とFBで送ってきます。MRTVなど主要メディアは軍におさえられているそうです。ですので、いくつかコピペしつつ紹介。

 

格闘家(ボクサー)たちが立ち上がっているそうです。

 

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仮装行列みたいなデモも

 

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医療従事者たち Hlain health dept.

この抵抗運動(CDM)は、これらの組織にも参加を呼び掛けています。
(グーグル翻訳をコピペ。原文はミャンマー語

DICAも応じちゃったら、日本企業にも影響甚大

CDM is asking for your participation
There are five main offices in Rangoon.
- Baho bank
- DICA Investment Commission Office
- Revenue Office
- Development Office
- The court
If it stopped, they would all stop.
Please share more without sharing !!!

 

パラ三病院。

ストライキで使えない国立病院に代わって、無料で医療提供するそうです。

そのズーム会議。

 

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ミャンマー軍の「クーデター」には新型コロナも1枚影響か? アウンサンスーチー氏に懸念されるシナリオ

ミャンマーの軍によるアウンサンスーチー氏拘束と全権掌握案件、メディアに「クーデター」と報じられているものについて。昨日からTV(MBS「ミント!」)や神戸新聞で解説をおこなっているところですが、こちらでも医学分野からの分析を記しておきます。コロナ流行による国際往来抑制が「民主主義のお得感」を低下させていること、御年85歳になられるアウンサンスーチー氏の体調懸念と「外れてほしいシナリオ」。

1.新型コロナと今回の件

ミャンマービジネスにかかわる方々は(そうじゃなくても)ご承知のように、新型コロナ禍のなかで国際往来は大幅に抑制されています。先般の総選挙を経ての感染者増加もあり(総選挙の投票日11月8日は米大統領選と5日しか違わない。すなわちほぼ同時期に選挙戦の3密状態が発生していた)、たとえば日本政府は(変異株問題で閉じるよりずっと以前の10月30日に)レベル引き上げをおこなったりしています。

 これまで軍部が比較的おとなしく、アウンサンスーチー氏を立ててNLDのみなさんの活躍を眺めていた背景に、2011年の民主化以来の西側諸国からの投資ブームでどんどん経済が潤いつつある状況がありました。すなわち「民主主義はお得なのだ」と。ところが昨年来のコロナ禍でビジネス往来が滞るなかで「民主主義のお得感」が低下していたことが、歯止めが効かなくなった要因のひとつと分析しています。あとは、すでにさんざん報じられているような、選挙不正の主張(米国の議事堂で起こったことを見れば、これがいかに人々の感情にエネルギーを注ぐか明らか)だとか、ベンガル系の方々をめぐるあれやこれやだとか、は勿論。

 

もうひとつ、ミャンマーの人権に関して、これまで「うるさ方」として機能してきた欧米諸国が、いまコロナでミャンマーどころではないという事情もありましょう。かつてミャンマー制裁のボス役だったUSAは、つい先日まで独裁系の外国元首とウマがあうトランプ氏で、バイデン政権はその立て直しで精いっぱい(米国民は青組も赤組もミャンマーなんか無関心)。欧州がコロナで引っ張りまわされている状況もまだまだ続く。

 

2.アウンサンスーチー氏の健康状態で管理人が懸念すること。

これまで度重なるアウンサンスーチー氏の軟禁から、おそらく軍部は「直接手荒なこと」はやらないだろうとは予測できます。実際管理人も昨日のTVで「彼女はケガさせられることなくいつかは出てこられるだろう」と発言しました。

しかし、管理人が懸念しているのは「外傷」よりも「疾病」です。軍部が手をあげなくても(身体的暴力を振るわなくても)万一の事態が起こる可能性。かつて平成の軍事政権下で度重なる軟禁をうけていたときは44歳~65歳でした。しかし現在は御年75歳(6月19日をもって76歳)、後期高齢者す。軍部がかつてと同じ感覚で、身体的暴力をともなわない軟禁ならと考えていたら、違う展開もあり得るでしょう。

かの国の国民食ミャンマーカレーを筆頭に、ピーナツ油を使った高脂肪食を摂取してきた血管に何らかのトラブルが起きたら(かの国には症状無き生活習慣病を管理してゆくという発想は乏しい)、一連の出来事で発生したであろう三密状況で側近や自身の感染可能性、そして、軍部のみなさんが何~も考えていなかったら、軟禁されている間に不幸な転帰を辿ってしまったら、一般国民には軍部が手をあげたと映り沸騰してしまう→スーレーパゴダ周辺が怒れる民衆で溢れかえるというのが、管理人にとって「外れて欲しい予測」ということになります。

当管理人は、いまはコロナ対応でなかなかミャンマーに赴く時間(プラス前後の検疫期間)もとれませんが、ヤンゴンでお世話になったみなさんのストレスレベル上昇に懸念をしつつ思いを馳せてゆきたいと思います。

↓ ヤンゴンでの調査盛り込んだ、昨年の出版物です。よろしければ。

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www.anzen.mofa.go.jp

ミャンマーでツーリングは地雷でドッカーン覚悟で

ご遺体の画像を載せるのが大好きなミャンマーメディア。最近ではアラカン州で起こっている新たなあれやこれやですが、珍しくも「ドイツ人」がアップ。ツーリングを楽しんでいたら地雷を踏んでドッカーン! という悲劇。ミャンマーの田舎でツーリングはやめておいた方が良いという教訓。

現場はシャン州北部のHsipaw Townshipで、Pan Nyaung Village and Kun Hauk Villageの間の悪路に難渋するなかで、地雷を踏んでしまい一瞬であの世に。そしてイラワジ紙の一面に、ウェブ版で世界に発信されてしまったのでした。

現場からは地元ボランティアが25km離れた病院まで搬送しましたが、その証言によれば、現場で即死だったとか。

一緒に旅をしていたアルゼンチン人女性はあまりの悪路にバイクを降りて後をついて歩いていた結果、命をとりとめましたが入院中。

ミャンマーの田舎をバイクで走り回る・・楽しそうな感じもしますが、それはやめておいた方がよい、という教訓でした。合掌。

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ミャンマーのケンタッキー1号店の定点観測 2019年9月の現状

ミャンマーのケンタッキー・フライド・チキンの定点観測。2019年9月の現状は、ちょっと縮小傾向が気になる結果になりました。メニューの縮小。スタッフの縮小。

アウンサン通りのケンタッキー・フライド・チキン ミャンマー1号店。店に入って気になったのが、メニューが明らかにシンプルになっていることで、いくつかのパターンのセット群と、パーティー持ち帰り用のバレル。

ちょっとショックなのは、コールスローが消滅したこと。”ミャンマー腹”になっていない(腸内細菌叢が日本モードのままの)、日本から来たばかりの人がミャンマーで比較的安心して食べられる生野菜のひとつがケンタッキーのコーススローだっただけに、事実上、ケンタッキーで野菜が食べられなくなったのは痛いところです。

セットの価格はこの通り。4200チャットは日本円換算で300円強。

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スタッフも明らかに減少。

開店当時に、ちょっと華やかな服を着てドア横に立っていたスペシャルお姉さんは数年前には姿を消していますが、ドアを開閉しながら入れる人を選別?してたガードマンも消滅。時間によってはドアが大きく開放されたままの光景さえ目にしました(時間帯により異なる)。

しかしそれでも、店内の客層は依然として、開店当初から変わっていません。ヘルメットをかぶった人の姿も目に付きますが、清潔なワイシャツを着ていたりします。道向かいの工事現場からですが、作業員というより、監督かその上のレベルの人みたいです。

一食にこの値段が払えない人は、自分から入ってこない。ガードマンを立たせて入口で追い返すという作業をまったく必要としない(ここらへん、穏やかな国民性ゆえでしょう。国によっては、選別を続けないと、物乞いがいっぱい入って来て店内客につきまとうはず)

通りに面した窓には人が座れる程度の窓枠があり、ここに「一食に4200チャットを払えない人々」が溜まっています。すっと物乞いが寄ってきてお釣りを期待されるという事はありますが(私を含め、いくらかあげる人は結構いますが)、その数は少ないです。今回驚いたのは、このスペースで食べものの販売(!)をやってる逞しいおばちゃんを目にしたことで、試しに買ってきたら500チャット。店内でフライドチキンを食べるのの8分の1の”庶民価格”でした。

この画像は「1食4200チャット払える階層と500チャットで終わる階層」を1枚におさめた決定的瞬間。店内でいちゃつくカップルと、店内に入ってこれない貧しい老人と孫。これが2019年もミャンマーの現実です。

 

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これも定点観測点の「食べ終わったものを、セルフサービスで片づけるか否か」は変化なし。片づけ台は依然として(入口側ではなく)店の奥にあり、食べ終わったのを持って立ち上がれば、おにいさんがすっと近づいて受け取ってゆきます。ほとんどの(見た範囲では全ての)客は、テーブルに当たり前のように放置して立ち去ります。

なお、今回、ふと思いだし、スマホの「ケンタッキーフライドチキンアプリ」を立ち上げました。GPSで付近の店舗を教えてくれる検索機能は、この店を教えてくれるだろうかと思いきや・・・表示されたのは「至近の店舗は石垣店、ここから3029km」だそうです(笑) どうやらこのアプリ、日本を出たら役に立たないという事だけはわかりましたが、それにしても馬鹿正直だなあ(笑)

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 まとめ:

1.ミャンマーのケンタッキー1号店、メニューも店内スタッフも縮小傾向でちょっと心配。

2.出入口のドアに立つガードマンは消滅したが、店内に入って来る層は変わっていない(ケンタッキーを食べる余裕のない人は、自主規制して入ってこない)。しかし店の前、窓枠は入ってこれない人が溜まるばかりか、簡易食べ物屋を開店する者までいる。ガラス1枚隔てて、階級社会がはっきり可視化されている。

3.スマホのケンタッキーアプリは日本を一歩出ると役立たない。しかし馬鹿正直なので、ちょっと笑える情報を提示してくれる。

 

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ミャンマーの街角で見かける日本と似たモノ(その4:サクラタワーの近くで令和おじさんのお店!)

サクラタワーから徒歩3分の「令和おじさんのお店!」 数年前から目をつけてたのですが、ついに実行しましたワンショット!

サクラタワーから東へ、映画館を過ぎて黄色いスポーツ店のすぐ向こうあたり。
官房長官”か、ちょっと似た雰囲気の妹さんのどちらかが店に出ています。

帽子・サンダル・シャツなどなど、写真にの右下あたりに小さなショーケースがあって、1000円以内ぐらいの安い腕時計も売っています。かつてはオメガやロレックスマーク(笑)もありましたが、ルビーマートからパチモン(フェイク)ウォッチが姿を消したのと同時期にこちらもパチモンはいなくなりましたが、おもちゃ感覚で楽しい物が買えます。

 

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googleマップではこのとおり☆印の場所ですが、目印になるのとは別のスポーツ店だけ載ってたりしてちょっとわかりにくいので、私の下手な手書きも参照ください。 

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隣の黄色いスポーツ店(ミャンマー代表グッズ)やルビーマートともども、ちょっとユニークなお土産発掘にどうぞ。

 

【追記 2020.9.14】

この記事を書いてから、くしくもちょうど1年後の9月14日、このおじさんとちょっと似た偉い人が、総理大臣になることが確定しました。このときは予想だにしなかったことです。おめでとうございます!

この1年のあいだ、新型コロナ対策ではスタジオにていくばくかの議論をさせていただいたり、ほんわか親近感を感じる方でもあります。

 

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前任者は奥様がミャンマーに強い思いをもっていらっしゃいましたが、今後はどうなるか。新宰相にも、ぜひともミャンマーへの思いを期待したいところです。だって、兄弟がいるのですから(笑)

 

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すぐ近くです。いっしょにどうぞ。

 

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http://www.myanmarinfo.jp/entry/2017/03/24/235428

 

 

 

 

サッカー日本代表戦の会場で想う

2019年9月10日。サッカー日本代表戦のスタジアムにて。結果は2-0でなんとか日本側が逃げ切り勝利(と表現する位、意外にも接戦)でした。現場で見たあれやこれや。

ラッキーにもヤンゴン滞在中に、日本代表U23ヤンゴンにやって来るという僥倖に恵まれスタジアムへ。試合そのものは、順当に(誰もが予想するとおりに)日本側の勝利ではありますが、たしかに日本側のペースで試合はすすめど、惜しい処でゴールをそれる事が、特に後半、続きました。ミャンマーの雨季、この日も直前まで大雨だったグランドのコンディションはアウェー感たっぷりで思うに任せないのでしょう。

チケットは5000チャット、3000チャット、2000チャット。つまりざっくり200円から400円ぐらいということで、夢の安さ(?)です。日本人会も入手に一役、感謝感謝です。

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日本側応援席を端から撮ってもこれだけ。あと全部真っ赤なユニフォームのミャンマー側。応援してる人観察してると、なんとなく「ミャンマー在留邦人のみなさん」と「わざわざこれだけのために日本からミャンマーまでやってきたみなさん」がわかります。

わざわざ日本からミャンマーにやってきたみなさん=ドラムやら「全身大のサイン入り日の丸」やらハンドマイクやら持込み、統制のとれた声援をおくる。手にしたグッズには、「選手の個人名」が書いてある。

ミャンマー在住のみなさん=サンダル、ゴムぞうりを履いている(←おそらく最精密な鑑別点ではないか)。ロンジーをはいてた人も目撃した。

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スポンサーはほぼすべて日本側一色。

一番大きな、赤地に「Myanmar」の文字が、実はこれ日本企業のPRってわかるかわからないかも、日本からやってきた人とヤンゴン在住の人との鑑別点になるかも。お子様が「Myanmar」と書いた風船もって応援してますが、これ非国民だと思う人は日本から来た人、キから始まる日本の会社だとわかる人はヤンゴン在住の人。

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観客席の整理は、ミャンマー的おおらかさ。「チケット持ってるか持ってないか」と「日本人かそうでないか」が区別のすべてだったような。5000チャットの券か3000チャットの券かはまったく関係なかったような(笑)

日本命な日本語ペラペラミャンマー人も、日本側応援席には日本人と一緒でなければ入れてくれないらしく、一緒に入ってというリクエストしてくる人も。amazonで激安で買える日の丸小旗もいっぱい持ってたので差し上げて、警備員突破の支援(笑)。

日本側の一応勝利を見て帰路は、これは他国ではなかなか見られない光景。現地のファンたちが、「日本人、自撮り一緒に撮って!」と求めてくるというのが何人も。隣国はおろか、欧米中東どこ行ってもそんな事はないでしょう。使命をはたしたamazonの(赤丸サイズがちょっとあやしい)激安日の丸小旗も差し上げたら、ずうっと頭上で振り回しながら嬉しそうに歩いてゆくのが視界から消えるまで目撃できました。この国での日本のイメージをあらためて再認識でした。

 

NNAカンパサール連載 第6回(企業人の海外メンタルヘルス総仕上げ)

NNAの担当連載も最終回となりました。これまで紹介してきた、

1.海外駐在の時間は「超多忙」と「所在なき時間」の混在

2.「超多忙」は過重労働と隣り合わせ

3.「所在なき時間」に口を開けるアルコール問題

4.2~3カ月目にやってくる危機

5.欠かせない現地事情の把握と「フォローの仕組み」

をまとめています。よろしければご笑覧ください。

URLは
https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190701/topics_001/

 

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NNAカンパサール連載 第5回(海外勤務者を支える”仕組み”)

NNAカンパサールの担当連載、第五回目です。
今回は、本社側のみなさま向け。ミャンマーに社員を送りだしたら、このようなフォローを忘れずというか、忘れる忘れないにかかわらず実行できる「仕組み」にしましょうというお話です。ぜひぜひ。

URLは
https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190601/topics_001/

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ミャンマーの牛に炭疽菌感染症(oie)

ミャンマーの牛に炭疽菌感染症と国連OIE発表。

管理人が毎日チェックしている、国際感染症情報サイト(ProMed)には、時折、人間以外の感染症もアップされます。

もしも、ミャンマー関連でそのような情報が役立つ読者の方(農業関係、援助関係、商社、株式投資など?)がおられるようでしたら、今後も気が付いたらアップいたします。

今回は、ザガイン州の牛に炭疽菌感染症です。国連oieが注意呼びかけ。

炭疽菌感染症の解説は

http://www.kobe-med.or.jp/tarumi/s/tannso/tan.htm

診断と治療
■臨床症状
●皮膚炭疽:ニキビ様の初期病変の後、無痛性で非化膿性の悪性膿疱が出現する。所属リンパ管炎やリンパ節炎を合併する。
●腸炭疽:腸管感染では吐き気、嘔吐、腹痛、吐血、血便、腹水の貯留など、口咽頭部感染では咽頭炎、嚥下障害、   発熱、頸部のリンパ節炎が起きる。
●肺炭疽
:軽度な発熱、疲労感、倦怠感が数日続き、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱、そして胸部の軽度の疼痛が起きる。  重症では、突然の呼吸困難、チアノーゼ、昏睡を伴う失見当識が起こる。
炭疽菌髄膜炎:脳脊髄液中に菌体が現れ、意識消失が起こり死に至る。

www.promedmail.org

http://www.promedmail.org/post/6537539

 

以下、原文コピペ

Anthrax, Myanmar
----------------
Information received on 24 Jun 2019 from Dr. Ye Tun Win, Chief Veterinary Officer Director General, Livestock Breeding and Veterinary Department, Ministry of Livestock and Fisheries, Nay Pyi Taw, Myanmar

Summary
Report type: immediate notification (final report)
Date of start of the event: 9 Apr 2018
Date of confirmation of the event: 15 May 2018
Report date: 24 Jun 2019
Date submitted to OIE: 24 Jun 2019
Date event resolved: 28 Sep 2018
Reason for notification: recurrence of a listed disease
Date of previous occurrence: 2018
Manifestation of disease: clinical disease
Causal agent: _Bacillus anthracis_
Nature of diagnosis: clinical, Laboratory (basic), laboratory (advanced), necropsy
This event pertains to a defined zone within the country

New outbreaks (1)
Outbreak 1 (26708): Zee Hpyu Kone, Boke San Kone, Kanblu, Kanblu, Sagaing
Date of start of the outbreak: 9 Apr 2018
Outbreak status: resolved (28 Sep 2018)
Epidemiological unit: village
Affected animals:
Species / Susceptible / Cases / Deaths / Killed and disposed of / Slaughtered
Cattle / 115 / 7 / 7 / 0 / 0
Outbreak statistics [rates apparent, expressed as percentages]
Species / Morbidity rate / Mortality rate / Case fatality rate / Proportion susceptible animals lost*
Cattle / 6.09 / 6.09 / 100 / 6.09
*Removed from the susceptible population through death, destruction, and/or slaughter

Epidemiology:
Source of the outbreak(s) or origin of infection: Unknown or inconclusive; Contact with infected animal(s) at grazing/watering

Control measures
Measures applied: movement control inside the country; vaccination in response to the outbreak(s); surveillance outside containment and/or protection zone; surveillance within containment and/or protection zone; no treatment of affected animals
Measures to be applied: No other measures

Diagnostic test results
Laboratory name and type / Species / Test / Test date / Result
Veterinary Diagnostic Laboratory, Mandalay (National laboratory) / Cattle / bacteriological examination / 15 May 2018 / Positive

Future reporting
The event is continuing. Weekly follow-up reports will be submitted.

[The location of the outbreak in north central Myanmar close to the Irrawaddy river can be seen on the interactive map included in the OIE report at the source URL above.]

--
Communicated by:
ProMED-mail
<promed@promedmail.org>

 

ミャンマーの児童労働の実態

ミャンマーの児童労働の実態、イラワジ紙の記事保存版。

ILO発表。

5~17歳の9.3%、1割弱、113万人が労働している。616815人は危険作業。そのうち24.1%は12-14歳、74.6%が15-17歳。長時間労働

業種別では農業、製造業に多い。

 

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https://www.irrawaddy.com/news/burma/600000-children-hazardous-work-myanmar-ilo.html?fbclid=IwAR01sAWTwcDuHGOuTysVbjgSihFfzd2I5M2oUifXjuPTRbA7H1whoZ83wQw

 

怒れるお坊さんたちのデモ行進@シュエダゴン→スーレー。仏教ナショナリストは手が付けられなくなるのか否か

怒れるお坊さんたちのデモ行進。シュエダゴンからスーレーまで。ウィラトゥ師の逮捕をきっかけに、”政府による仏教の弾圧”を叫びながら・・・

 

シュエダゴンパヤーを出発した一行はスーレーパヤーまでデモ行進。仏教ナショナリストの集団で、去る5月28日に(ついにというべきか)逮捕されてしまったウィラトウ師の逮捕に抗議し、政府による弾圧を非難するもの。

ウィラトウ師という名前がピンと来なくとも、この顔だといえばわかりますね。

https://www.reuters.com/article/us-myanmar-buddhist/arrest-warrant-issued-for-myanmar-hardline-monk-wirathu-idUSKCN1SZ0FU

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教唆(sedition)の罪にとわれ、刑法124条により7~20年の禁固刑(懲役もあるのかな?)の可能性がでてきた大親分に忠誠を誓うコワモテのお坊さんたち。

イラワジ紙の取材に、このデモは無許可でやっているそうです。本来なら無許可デモは3~12カ月の禁固刑なのですが・・・

これから、ますます手がつけられなくなってゆくのか、それとも大親分の逮捕でおとなしくなってゆくのか。注目点です。

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https://www.irrawaddy.com/news/burma/yangon-nationalists-march-support-u-wirathu-oppression-buddhism.html?fbclid=IwAR1RGuPBopFw3xFG__JufrpPkpqfHGN1t_IRK7SKyw2SrGgy_XUogLBLDKg

 

nnaカンパサール連載 第4回(異文化適応過程)

nnaカンパサールの連載、第四回、異文化適応過程について書きました。

日本という環境を離れてミャンマーという異文化環境に入ったとき、誰しも戸惑いを覚えるもの。そんな中、着任数か月後にやって来るシンドイ時期、危機とは。。。

アクセスしてご覧ください。

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190501/topics_001/

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追悼:ミャンマー語の貴重な人材が・・

川崎の通り魔事件。被害者、犠牲となった方の報道を聞いて言葉につまりました。

桜上水の外務省職員。あそこには外郭団体の寮があり、管理人も外務省時代には帰国時にお世話になっていました。

そして、ミャンマー語の専門家。世間の誰も注目しなかった、いまでは想像もできない、「おっかない国」だと思われていた時代にミャンマー語を専攻して日緬関係に尽力してこられた貴重な人材が、まさかのこんな形で失われるのは慙愧に耐えません。

ご冥福を心よりお祈りします。

https://digital.asahi.com/articles/ASM5X5JTBM5XUTFK018.html?iref=comtop_rnavi_arank_nr01

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ミャンマー軍が導入するロシア製最新鋭機はこれだ!

 ミャンマー軍が新鋭機をロシアに発注、6機が製造中!と、同国訪問中のミンアウンフライン将軍会見。その新鋭機とは。

ロシアを訪問中のミンアウンフライン将軍ら、23日にイルクーツクの工場視察、新鋭機は非常に有用と会見。

スホーイSU-30SMが6機。

ミャンマー軍はすでにスホーイ29を持っており、他国からの侵略に対して防衛する能力はすでに保有しており、だから今回の導入は軍備増強になるとか。その意図は、近隣諸国に対する対空で優位に立ちたいということだと報道。

かつて、タイ軍とさやあてを演じたとき、当時最新鋭のスホーイ29をタイ側が持っていたのに対してミャンマー軍は持っていなかったと悔しい思いをした経緯があります。そんなトラウマもあるのではとイラワジ紙の見方。

しかし、この最新鋭機が、他国からの防衛ではなくて、自国民に対して(少数民族軍に対して)用いられるのではとの懸念は払しょくできていません。

ところで、先般、航空自衛隊のF35が墜落し国内報道に大きく載っていますが、ミャンマー軍機は毎年のようにバタバタと墜落しています。

イラワジ紙がすっぱ抜いているだけでも、

2014年にミグ29(マグウェイ

2016年2月にビーチクラフト(ネピトー)

2017年9月にG-4(パテイン)

2018年4月にF4(タウンジー

2018年10月に民間人巻き添えで(マグウェー)

と毎年のようにあバタバタと落ちてます。

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さて、このスホーイ30は1989年初飛行ながら、派生型がいろいろあり、最新のSM型は、インド空軍のMKIやマレーシア空軍のMKMより優位と。

ミャンマー軍はロシアにとってもお得意様にて、これまでにもスホーイ29、ミグ16、24、35、ヤク130と購入してきています。

隣国を意識し、少数民族軍にも照準を向けそうな飛び道具。さてどういう活躍をしますやら・・・

 

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スホーイ30の壁紙
http://www.1zoom.me/ja/wallpaper/554259/z523.4/2560x1440

ソース

https://www.irrawaddy.com/news/burma/russia-building-six-advanced-fighter-jets-myanmar-military.html?fbclid=IwAR0k69Ja6YDXo-05EMsBFVKMA6VxJ7yu3UsX4X3RsjqMRulwN-R56mdP3Rc

 

 

 

 

 

 

nnaカンパサール連載 第3回(海外赴任とアルコール問題)

管理人担当のNNAカンパサールの連載、第3回目が掲載されています。今回は海外駐在とアルコール問題について。いまヤンゴンやネピドーに駐在中のみなさま、お酒の量が最近増えてるみたいとか、ブレーキが効かなくなってきたかなあとか、軽くスクリーニングなどいかがでしょうか。CAGEとかHALTとか、使えるツールとして御覧ください。

 

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190401/topics_006/

http://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190401/topics_006/

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なお、この連載は、日本人駐在員に向けたものですが、ミャンマー人のアルコール問題についてはこちらで紹介しております。あわせてどうぞ。

 

www.myanmarinfo.jp