ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマー軍が導入するロシア製最新鋭機はこれだ!

 ミャンマー軍が新鋭機をロシアに発注、6機が製造中!と、同国訪問中のミンアウンフライン将軍会見。その新鋭機とは。

ロシアを訪問中のミンアウンフライン将軍ら、23日にイルクーツクの工場視察、新鋭機は非常に有用と会見。

スホーイSU-30SMが6機。

ミャンマー軍はすでにスホーイ29を持っており、他国からの侵略に対して防衛する能力はすでに保有しており、だから今回の導入は軍備増強になるとか。その意図は、近隣諸国に対する対空で優位に立ちたいということだと報道。

かつて、タイ軍とさやあてを演じたとき、当時最新鋭のスホーイ29をタイ側が持っていたのに対してミャンマー軍は持っていなかったと悔しい思いをした経緯があります。そんなトラウマもあるのではとイラワジ紙の見方。

しかし、この最新鋭機が、他国からの防衛ではなくて、自国民に対して(少数民族軍に対して)用いられるのではとの懸念は払しょくできていません。

ところで、先般、航空自衛隊のF35が墜落し国内報道に大きく載っていますが、ミャンマー軍機は毎年のようにバタバタと墜落しています。

イラワジ紙がすっぱ抜いているだけでも、

2014年にミグ29(マグウェイ

2016年2月にビーチクラフト(ネピトー)

2017年9月にG-4(パテイン)

2018年4月にF4(タウンジー

2018年10月に民間人巻き添えで(マグウェー)

と毎年のようにあバタバタと落ちてます。

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さて、このスホーイ30は1989年初飛行ながら、派生型がいろいろあり、最新のSM型は、インド空軍のMKIやマレーシア空軍のMKMより優位と。

ミャンマー軍はロシアにとってもお得意様にて、これまでにもスホーイ29、ミグ16、24、35、ヤク130と購入してきています。

隣国を意識し、少数民族軍にも照準を向けそうな飛び道具。さてどういう活躍をしますやら・・・

 

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スホーイ30の壁紙
http://www.1zoom.me/ja/wallpaper/554259/z523.4/2560x1440

ソース

https://www.irrawaddy.com/news/burma/russia-building-six-advanced-fighter-jets-myanmar-military.html?fbclid=IwAR0k69Ja6YDXo-05EMsBFVKMA6VxJ7yu3UsX4X3RsjqMRulwN-R56mdP3Rc

 

 

 

 

 

 

nnaカンパサール連載 第3回(海外赴任とアルコール問題)

管理人担当のNNAカンパサールの連載、第3回目が掲載されています。今回は海外駐在とアルコール問題について。いまヤンゴンやネピドーに駐在中のみなさま、お酒の量が最近増えてるみたいとか、ブレーキが効かなくなってきたかなあとか、軽くスクリーニングなどいかがでしょうか。CAGEとかHALTとか、使えるツールとして御覧ください。

 

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190401/topics_006/

http://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190401/topics_006/

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なお、この連載は、日本人駐在員に向けたものですが、ミャンマー人のアルコール問題についてはこちらで紹介しております。あわせてどうぞ。

 

www.myanmarinfo.jp

 

 

ミャンマー人が日本で働く波紋(外国人労働者問題、TBSラジオの電話出演で紹介しました。ラジオクラウド)

入管法改少々お待ち正が施行され、外国人労働者がさらに34万人日本で働くことになる(と政府の皮算用)。その中でミャンマー人もそれなりに存在感を発揮することになります。そうした外国人労働者の問題を特集したラジオ番組で発言しました。ラジオクラウドでお聴きいただけます。

人材派遣業など、ミャンマーの人々を日本国にお迎えする事業に、ヤンゴンで汗を流しておられる読者の方もおられるかと思います。そのご尽力にて日本の土を踏まれた彼らが直面する問題は・・・TBSラジオ外国人労働者問題の解説がありました。

管理人は、産業医業務の経験からの問題提起を電話出演で少々話させていただきました。ラジオクラウドから、いつでもお聴きいただけます。

https://www.tbsradio.jp/355437

HPのなかほど、△印をクリックするとお聞きいただけます。
8分30秒あたりが管理人の出番ですが、それ以外、他の先生方も非常に興味深い話をされておられます。お時間があれば最初から聴くと面白いかと思います。

外国人を扱う産業医の立場からは、健診をおこなっても外国人に対応できるノウハウが本当にない・・・というのを痛感しております。

 

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https://www.tbsradio.jp/355437

 

なお、この発言の原体験は、別ブログに書いておりますので、よろしければあわせてどうぞ。

https://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/6c77df1273a7c7896d168ce0d501040d

 

ミャンマーのケンタッキー1号店の定点観測 2019年2月の現状

2019年2月の現状、低価格路線からエキゾチック路線に舵を切っています。店外に向けて貼られたポスターは、そのポリシーをわかりやすく明らかにしてくれますが、上海セットだ東京セットだと、ミャンマー国外のエキゾチックを誘いはじめました。一方で飲み物専用カウンターや低価格メニューの掲示が姿を消しています。

ヤンゴンのボージョーアウンサン通りにあるケンタッキーフライドチキン1号店。富裕層から貧困層まで、あらゆる階層が行き交う大通りに面しているので、その中に入ってこれる階層や雰囲気を継続的定点観測すれば、変わりゆくミャンマーを掴む一助になるのでは・・・と、継続的にアップしています。

前回から今回にかけて、新しく登場したのがこれ。

スパイシーをメインにするのは「上海セット」。かつて中国勤務の経験ある管理人にいわせれば、スパイシーを前面に出したいなら上海より「四川セット」「重慶セット」だろうがと思うのですが・・・

左の、「店内をのぞき込む謎の老婆」と比べれば、この巨大さがわかります。

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ナゾの「東京セット」。画像が反射してよく見えないのですが、「カレーポテトソース」がポイントのようです。いつから日本はカレーの国になったのか。

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(上海でも東京でもない)オーソドックスなセットのお値段はこの通り。2ピース+コールスロー+ポテト+コーラで4200チャット、約300円。

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店内の様子。前回、飲み物専用カウンターが新設されていたのが、あまりに短期間で撤去されてしまいました。喫茶店的機能をもたせてお茶だけの人も・・という試みは成功しなかったようです。

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営業時間は9:00~23:00.閉店時間、ちょっと延びたかな?

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価格表。

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価格戦略は、試行錯誤で低価格メニュー路線から謎のエキゾチックメニュー路線へ転換。一方で、店内の顧客層は変わらず。低価格路線がうまく行かないらしく、営業方針は試行錯誤が続いています。一方で、店内の様子(顧客層、下膳は従業員がやる点など)は変わらないのが2019年2月の状況でした。

 

 

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nnaカンパサール連載 第2回(感染症流行のメンタル)

先月より担当させていただいております、nnaカンパサールの連載、2回目がアップされています。よろしければご笑覧ください。

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190301/topics_001/

 

今回は感染症流行のメンタル。前職、外務省医務官時代に北京でおもいきりぶち当たったSARS(重症急性呼吸器症候群。中国では非典型性肺炎を略して非典フェイディエン)パンデミックと社会混乱、そんな中で観察してまとめた心理社会的影響について。

ミャンマーでも、人間と動物(鶏・豚・牛・水牛・馬・etc・・・)が近接して住んでいる実態がありますから、人畜共通感染⇒遺伝子交雑⇒新種ウイルスの登場というストーリーは、中国南部やインドネシア程度にはリスクがあると思われます。ある日、周囲の人々がバタバタと出勤できなくなる・・なんて事態も、頭の片隅にでも想定いただければと思う次第です。

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190301/topics_001/

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ミャンマーの麻疹(はしか)、日本に持ち込まれる第三位に

日本に麻疹(はしか)が輸入されるとき、その火元はどこか。日本の国立感染症研究所が公表しているグラフ、今年に入ってミャンマーが第3位にランクインしています。

 

日本では2015年にWHOから麻疹排除認定を受けています。これは日本国内に(土着の)麻疹が存在しないことを認定されているもので、実は先進国としてはかなり遅い方ではあったのですが、ともかくも、日本に定着した麻疹はすでにありません。

したがって、日本国内の麻疹はすべてが国外からの持ち込み(日本人の海外旅行客が旅先で感染したか、外国人インバウンドが持ち込んだかは統計上区別されていない
)になります。

では、どこの国から入ってくるのか・・・グラフを御覧ください。

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伝統的に(?)日本へ麻疹を輸出する国といえばインドネシアとタイが代表的でした。しかし、2019年にはいって(右端のグラフ)絶対数が増えてグラフがぐっと高くなるとともに、その顔ぶれは フィリピン>ベトナムミャンマーとなっています。

このグラフの上では、桃色のミャンマーは2019年にはいって初めて登場しています。
昨年からヤンゴン郊外で流行した麻疹、今年の2月にはワクチン接種キャンペーンがミャンマータイムズ一面トップ記事になったりしています。

実際、トップのフィリピンでは、死亡例だけで200例超えたり、流行地では非常事態宣言が出たり、保健大臣が会見で収束を「祈っている」といかにも頼りないコメントを出してみたり・・・と珍光景が続出しています。さらに、世界に先駆けておこなわれたデング熱ワクチンの治験が失敗したことが尾を引きフィリピン人の親たちにワクチン敬遠ムードが広がり(まったく関係のない)麻疹ワクチン接種率に影を落としたということもありました。

こうしたフィリピンの珍光景に比べればミャンマーではまだ比較的落ち着いており、医師たちと話した感覚でもフィリピンよりは状況は良いようです。

とはいえ、これからミャンマー渡航される方は、麻疹を含んだワクチンを2回接種しているかどうか、確認の上、まだであればぜひ接種を完成していただきたいと思います。

 

 

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ヤンゴン一般庶民の医療を現地人目線で突撃体験!

ヤンゴン・ジェネラルホスピタル救急部門。ヤンゴンの一般庶民でごった返し、富裕層や外国人は決して行きたくない場所ですが、交通事故など、ある限られた状況では”意思に反して”連れてこられることもあります。その中はどうなっているのか。ここをミャンマー「庶民目線」で受診してみたらどんな感じだろうか・・・と体当たり経験レポート。

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滞在中、朝起きたら軽く下痢症状。発熱なく、局所痛がなく、その他渡航医学的におさえておくべきポイントは該当無く、とりあえずオオゴトにはならなさそうと見通せる状況。多分昨晩の食べ過ぎだろう、感染症状はなさそうだし、薬局に行ってあれとこれを買って・・・とやるべきことはわかるのですが、たまたまその日はスケジュールに大いに余裕あり。「そうだ、一般人モードでヤンゴン総合病院に突撃体験だ!」と思い立ちました。

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ヤンゴン一般庶民でごった返すこの病院、在留邦人のみなさんは決して行きたくない場所でしょう(注:交通事故では、法令上は緩和されたとはいえ、いまでも実質的にはここに運ばれてしまうということはありますが、自分の意思で行く人はいないでしょう)。現地の邦人みなさんと話せば、尾ひれがつきまくった噂や都市伝説いろいろと。いわく「手術室に〇〇が入ってきた」「〇〇が飛んでいた」などなど。

いくらそれは何でも・・とおもいつつ、実際に「ヤンゴン庶民目線で」確かめてみることにしました。すなわち、ヤンゴンで付き合ってる医者連中には一切黙って(JICA病院と通称される、ODAで建てた新館ではなく、コロニアル様式レンガ造りの、庶民でごった返す旧い方へ)単身乗り込みます。自分が医者であることはおくびにも出さない(専門的な言葉を発さない)。

朝イチのアポ終わらせてからその足で11:00am着。まず行くべきはtriage(トリアージ)と書かれたカウンター。ここで重症/軽症振り分けて優先順位がつけられます。

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軽症は軽症者待合室で待たされるようですが、なんらかの外国人配慮があったのか、11:30頃には経過観察室へご案内。入口におおきな「撮影禁止!」ポスターがあります(こんな大きなポスターをあちこち貼らなければならないのは、そういう事する人が後を絶たないのかなあ・・・ビクトリア病院やパラミ病院など富裕層向け病院では見かけなかったから、患者層で常識が違うのかなあ・・・)

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世界中の富裕層向け病院ではごく一般的な「診療費の支払い能力の査定」は無しにすぐ相手してもらえるのは日本と同じ感覚です(ここで威力発揮の海外旅行傷害保険証は出番なし)。

シーツの無いベッドが17個ならぶ大部屋。七転八倒してる人もぐったりしてる人も吐いてる人もそうでもない人もいます。この日は咳をしている人がいなかったので、この空間にいても飛沫感染・飛沫核感染をもらっちゃうリスクは低いと判断、じっくり腰をすえて観察することにします。でもベッド間にカーテンがありませんから、プライバシーの話だけじゃなくて、呼吸器感染症が流行ったらリスク上がるでしょう。

目立つのは私以外の受診者には必ず付添人が1~数人(最多で6人)付いてることでした。プロセスは心電図⇒病歴聴取⇒血糖値⇒採血(血液一般、血沈、CRP、)⇒結果が出るまで2時間待ち⇒結果説明。発熱をともなわない旅行者下痢症の診断にはちょっと大げさではないかと思いますが、そんな事は言わないでおとなしく従います。

20台とおぼしき若手女医さんが既往歴や生活歴、薬剤歴など、基本をきちんとおさえた質問をテキパキと英語で聞いてきます。流れ作業式に17のベッドをどんどんまわってゆきます。医師の目から見たらとても好印象です(医療者に愛想を求める人には不興かもしれませんが)。

こちらから申告したのは「今朝から下痢っぽいの2回、発熱はしていないと思う」とありのままを。生活歴職業歴は、医師であることは言わないで、しかし、ひとつ嘘をつくと次々、どこかの国のどこかの役所の統計セクションみたくなってしまうので「大学の教師、ミャンマーに研究の仕事で来ている」とだけ、ありのままを。「それは政府の派遣か?」とは想定外の質問でしたが「政府の研究費もらってるけど私立大学の仕事」とありのままを(政府派遣なら扱いが違うのかなあ・・謎)。

書類はトリアージのカウンターで申告したことの書類、カルテ最初の頁、検査伝票。日本ではヤンゴン総合病院クラス相当なら電子カルテのはずですが、中小病院ならこれで標準的(なんてこと書いたら早速明日からでも売り込む会社出て来るかな:笑) 

医師は3人でてきぱき動き、椅子に座るひまもありません。が、検査結果2時間待ちの間に顔ぶれが入れ替わったから、dutyの時間はきちんと決まっていて、労務管理は日本のふつうクラスの病院よりしっかりしているかもしれません。

最後に驚愕のひとこと。「No pay, emergency no pay」。なんと、救急部門の診察と検査はすべて無料なのでした。

一般庶民向けではあっても、ここは決して救貧施設ではありませんから、ちょっとびっくりしました。

そして、カルテは原本をそのままもらえます。日本では、カルテ本体は病院に保存し、医事訴訟などが起こったときには医療者の身を守る証拠となりますが、この国ではそのようなことは起こらないということでしょうか。ここも驚。

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このカルテには処方箋も含まれています。これをもって街の薬局に向かいます。

処方されたのはこれ。

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BIOFLORというのはイースト菌系整腸剤。日本の病院でも発熱をともなわない軽症下痢にはビオフェルミンを出したりしますから、似た感覚です。手前の袋はORS経口輸液、日本ではOS-1に相当するものです。この処方には何ら違和感はありません

薬品は自己負担。この処方で10000チャット強、800円ぐらいでした。

 

結論:

1.富裕層向け医療機関が次々に出来るヤンゴンであえてここに行く必要はない。

2.しかし不本意にここに連れてこられてしまっても、即、絶望することでもない。

3.若い世代の医者は、好印象と見た。基本はおさえている。ちゃんと勉強してる。

4.ダメなところは、経過観察室のベッド間にカーテンが無いこと。プライバシーゼロ。呼吸器感染が流行ったら要注意(自分がかかるのでなくても、ミャンマー人スタッフの見舞いや付添いでも)。ベッドにシーツはかかっていない。

5.さすがに都市伝説みたく、動物が入ってきたりはしないが、蚊は飛んでいる。

6.救急部門に限っては、診察料と検査料は無料。

7.軽い下痢の場合、診察は基本おさえたキチンとしたものだった。検査はちょっと大げさ、過剰な感も(日本なら公的保険で削られてしまう)。処方は妥当。

8.付添人についてきてもらうのが原則。

 

ミャンマーの愛すべきパチモンたち:その5 置時計・掛時計は変わらずやりたい放題

ミャンマーの愛すべきパチモンシリーズ。腕時計はここのところ急速に商標管理がすすみ、なんちゃってロレックスの類は姿を消し、ひとりダニエルウエリントン「だけ」がやられ放題と紹介しました。今回は打って変わって置時計・掛け時計のやりたい放題状態紹介。

フェイク商品が急速に消えた腕時計。では置時計・掛時計はとなると・・・

プーさんの所属先って、かなり商標登録が厳しいので有名じゃなかったっけ。。。

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キティちゃんの事務所も、結構厳格なはずだったけれど・・・

上の段のキティさん(外枠まで!)と、下の段のキティちゃんは明らかに違いますから、複数のメーカーから好き放題されているようです。

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腕時計の観察では、かつて(管理人の知る限り2012年時点)はロレックスにオメガ、何でもござれ状態でしたが、その後の発展とともに高級ショッピングセンターがにょきにょき建ち、ロレックスやオメガや・・・のホンモノが売られるようになると急速にパチモンは勢力を縮小、定点観測ポイントのルビーマートでは見られなくなってきました。おそらく、本社から商標管理の専門スタッフがヤンゴンの主要ポイントを見てまわりそれなりのアプローチをとっているのだと思われますが、それに至っていないものはまだまだ・・ということなのでしょう。

 

www.myanmarinfo.jp

 

nnaで連載始めました

アジア駐在のお馴染み、共同通信系メディアのnna。nnaカンパサールからご依頼いただきまして、連載を始めました。ネットでご覧いただけますので、ご笑覧ください。

月1回ベースです。ミャンマー駐在にもお役に立てれば幸いです。

第一回目

https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/190201/topics_001/

www.nna.jp

nnaカンパサールのURLはこちらです。

次回以降、こちらからクリックください。

https://www.nna.jp/nnakanpasar/

www.nna.jp

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パヤーの修繕現場。日本の労働安全衛生法ならアウトなのだけど・・・

金色に輝くミャンマーのパヤー(パゴタ)。いかにも維持に手がかかりそうなものですが、その修繕工事の現場は労災と隣り合わせの実態。

お目当てのパヤーに出かけたら足場に覆われた工事中状態でがっかりした・・・という方もおられるかと思いますが、そんな工事中状態をじっくり眺めてみました。

遠くから見ると、美しい金色が見られず一見ガッカリ光景ですが、でも、この足場も精巧で美しいのではないか。そんな思いもあり近づいてみることにしました。

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足場の隙間からお揃いの真っ赤な作業着の職人さんの姿が見えます。

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しかし、勝手に職人さんの処には行けません。

出入口は1か所に絞られ、ガードマンが目を光らせて部外者をシャットアウト!

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職人さんたちを良く見ると、安全帯(命綱)もしていないではありませんか!

これは日本の労働安全衛生法ならNGで、使用者は安全配慮義務違反に問われます。労基署が入ってきたら、こってり絞られるところですが、、、

ちなみに日本では、ハーネス型の安全帯が必要。

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ところで、この足場の材質は? 体重かかって大丈夫なの?とは外部者の素朴な疑問ですが、、、

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なんだかとっても年季が入ってますね。あちこちのパヤーで長年使いまわされてるんだろうなあという感じ。

もうひとつ、作業員のみなさんがお揃いのロンジーをはいてるように見えてハラハラしたのですが(まあ、日本でも僧衣を着て運転したら違反切符を切られかかって、全国の僧侶がツイッターで僧衣着用の激しいパフォーマンスを披露したなんて騒動もありましたから、ロンジーで工事しても悪くはないのかもしれませんが)、休憩場所に行ってみたら、ロンジーではなくズボンであることが分かりました。

 

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職人さんたちの顔を見ると、若年層中心の理想的な人口ピラミッドのこの国にしては、中年以上の姿が目立ちます

どうやら、パヤーの修繕にあたるのは、通常の建設労働者とは一線を画したベテラン層でかためているようです。ベテランプロ集団が年季のはいった資材を使って職人技を発揮してゆく・・というのが実態。

でもやっぱり、安全帯なしであんな高い処で作業するのはハラハラするよなあと。経済発展とともに、そうした国際的常識も入ってこれば良いのだがと思いました。

サクラタワーの斜め前の現場のように、日本の労基署が入ってきても文句のつけようが無さそうな現場、日本のゼネコンのノウハウがたっぷり注入された工事現場も出てきていますから、そういった安全衛生のノウハウが、こうしたパヤーにもトリクルダウンしてゆけが、本当に良いのですが・・・

 




 

 

 

アラカン軍の存在感が急拡大したワケ

ラカン州といえば、注目度急上昇がアラカン軍(AA)。ベンガルの皆さんのARSAテログループは知られるものの、AAの知名度はいまひとつでした。が、警察署襲撃で存在感拡大しているわけは・・・イラワジ紙の解説。

 アラカン軍(AA)の9周年記念動画。そのクオリティの高さに驚愕です。
(制服女子のお好きな方もどうぞ)

www.youtube.com

ここで注目されるのが、出てくる武器にたっぷりカネがかかっていること。M60自動小銃だ、MRADスナイパーライフルだと、タイーミャンマー国境のブラックマーケットでは相場1万ドル/丁ぐらいで取引されている高級品をバンバン打っています。

このリッチなアラカン軍、その急成長ぶりでも注目を集めています。カチン州Laizaでわずか69人の決起ではじまったアラカン軍、いまや7000人規模にふくれあがっています。

なんでこんなにリッチなの?となりますが、カチン州の独立軍(KIA)やワ軍の支援を受けつつ、国外出稼ぎアラカン人が数千チャットの義援金を送ってきたり、誕生日に4万チャット送ってきたり、麻薬密売をやってるらしかったり(2017年にアナン元国連事務総長率いる調査チームのレポートにも、AAと薬物ディーラーの関係が書かれている)、資金源は様々のようです。

2015年にミャンマー軍が空爆をおこなった際には、対空砲をプレゼントしてくれる篤志家があらわれたり・・・

そんなこんなで、前述の1丁100万円もするぴかぴかの最新銃(イスラエル軍ノルウェー軍も使っているのだとか)をバンバン打てるほか、装備もしっかり、家族の福利厚生もしっかり整っているとか。

そんなリッチなアラカン軍が、ベンガル系のみなさんのARSAテログループと提携してるかも(コンタクトしてるらしき)噂も出ている状況下、ミャンマー軍にとって難敵になりつつあるようです。

3つ巴の睨み合い、アラカン州はさらにキリングフィールド化してゆくのでしょうか。 

 

https://www.irrawaddy.com/news/burma/analysis-arakan-army-powerful-new-threat-tatmadaw.html

www.irrawaddy.com

1年で103人も亡くなってしまう死のハイウェイ、それでも少し改善(ヤンゴンーマンダレー線)

ヤンゴンーネピトーーマンダレー線のハイウェイ。ネピトーに用があるけれど飛行機がとれなくてやむなくここを走ったことがあるという方は少なからずおられるかと思います。ここが死のハイウェーであることはそれなりに知られていますが、それでも若干の改善にはあるという話。

2018年1年間でヤンゴンーネピトーマンダレー線で亡くなった人は103人! 交通事故が473件でケガ人は873人。毎日約3名づつ死ぬかケガしているかという計算です。

ちなみにヤンゴンマンダレー線は記事によれば400マイルとのことですからイコール640km、東京ー神戸よりちょっと長い程度です。距離も性格もよく似ている東名+名神両高速道路の死亡事故件数を足し算すると、2017年で3件、2016年で4件という数字ですから↓

https://www.pref.aichi.jp/police/koutsu/kousoku/documents/29kousoku.pdf#search='%E6%9D%B1%E5%90%8D%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%81%93%E8%B7%AF+%E4%BA%8B%E6%95%85%E6%95%B0'

ヤンゴンマンダレー線ではゼロがふたつばかり多いということになります。

しかしそれでも、2017年に比べて改善傾向にあります。2017年は死亡116例、負傷者863例、件数555件でした。

若干なりとも改善した理由が「交通取り締まりの導入」。スピード違反には5万チャット(約4000円)、シートベルト不着用には3万チャット(約2000円

https://www.irrawaddy.com/news/road-toll-death-highway-drops-2018.html

台中盤)と、それなりに抑止力もありそうな罰金額です。

また、この道路自体、”名ばかり高速道路”で、舗装や標識を改良しなければならないとの声もあり。

ビジネスでこの道を通らねばならないみなさま、旅行で高速バス利用のみなさま、ここを利用せざるをえない皆様におかれては、シートベルトくれぐれもお忘れなく!

 

しかしこのワンディングぶり、ミャンマー国鉄の線路もかくやという状況で大変ですね。

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www.irrawaddy.com

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます

 

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光陰矢の如し、2012年にはじまった私のミャンマー通いも7年目に入ります。

この7年間、想定どおりのすさまじい変化を目にすることが出来ました。主として医学界(精神医学界・軍医学界)の交わりでは、ユワタジの精神科病院は外国人禁のベールに包まれた世界でしたが今やYBMのバス路線図に明示されるまでになり、おなじく謎の存在だった精神医学会はついに国際学会まで主催(!)し世界各国から発表がおこなわれるところまで急成長しました。そして邦人のみなさまのストレス環境も刻刻と変化してまいりました。

新年も定期的な訪問調査、また、本来の研究テーマとは異なる場所でミャンマー庶民の定点観測をする楽しみ・・・私的には、ケンタッキー・フライド・チキン1号店とルビーマートがお気に入りの観測地点です・・・も続けてゆきたいと思います。

当サイトも引き続き、非公式な発表の場としてお楽しみいただければ幸いです。

新年もよろしくお願いいたします。

   2019年元旦

                 勝田吉彰

ミャンマーのケンタッキー1号店の定点観測 2018年10月の現状

ミャンマーケンタッキーフライドチキン。その1号店開店以来の、店の中を定点観測してゆけばミャンマーの発展度合いとの相関が観察されるのではないか。そのような仮説のもと、約半年ごとに店内外の画像とともに考察するシリーズ、2018年10月版。前回2月からの目立つ変化は、スムージーのブースが新設されたことです。一方で客層は前回の変化からは目立つものなく店員の応対も同様。

ヤンゴンのケンタッキー、この1号店はボージョーアウンサン通りに面し、店の前はリッチマン・中産階級・一般庶民・物乞いとあらゆる経済的階層が通りますので、店に入って来れる階層を見ればある程度の変化がつかめます(対して2号店以下は高級ショッピングセンターやら空港やら、前を通る人びとの社会的階層が限られるのでずっと同じ)。

今回目を引いたのがこのカウンターの新設。スムージーと飲料が提供されます。飲料は通常のカウンターでも提供されますから、わざわざこれが新設されたのは「飲料だけ注文して喫茶店的な使い方をする人」を増やそうという意図でしょう。2017年9月頃から目立った、低額セット導入による客単価低下⇒間口の拡大と同じ方向性です。f:id:tabibito12:20181029212450j:plain

店内の客層は大きな変化なく。中の上以上が保たれています。

 

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店の外は富裕層から物乞いまで。店に入れない層がウインドウの段差のところで日がな一日座っているのも変わらず。

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プライスタグも変化なく。

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ミャンマーのネット事情。LTEとWifiの速度差が世界でもトップレベルに躍り出た

ヤンゴン空港に降り立つと「4G」の巨大な看板。まだ4Gが始まったばかりで珍しいのかここでは・・・なんて思ってると、意外な事実が。

 

netgeekで流れてた「もはやWi-FiはキャリアのLTE電波網よりも通信スピードが遅いことが浮き彫りに」 という記事。文字通り、WifiLTE(モバイル回線)が追い抜いてるという話なのですが、各国比較のグラフを見てホーと。

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 いまやモバイル回線がWifiを追い抜いているのが全ての国だというのがこの記事の趣旨なのですが、そのなかで、速度差、モバイル回線の方がどれだけWifiより速いのか、速度差が大きい順に並べたグラフです。 

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特に速度差の大きい首位グループの塊、世界でも第七位につけているのがミャンマーです。

この上位国を見てゆくと、首位オーストラリアは別として、オマーンギリシャチェコカタールレバノンイラクと、先進国とは目されない面々ですが、しかし、一旦崩壊に近い処までガラガラボッチャンで再建してきた国、それなりにお金のある国が並んでいます。

技術の世界には、ある技術で遅れていて(整備されていなくて)、しかし、その分野でまったく新しい技術が出てきたら、下手に旧技術がしっかり整備されていた国を一気に追い抜いてしまうというのはよくある話です。

ミャンマーにおけるITも、御多分にもれずそのパターンに入っていることが可視化されるグラフといえましょう。

元ソース、クリックしてご覧ください。↓

 

gigazine.net

https://gigazine.net/news/20181126-mobile-network-faster-than-wi-fi/