勝田吉彰:ミャンマー邦人社会2014年の現状と課題~メンタルヘルスを中心に~ 日本渡航医学誌 vol8(1)34-37,2014(査読付)
ミャンマー在留邦人のメンタルヘルス環境を中心に、2014年の現状をアンケート調査と聞取り調査でまとめたものです。全文は関西福祉大学図書館リポジトリからpdfファイルでダウンロードしてご覧いただけます。
要旨:民主化による政治経済状況の改善とともに日系企業の進出および在留邦人数が急増しつつあるミャンマーのメンタルヘルス環境について, 2014年の状況をアンケート調査および聞取り調査を行った.
現地の在留邦人は,民主化以前から駐在していた群,民主化後の進出ブームに乗ってきた群,若年起業者や個人事業主の3群が主である.邦人のストレス要因として,インフラ(通信・生活・交通・医療)の未整備, ミャンマ一人,娯楽の欠如が上位を占めた.また,数は少ないものの,間取りが進むと, 「急速な変化の下,国の運営のされ方が分からないこと,現状把握のむずかしさ」,「日本の本社」など仕事上の困難が明らかになった.
「感染症の存在」はストレス要因として認識されることは少ないものの狂犬病は市街地における野良犬の跋扈という形で可視化されやすく,多く気にされていた.。
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