ワンコイン(500円以内)で功徳を積む方法。川沿いはブッダの歯で有名なボタタングパヤー(Botahtaung)のIT化寄付受付コーナー。
入場料払って最初の建物に入ると右手にこんなカウンターがあり若手のおねえさんが座っています。そこに(ほとんどが)1000チャット札握りしめたミャンマー庶民が、例によって列をつくらず押し合いへし合いしています。なんだなんだと見ていると、IT化されたドネーション窓口のようです。
で、そこにいたミャンマー人に交じって、同じように1000チャット(約80円)札をこのおねえさんに差し出してみると、パチパチとキーボードを叩いて何やら入力してくれます。
「ここに示されています」とおねえさんが指し示す画面を見ると、(判読できるのはJapanだけですが)どうやら寄付額と名前が示されているようです。名前は口頭で言っただけですから(書類記入はなにもない)、おねえさんの耳に聞こえたように書いてあるのでしょう。このミャンマー文字が本当にカツダと読めるのかどうかは仏様とミャンマー人のみぞ知る。もっとも、日本でだって、私の名前をカツタと思いこんじゃって正確にカツダと記入する人はむしろ少なかったりするので、むしろ正確かな。
国籍も尋ねられた覚えがないから、このおねえさんは、日本人と中国人と韓国人をちゃんと判別できるようですね。
おねえさんが打ち込んだ情報は、写真にうつってるレーザープリンターにも届いていて、寄付証明書がピッと出てきます。ここで功徳を積もうと考えるのは基本的にミャンマー人で外国人観光客は基本的にそんな事考えませんから、寄付証明書はミャンマー語オンリーです。右のふたつは外国人用入場券とステッカーですから英語オンリーです。同じパヤー内でもちゃんと使い分けられていて対照的ですね。
入って右側のお堂に入ってゆくと、広大な空間に良い気が満ちていて、たっぷり快適な時間が過ごせます。この建物の片隅には”従来型ドネーションデスク”があります。こちらはスーレーパヤーなど他の大手パヤーと同じシステム。こちらでも、たまたまポケットに入っていた10ドル札で功徳を積んでみます。いつだかスーレーパヤーで見たのと同じ、ドル札はその番号まで(2枚複写の寄付証明書に)記入することになっていて、取扱いスタッフが着服できないようになっています。性悪説にもとづいてキッチリしたシステムになっているようですね。
その他、クルクル回転する板に向けてチャット札を投げてうまく入ったら願がかなうコーナーだとか、いろいろ工夫がみられるのがミャンマーのパヤー。ちょこちょこ小出しに功徳を積み上げてゆくと、来生だけじゃなく現生でも結構楽しめたりします。