ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマーの愛すべきパチモンたち:その3 腕時計はダニエルウエリントン「だけ」の狙い撃ち

ミャンマーのパチモン(フェイク・偽物・イミテーションの関西弁)、第三弾はフェイクの本丸、腕時計です。ダニエルウエリントン「だけ」がやられ放題の現実。

ブランドものフェイクといえばバッグと並んで本丸が腕時計。パチモンの巣窟、ルビーマート(とその周辺個人商店)を探索してみると・・・

さっそく登場、大人気のダニエルウエリントン、3300チャット(200円台)!

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ダニエルウエリントンのフェイクは結構有名で、日本のサイトにも色々書いてあります。でも、「正規輸入の保証書がなければ修理が受けられない」だとか「皮の色調がどうの」とか「分針の長さがこうの」とか、この現実とはあまりに乖離したことが書いてあって(笑)やはりミャンマーはミステリアスな国だ。。。

flap-flap.jp

ところで本論。売場を見て回っても他の”ブランド”が見当たらないのです。ほんの半年前にも(周辺個人商店ですが)たしかに「Ωオメガ」を見かけ、2012年当時では何でもござれだったのですが、商標管理が急速にすすんでいるのが印象。世界から注目される国になるというのは、こういう事なのですね。と今更ながら思った時計売り場めぐりでした。

代わりに並んでいるのが、我らがシチズンの途上国向け廉価版、Q&Qが(日本の量販店みたいに吊るして売られず)箱入り正規輸入代理店保証書付でショーケースに並んでいたりします。20000~40000チャット台、大体2000円ぐらいで買えます。ここらへんがミャンマー庶民のちょっとステータスどころということか。