ミャンマーの女性の顔から少しづつ退潮しつつあるタナカ。しかし隣国タイでトレンディなことになるかもしれない・・・という仰天報告。
ミャンマー女性の顔に定番のタナカ。しかしヤンゴンの中心、たとえばミャンマープラザやらスーレープラザやらではほとんど見かけず、そこまでファッショナブルでもない場所でもヤンゴン訪問のたびに退潮は目に着くタナカ。少なくとも私のヤンゴンで交際範囲のミャンマー人の顔からは2015年あたりを境に完全消滅しました。今や私がタナカに接することが出来るのは東京は増上寺のミャンマー祭、ミャンマー大使館のひとが1人300円で塗ってくれるやつぐらい(これは男でもべったり塗ってくれます:笑)
もちろんヤンゴンでも、出稼ぎにきたイナカの人はまだまだこんな風に気前よく塗られているのが見られますが。
そんなイナカのタナカになってる現状、しかし滅亡への途をたどっているわけでもないらしいです。タイでトレンディなファッションになりつつある(!)のだとか。
タイに本拠をおくBritish dispensary社は涼感用粉末剤(body cooling powder)にタナカ成分を使用、就寝前やシャワー後の需要を見込んでいます。また、ミャンマー同様に顔に直接塗りたくる用法もタイ発の新トレンドになりそうだと(it could be a new fashion trend from Thailand)鼻息荒く語っています。Everyday happy社は石鹸・ボディパウダー・ファウンデーションとともにタナカを入れた製品を市場投入。
「タイ発の新トレンド」には吃驚しましたが、10年後、タナカは「タイの最先端トレンディな富裕層とミャンマー農民のもの」になっているのでしょうか・・・
「タイの最先端トレンド」の地位を確立すれば、ひょっとして原宿の、渋谷の、難波の、雑貨屋さんの店頭をかざり日本のファッション誌にタナカを塗りたくったモデルが登場する・・・という、現状ミャンマーローカル限定なら絶対あり得ないシーンも夢ではないかもしれません。
シースはイラワジ↓