ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマー人が喜ぶお土産 カー用品

 久々にミャンマー人が喜ぶお土産シリーズ。カー用品。

ミャンマー人、といっても車が私有できるレベルに限られますが、彼らの所有する車の99%は日本の中古車とみて良いでしょう。将来はフォルクスワーゲン(今現在でも見ることは既に可能。宝くじぐらいの確率ではありますが)や現地製スズキという存在も伸びてくるはずですが、現時点は「つい最近まで日本の公道を走っていたトヨタ車」。だから、日本のカー用品店で売られている品々はそっくりそのまま、ヤンゴンで走っている車にフィットします。

空港やらミーティングやら病院やらへ私を送り迎えしてくれる医師たちも、自慢のトヨタ車で颯爽と現れます。そんな彼らに乗せてもらったとき、ダッシュボードにセッティングすると喜ばれるのがこのような品々。

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実はこれらの品々も、ヤンゴン中を探せば入手できないことはありません。しかし、売られている場所が非常に限られます。たとえばルビーマートの3階にはひとつだけカー用品の棚がひっそりあったりしますし、道端の埃っぽい店の軒先にぶら下がっていたるすることもあります。しかし、日本のように黄色いお店やオレンジのお店が全国津々浦々に展開・・なんてことはありませんし、ホームセンターなんてものも少なくとも私の行動範囲では見たことがありません。つまり、これらの品々は(自動車オタクだとか業界人は別にして)フツウの人々にはアクセスの無い存在で、実際のところ私を乗せてくれる医師たちのダッシュボードに見かけたことはありません。そこに置いてあるのはミニチュア仏像か仏様のイラストぐらい。

というわけで、こんな品々を私を乗せてくれた車にセットしてみました。

バックミラー(カーブミラー):後方視界がぐっと広がる。日本では死角で追尾する白バイ発見用アイテムの側面があったりもしますが(笑)、白バイがもっぱらVIP警護用機能として使われるこの国では純粋に交通安全用です。タクシーに付いているのは何度か目撃していますが、素人一般人の車では見かけません。

シガーソケットに挿すLEDライト:手元が照らされ便利ですが、スイッチにより白色や青色や色が変化するのも珍しがられます。

窓をコーティングして雨水をはじくケミカル:これは2月のお土産としては若干ピントがずれているのですが、雨季の訪問ならほぼ毎日雨が降りますので驚かれ喜ばれるでしょう。

芳香剤:これはスーパーあたりでも売っていそうですから、ちょっと面白い形(キティはある奥様が熱狂的ファン)のを選ぶと良いでしょう。

いずれも、使い方を知らない人も多々いますから、ポンと渡すのではなく、ダッシュボードにセッティングしてあげる・・という贈り方が良いでしょう。

私有車で送り迎えしてくれるミャンマー人が友達・カウンターパート・取引先にいるならば、カー用品をダッシュボードにセッティングして贈るのも一法。