ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ヤンゴンのビクトリア病院、外来正式始動!

ビクトリア病院の日本人医師+看護師による診療が正式スタートしています。看護師さん着任の初日におじゃましてきました。

ビクトリア病院LEOメディカル部門。日本側の大雄会の名前も入った新看板も入りました。実は準備期間は相当長く、昨年から 日本人医師の伊藤Drと顔あわせた日本人も結構いるはずですが、正式稼働は今年に入ってから。

 

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伊藤Dr.はヤンゴンとの関わりがながく、ヤンゴン医大Ⅰ(UM1)の客員教授の肩書もお持ちです。看護師さんは立ち上げで2名勤務、その後、1名が2か月交代で母体の大雄会病院から派遣の計画です。

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受診患者は日本人限定ではなく、他の外国人やミャンマー人富裕層も受診しています。

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ミャンマー側との長い長い交渉を粘り強く、20年にわたって続けてこられた大雄会の柴田課長さんは、今年で定年を迎えられるとのこと。本当にお疲れさまでした。

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ここの強みは、日本語が通じて日本の常識が通じること以外にもさらに3つあります。

①総合病院の軒の下にあること
どうしても専門医が必要なとき、院内で紹介が出来ることは強みのひとつ。さらに、タイやシンガポールに緊急移送が必要なときにも

②①の強みを活かせる感覚をもっていること
伊藤Dr、柴田課長、20年越しにミャンマーとかかわり、UM1客員教授の肩書に象徴されるごとく、ミャンマー人医師との付き合いの歴史・幅があって、ミャンマー人医師の考え方や強み弱みを体感していることが、①の条件を活かすことができるカギとなります。

③実はナースもかなり優秀
ついつい関心が伊藤Drに集中しそうですが、写真のナースのお二人、とってもモチベーションの高い方々です。渡航医学会でもお会いしました。

これから激増してゆく現地在住日本人や出張者のよりどころとして、安定して続いてゆくことを心より願っています。