ミャンマーの交通戦争状態。2015年の交通事故死者数が4233人! 軍事政権最終年の2011年比で倍増です。2015年は、人口倍の日本より多かった!
ますますカオス化の様相を呈するヤンゴンの路上ですが、実はマンダレーの方が悲惨な数字になっていて、609人。次いでヤンゴンの574人。(この逆転現象はヤンゴンのバイク乗入れ禁止が効いているのでしょう)
交通事故件数でもると、公式登録50万台のヤンゴンで15046件の交通事故が発生しています。
民主化以来、ドッと自動車が流れ込んできて、ヤンゴンの車30台に1台が毎年ゴッツンコしているという驚異的な状況です。
ちなみに日本の交通事故死者数は昨年2015年が4117人。なんと日本より人口半分のミャンマーの方が交通事故死者数が多いのです。
日本の交通事故死者数も、昭和40年代にはいまの3倍ぐらい1万2千人台を記録している年もありますから、それでも昨今ミャンマーの状況はかつての日本よりまだマシということになります。ではどう減らすのか。
①車の間をヒョイヒョイ横断するのを何とかやめさせる(シンガポールみたいな罰金制度?)
②しょっちゅうバスや車がひっくり返っているヤンゴンーマンダレー高速道路をなんとかする。(道路の設計も、舗装も、走り方ドライバー教育も)
③救急医療体制の整備(まさかドイツみたいなドクターヘリ完全整備でアウトバーン犠牲者数減なんてリッチなこと出来ませんから、まずは中古救急車をせっせと輸出しながら救急医養成増を)
④あんまり気が向かんけれど、日本のネズミ捕り・白バイのお古をどんどん供給・・・
⑤名案ございましたらコメ欄へ・・・
↓日本の統計
Road Fatalities in Burma Continue to Rise
*1:雨季にはこんな風に前が見えなくなるのも原因のひとつ