ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマーの闇将軍がアウンサンスーチー政権にウンと言った!という報道

 

ミャンマーの闇将軍といえば、タンシュエ氏。前回紹介したアウンサンスーチー政権にウンと言った”らしい”との現地報道。

アウンサンスーチー氏と、この闇将軍とが”会ったらしい”との報道は、最初BBC⇒現地ミャンマー紙⇒そして昨日は日本の新聞各紙も「会ったことが分かった」と打っています(名誉のために付け加えますと、朝日・毎日の現地駐在の方の極めて有能なることは、あちこちから漏れ聞こえてきます。スーチー演説を聞いて意味が全部わかる人だとか、軍事政権時代もインドからウォッチしてただとか。そうそう、ミンアウンフライン将軍FB写真引用で当サイトでも一度お姿をアップしたことがありました。つまり、日本メディアの記事が何日も遅れて”~が分かった”となっているのは、現地側ではなく本社側デスクの責任です)

さて、前置きはともかく、この闇将軍(=テインセイン大統領の前までニラミを効かせていた、いや、いまでも効かせているタンシュエ氏)が、アウンサンスーチーのことを「将来のリーダーや!」と好々爺然として目を細めて言ってるらしいと現地報道。
こちらの元ソースは「孫のフェイスブック」。

アウンサンスーチーvsタンシュエ会談の前にも、「孫のフェイスブック」は露払い的働きをしていました。これから何が起こるのか、日本ならば「消息筋」によるマスコミへのリークのところ、「闇将軍の孫のフェイスブック」というのがなんだかミャンマーらしくて良いですね(笑)

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発言の意図、タンシュエ氏が無事に(アフリカの数ある元大統領みたく”処刑”ということにならず)退場できる地ならし説をとなえる現地メディアもあるようです。たしかに、平和裏に退場ということが出来れば、少なくとも世界にに対してミャンマーはアフリカの多くの国々より賢いと印象づけることが出来ます。そこらへんアウンサンスーチー氏はともかく、隣にいつも写ってくる人相悪いおじいさんの方がポイントかな。

www.mizzima.com

タンシュエ氏の孫のフェイスブックはこちら。
昨日のフォロワー12万、今日13万。赤丸急上昇中なう。

https://www.facebook.com/Chelseafc0014?fref=ts