ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ヤンゴンの道路ますますカオス化、環状線を実用に使おう!(1)

ヤンゴンの道路のカオス化がますます進行しています。地元の人間も時間が読めない。

 

自慢の日本車を駆って私をホテルまでピックアップに来てくれる軍医さんたち、ほぼ日本人と同じ時間感覚の持ち主であることはこれまでの実績でわかるのですが、今回の訪問では20〜30分延着がしばしば。

日本人とのアポでは多くの場合、自力でタクシーひろって赴くのが基本となりますが、今回はあまりの事態に、数回、ヤンゴン環状線を実用に使ってみました。

ヤンゴン環状線、多くの外国人観光客は「ヤンゴン中央駅から乗って一周してヤンゴン中央駅に戻ってくる」という、いわば”オタク的”な利用が一般的です。その間車窓から都市・農村・線路市場・人々の暮らしと様々は光景が撮れるのが観光客にウケ、最新版ではついに「地球の歩き方」にアクティビティとして掲載されるという話まで耳にします。

私も、これを1周したり区間列車でインセインやミンガラドンへ単純往復してくるのなら何度も経験がありますが、オタク的乗車じゃなく実用目的となると大きな課題があります。

目的地の駅で正しく下車すること

駅名票はビルマ文字、車内放送もなし、ましてや液晶案内板なんて夢のまた夢という状況でどうやって初めて降りる下車駅を判定するか。

車掌さんに教えてもらう

路線図とにらめっこして、一駅一駅数を数えてゆく

というのが基本になります。ミャンマー国鉄の車掌さんは基本的に外国人に親切ですから言っておけば教えてくれます。この写真で一番後ろで身を乗り出し旗をもってる人です。(ほかにも検札のための車掌さんだとか、警察官だとか色々乗務している)

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ここで役に立つのがミャンマージャポン(通常ミャンジャポ)の地図自分の目的地の最寄り駅に〇をつけます。この写真は、ヤンゴン大学のアポ。最寄り駅のレーダン駅に〇をつけます。それを車掌さんに見せて、ここで降りたいと言います。英語が通じないことも多々ありますが、ミャンジャポ地図見せて指させば意味は通じます。

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ミャンジャポ地図はこちらからダウンロードできます。なんと画期的なことに、ヤンゴン空港に降り立つとツーリストインフォメーションカウンターに置いてあるのを今回目撃しましたから、(在庫切れてなければ)降り立ったらすぐゲットしましょう。英語版はMAI(ミャンマー国際航空)国際線の機内誌とし採用された!とも社長さんから聞きました。搭乗したらミャンジャポがシートポケットに入ってるなんて素敵ですねMAI。

yanmarjapon.com

車内はこんな風。道路があのカオス状態なのに対し、ラッシュ時の混んでる車両でも日本の首都圏や関西の通勤電車よりはかなり余裕です。他人と体が触れることはありません。この旧型客車を、日本のJR中古車に置き換えると発表されていますから、数年内に日本の地方都市そっくりの通勤光景になるはず。

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時刻表だとか、使用車両だとかホームは、「ヤンゴン環状線」で検索すれば日本の鉄ちゃんたち複数が、微に入り細に入り日本語でアップしてくれていますから、情報収集に苦労しません。駅についたら切符売場で300チャット出して購入。ホームは(こちらが外人と見ると)言わなくても駅員が指南してくれます。
 

道路カオス化のなかヤンゴン環状線を乗りこなすスキルはヤンゴンライフの必須アイテムになりつつある。

 

www.myanmarinfo.jp

 

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