ミャンマーの視覚障がい者。私がかつて勤務していたアフリカの途上国数か国で日常的に見ていた光景。白い杖を持った物乞いの痛々しい姿・・・というのはミャンマーではあまり見かけません。ではどこでどう取り扱われているのか。院生君の研究現場からちょっぴり紹介。
ヤンゴン市内、インセイン付近のキリスト教系学校です(日本の特別支援学校に相当する教育機関です)。視覚障がい児の教育機関はこのキリスト教系と政府系がひとつづつ。
職業教育は、マッサージ師と家具製造が選択できますが、昨今はマッサージ師の方が圧倒的人気で、家具製造を選択する生徒が少なく、実際に学校に家具のオーダーをくれる先は多々あれど、とても需要に追い付かず断っていることも多々とのこと。(マッサージ師の収入は1回3500チャット(350円)×2~3人/日×日数の計算で家具製作を圧倒)
点字制作室。
音声教材制作室。
案内いただいた先生と。ありがとうございました!
ミャンマーの視覚障がい者教育は、さまざまな寄付を受けながら成り立っている。
【追記】
ミャンマー軍トップ、ミンアウンフライン将軍のFBにも興味深いショットが載っています。軍司令官の行幸先としても視覚障がい関連は存在感があります。