ヤンゴン空港、普段見過ごされやすい、あまり注目されない部分に注目してみました。1階チェックインカウンターの反対側の隅っこの「大部屋楽屋」です。チャイナ美人とインドおじさんが仲良くツーショットの奥に目を転じると、マレーシア航空の文字やらベトナム航空のコーポレートカラーやらも仲良く同居しています。裏向いてるのはシンガポール航空かな?
それぞれの出発2~3時間前になると、「出番ですよ!」とカーテンコールがかかりカウンターまで引きずられてゆき、テイクオフすると、彼らもこの「大部屋楽屋」に戻ってきます。
この写真は2014年の撮影です。今年2015年春の出国時は(写真撮りそこねましたが)「役者さん」が増えていたような気がします。
いま、経済発展がテイクオフして間もないミャンマー、ここに乗り入れる航空会社も新顔続々の状態です。訪問するたびに、出発案内モニターに並ぶ2レターコード(JLとかNHとかいうやつ)も見慣れないコードがゴンゴン増えてゆきます。
この国の、世界からの注目度がぐんぐん上昇するのが、とてもわかりやすく可視化されているのがこの「大部屋楽屋」です。今後もますます”人口密度”が高くなってゆくのでしょう。
東南アジア系と北東アジア系の大手が大体出そろい、LCCも増えてる、”その次”にここに入ってくるのはどこか。私的にはブリティッシュエアかエールフランスKLMあたりを予想。ジャカルタやシンガポールやホーチミンなど、(本国から見れば)”すぐそば”まで来てるけど超満員でもない便を、ちょこっと以遠権で伸ばして入ってくるのかなあと。本国側でミャンマーに行きたいビジネスパーソンを短距離便で拾い集めてそれなりの商売・・・とまあ、これは空想の世界です。信じないでください(笑)
ヤンゴン空港片隅の「大部屋楽屋」は日進月歩で役者が増え、この国の注目度が可視化されている。