ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ヤンゴンのケンタッキー・フライド・チキンはこの街の変化観察ポイントかもしれない

ヤンゴンにケンタッキー・フライド・チキン1号店開店!の記念すべき日です。どの新聞サイトも、そして私のFB友達の医者たちも、この写真をアップしています。では、その状況を見てみましょう。

開店前から入口前で押し合いへし合いする群集たち

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満を持して扉が開き、この群集がなだれ込んだらどうなるか、と思ったら・・・

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空席がけっこう目立つじゃないですか。初日としては淋しいかな。

開店時刻から少し経ち、ミャンマー人のFB友達がアップしました。この人、軍病院の医者なんですが、さっそく駆けつけちゃったんですね。次回ヤンゴンに行ったら、さっそくここに連れてこられそうな予感(笑)。まあ、それはそうとして、入口付近は全然混雑していない。後に見えるレジの行列も、閑古鳥こそ鳴いていないものの、東京のふだんのランチタイムよりむしろすいているぐらい。

群集がつめかけたのは開店の瞬間だけ、そして入口のまわりだけ。それをマスコミが上手に写真トリミングして演出写真アップしたということのようです。

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このご婦人はスゴイですね(こちらは私の友達じゃありません!)。
ひとりでこんだけ食った! 爆食!

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ヤンゴンに初のケンタッキー・フライド・チキンがオープンしたけれど、開店の瞬間をのぞけば、あまり熱気は感じられず空席も目立っている。お客たちにロンジー姿は(明らかに街中平均より)少なく、所得が”上の下”以上の人が行っている模様。高級店の位置づけ。

これは北京に初のマクドナルドがオープンしたときと同様で、その後、客層もぐっと降りてきたもので、今後の経済発展とともに、中国同様の経過をたどるのか、はたまた独自の変化を遂げてゆくのか、ウォッチングポイントになりそうです。開店日の状況ということで保存版。