ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマー軍に保護された偽装ロヒンギャ難民船事件の顛末

先日紹介した、偽装ロヒンギャ難民船事件の顛末。
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ふたたびロヒンギャ問題。メディアが報じないこと・・・偽装ロヒンギャが跋扈している! - ミャンマーよもやま情報局

ミャンマー軍によって拿捕された船には208名が乗っていました。その「乗客」たちは、ヤンゴンから派遣されたバングラデッシュ大使館員とミャンマー側との合同調査の結果、200名がバングラデッシュ人、8名がミャンマー人と判明しました。

この偽装難民船に乗ることになった経緯は、「人身売買の被害」ということでした。ある電気工は、「日給26ドル相当の仕事がある」と言葉巧みに騙されて連れて来られ、また、ある青年は海岸から家路についていたら3人の男に誘拐されて乗せられていました。

船に乗せられてみると、船主から「お前らを買ったのだ」と宣告されたり「マレーシアで強制労働に従事させられる」と聞いたりで絶望的になっていたところに、ミャンマー軍が現れて保護されたという経緯、これで(自分を案じてくれている)家族のもとに帰れると安堵の表情を浮かべています。

混同しそうですが、偽装難民船の船は「拿捕・逮捕(arrest)」、人身売買で乗せられた気の毒な乗客たちは「救出(resucued)」です。

ミャンマー当局、国連職員、バングラデッシュ当局の協議により。200名はバングラデッシュに送還され家族と再会できることになりました。

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偽装難民船の「乗客」たちは人身売買の被害者だった。詐欺に拉致、なんでもありの実態。

ほとんどがバングラデッシュ人で、バングラデッシュ大使館員とミャンマー当局により身元確認、バンフラデッシュに送還されることとなった。

 

ソースはMOI 

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