ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマーの人口調整法発効

ミャンマーで、人口を調整するための法律が発効しました。
出生率を抑え、世界最高レベルの乳児死亡率を減らそうというもので、子供を産んだら次の子供は3年後まで産むことまかりならぬという法です。

中国の一人っ子政策に比べればずっと穏健なものですが、しかし、欧米の人権活動家からは色々突っ込みが入っていました。いわく、ロヒンギャを含め、イスラム少数民族の不利になるのではないかと。

ただ、手続き的には国会で民主主義的手続きを経て議決し(アウンサンスーチーさん以下NLDの皆さんも過激なアクションはなく)、それを受けてテインセイン大統領がサインしたというものです。西側諸国の上から目線の物言い(米国の議員が大統領に直談判した)など知らぬというところでしょうか。

ソースはイラワディ紙

Myanmar President Signs Off on Contested Population Law

 

国鉄ミンガラドン駅ホームにて。今後、年子の兄弟というのはミャンマーからいなくなります。

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ミャンマーは将来の人口爆発を前に手を打った。

欧米人権活動家が口を出したが、あまり相手にされずに粛々と国会議決⇒大統領サイン⇒発効とすすんだ。