ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ふたたびロヒンギャ問題。メディアが報じないこと・・・偽装ロヒンギャが跋扈している!

ロヒンギャ問題のもうひとつの側面。ロヒンギャ族を偽装した「ニセ・ロヒンギャ」が「偽装難民船」を仕立てて国連援助をあて込み、大海原に乗り出し、それをビジネスにする人間も現れています。

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ミャンマー海軍が不審船を臨検、拿捕。場所は4 nautical miles of Thinbawgwe Village in Maungtaw Township。

この船はタイ人Au Mint氏( Ranong在住)の所有。タイを出てバングラデッシュの沖合4マイルのところに停泊、バングラデッシュが小さなボートでグループで乗船。出航、ミャンマー領海内で、インドネシア・タイ・マレーシア当局による警戒を逃れようとユーターンしようとしたところで逮捕(拿捕)された。

 

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乗船していたベンガル人は208名。うち10名が14歳前後。残りは30代40代。出身地はCox's Bazar, Chittagong and north of Dhaka。その他、乗員9名と通訳2名。

彼らはラカイン州当局によって、人道的援助が与えられている。

ソースは

MOI Webportal Myanmar | Facebook

あらためて写真をじーっと眺めてみると、全員「生産年齢人口の男性」ばかりで栄養状態も良好です。

私は前々職で難民保護の仕事をしたことがありますが(海じゃなくて、凍り付く川を渡って来る難民でしたが)、難民の周囲には、ニセ難民もいれば、難民をネタに金儲けをたくらむ輩も発生します。まあ、起こるだろうなというようなことです、これ。