ミャンマーの知的障害児の特別支援学校。一部日本のODAもはいり、清潔な環境で大切に育てられています。多人数配布用おみやげの例も。
ミャンマーの知的障害児はどのような環境に置かれているのか。ヤンゴンの特別支援学校に連れていってもらいました。
場所は市内中心部から車で約30分ほど北へあがった所にありますが、門を入ってからかなり入ります。知ってる人に連れていってもらわないとアクセスは難しいです。
生徒数は全校あわせて150人。
まずはご挨拶とお土産。私の産業医先が製品の歯ブラシ150本提供してくれまして(感謝!)、Amazonで買い込んだ2色ボールペンとともに全校生徒にプレゼント。(多色ボールペンは、この国ではかなり珍しい品物です。一般庶民はまず持っていない。一方で、Amazonでは2色なら1本50円未満で、150本+α持っていっても1万円札でお釣りが来ます。大勢に配布するお土産としては最適です)
教室は掃除が行き届き、床はぴかぴかです。
小人数制教育で、先生がしっかり手とり足とり教えてくれます。これは低学年の教室です。高学年の教室は、机が並ぶふつうの”学校の教室”です。
子供たちの表情がとっても明るいですね。
明らかにダウン症候群の子供たちですが、概して人懐っこくで、日本の施設でもしばしば「ダウンちゃん」と自然にちゃん付けで呼ばれることが多いですが、国境を越えても同じです。そして、ここでは丁寧に育てられています。
校舎全景です。清潔感あふれていますね。というのも・・・
この校舎をつくったのはココ。ハイ、日本国なのでした。(右側はミャンマーの旧国旗)
門番をしているこのダウン症候群の青年は、この学校の卒業生です。
卒業生を雇用して賃金を払うというシステムも回しています。
この学校は、先日紹介したマスコミ人養成学校の卒業制作にも取り上げられていまして、この君もしっかり放映されていました。いまやミャンマーの有名人です。
ミャンマーのマスコミ人はどう養成されているのか(MMDC) - ミャンマーよもやま情報局
せっかくなんで、こうやって歯磨きしましょう! というお話をさせていただきました。
その環境は、ハード面では、われわれ日本国の血税も大いに貢献している。
大量配布用お土産として多色ボールペン、歯ブラシは好評
【補足】歯ブラシ150本のお土産が大好評だった・・・というのは、実は、私のアイデアではありません。オリジナルは、ミャンマーで活動しておられる名知仁子先生(ミャンマーファミリークリニックと菜園の会)が歯ブラシ150本寄贈を最初にされ大好評を得ていたのを参考にさせていただき、産業医先からいただいてきたものです。名知先生のサイトはこちら。