引き続き、ミャンマー鉄道博物館、もとい、現役施設の紹介。国鉄バゴー駅の反対側へ歩いてゆきます。見えているのは駅長さんの背中。
SLの転車台をみながら車庫にゆくと、こんな簡易車両が昼寝をしています。
これは、こんな可愛い客車を引っ張ってトコトコ走ります。夏目漱石の「坊ちゃん」の世界ですね。
で、線路を歩くと牛さんに会えます。この牛さんは野良じゃあなくて、夕方になったら所有者が現れ、石をぶつけたりして牛舎に追ってゆきます。つまり、牛さんにご飯の草を食べさせるために、国鉄の線路を歩かせているわけです。ミャンマー国鉄はフレキシブルです。どこかの国のJRみたく、「お客様が線路に降りられましたので」見りゃあわかるのに「確認のため」30分も電車停めたりなんてマニュアルバカはやらないのです(どうせ東大卒の人が机の上で考えて現場に押し付けてるんだろうなあ、あのバカマニュアル)。
ホームの上も「子供に優しいワンダーランド」です。ベンチを取っ払ったりなんかしませんし、お昼寝も自由、おちんちん出して走りまわるのも自由です(子供限定ね)。鉄道好きに育つかな。
鉄道は、これから日本のODAがどんどん流れ込んで様変わりしてゆく分野ですが、ギスギス感、セカセカ感、マニュアルバカは輸出しないでほしいところです。