ミャンマーの政治
いま注目の「タンシュエ闇将軍のお孫さんの個人FB」を読み解くシリーズ第二回目は旅と友達に焦点をあててみましょう。 https://www.facebook.com/Chelseafc0014?fref=ts ウイーンは極寒のベルベデーレ宮殿にてロンジー姿で整列してみたり 着衣水泳大会のごと…
ミャンマーの闇将軍といえば、タンシュエ氏。前回紹介したアウンサンスーチー政権にウンと言った”らしい”との現地報道。 アウンサンスーチー氏と、この闇将軍とが”会ったらしい”との報道は、最初BBC⇒現地ミャンマー紙⇒そして昨日は日本の新聞各紙も「会った…
ミャンマーの軍事政権独裁時代の大親分タンシュエ氏。その孫とアウンサンスーチー氏が会ったという話は日本の報道にも載っているところですが、今度は本人と密談・・・と、"rumour"の形をとりつつも、イラワジ紙に報じられています。しかも英語版。 イラワジ…
ミャンマーの官憲が政治的訴追をおこなう法的根拠に「17条1項(article17/1)」というものがあり、これは頭の片隅においておくとよいでしょう。 現地マスコミ一斉報道ではなくMizzima紙の地味な記事ですが、地権活動家2名の逮捕という報道があります…
アウンサンスーチー氏と各国大使たちのお見合い会。出席したのは日中英仏独豪米加露イスラエル・ノルウェー・デンマークの特命全権大使たち。 終始友好的雰囲気で執り行われ、幾人かの大使たちはイラワジ紙の取材に答えて「アウンサンスーチー氏は、軍と協調…
NLDが議席の過半数を占めNLD主導内閣を組んでからも、ミャンマー軍は一定の存在感を維持します。NLDは日本のどこかの政党みたく自衛隊不要論を唱えてもいないし、話しあいをすれば中国は怖くないなんてことも言っていません(少なくとも私の知る限り、どんな…
パリ連続テロ事件で吹っ飛ばされてしまった「本来報じられているべきミャンマーのニュース」、こちらで補完です。 1.選挙にともなう厳戒態勢は継続。総選挙にともなく混乱が予想され、治安当局は「オレンジレベル」に当初15日までの予定で指定していました…
来年3月からNLD主導政権で直面する難題のひとつがロヒンギャ問題。 ロヒンギャ族という言葉自体、ミャンマー人の大多数は使ってほしくないと思っていて、ベンガル人というのが文句言われない呼称です。ミャンマーでは違法移民とみなされ、つまり、正式に認…
”イスラム国”の犠牲者のみなさまに心より哀悼の意を表します。ところで、彼らが吹っ飛ばしたものは、尊い生命以外にもあります。着々と動くミャンマー情勢の貴重な貴重な報道スペースを、日本の新聞から、TVから、ネットメディアから、吹っ飛ばしてしまいま…
宴のあと、これから起こることその2は、ずばりアウンサンスーチー氏です。 現地の調査研究の滞在中、ミャンマー人ドクターのみならず現地に在住する日本人のみなさんにも色々お話をうかがう機会があります。ミャンマーの現実を肌で知っているみなさんから垣…
とりあえずNLDが過半数とりそうだとの報道を前提として、着目点いくつかシリーズで。 まず注目点は、このツーショットの男女。こんなに楽しそうに語らってゆけるのか。そうでないのか(念のため、彼の方はミャンマー軍トップのミンアウンフライン将軍)。 ミ…
ミャンマー総選挙。アウンサンスーチーさんのNLDが圧勝と日本のメディアには書いてあります。もちろん日本だけじゃなくてBBCにも現地メディアにもそう書いてあります。が、その情報と、主役たちの表情とがしっくり来ないのです。 この、なんとなく嬉し…
私のFB、ミャンマー人友達たちのディスカッションで「さあこれから本当の敵はUSDP(与党)じゃない。選挙管理委員会だ」なんぞというのを見かけたりして気になるところではありますが、とりあえず赤組寄りメディア含め現地報道の写真を見る限り(ミャンマー…
本日10月8日はミャンマー総選挙の投票日! ミャンマー人あげてのフェスティバル状態にて私の友人たちもフェイスブックに続々と「記念撮影」をアップ! アツアツ♡ぶりが伝わってきます。実際アツアツカップルなんですが(笑) 投票所ではインクに指つっこ…
いよいよ明日8日投票となったミャンマー総選挙。話題は選挙後にシフトしつつあります。アウンサンスーチー氏が「傀儡大統領をたてて私が大統領以上の存在になるわ!」と叫んだことはすでに日本の報道にも載っているところであります。 開票がすべて終わるま…
11月8日のミャンマー総選挙、事前の不在者投票が始まっています。 10月29日開始、11月5日まで。 身分証提示。身分証に染みのある者は無効。投票にはAdvance ticket(←グーグル翻訳ママ)が必要。 研修生、入院患者、政府から許可をうけた海外在留…
ミャンマー総選挙投票日まで(予定どおり実施されると仮定すれば)あと2週間。選挙戦のユニークな光景を現地紙から拾ってみました。 テインセイン大統領♡♡♡な美女 対するNLEは馬車でキャンペーン!これはピンウーリンの光景ですが、この日はアウンサンスー…
11月8日まで1か月を切ったミャンマー総選挙。ハッキングされたイラワジ紙の一面をアウンサンスーチー氏病気説が堂々とかざるという珍事が起こっています。 イラワジ紙といえば、バリバリのNLD寄り。その紙面は気持ち悪いぐらい毎回毎回真っ赤っ赤のNLDカラ…
11月8日の総選挙に向けて火ぶたが切られました。 まあ、あまり細かいことは抜きにして(現地を歩き細かいことを聞けば聞くほど、それはブログに書くことがはばかられるような事だったりするので・・・)、写真を中心に雰囲気をつかんでゆきましょう。 まず…
めざましい経済発展のなかで格差は拡大し、貧困層の住むところがなくなりつつある現実も起こっています。 2011年の民主化以来、地価高騰は行き着くところまでゆき、ヤンゴン中心地のオフィス賃料が東京並みの水準に追い付いているというのは進出日本企業を等…
ミャンマーの抱えるデリケートな問題のひとつがイスラム教徒。ベンガル人だとかロヒンギャだとか(←この言い方も嫌って認めない人もいますから、ミャンマー人の前ではむやみに口走らない方がよい単語)案件はともかく、日常的にも複雑な感情が潜航していたり…
ミャンマー軍トップのミンアウンフライン将軍のFB,先週までは「洪水被害地視察および支援物資贈呈式特集」の趣でしたが、今週からトレンドが変わっています。「西側外交官やマスコミに積極的に会っているの図」特集の雰囲気です。これまでも、特段の大物だ…
ミャンマー与党USDPのシュエマン前議長が8/12に突然解任⇒自宅軟禁の政変で、情報省大臣が語っています。この人、FB大好き大臣として有名ですが、今回はFBじゃなくてロイターのインタビュー。 解任の理由は 1.野党NLDのアウンサンスーチー氏と手を結んでい…
ミャンマー与党政変で解任⇒自宅軟禁されてしまったShweMann氏、驚いたことに、自宅軟禁のなかからFBで近況や心境を発信中。 ミャンマーの自宅軟禁とは独特の制度です。有名どころではアウンサンスーチー氏が長年おかれていたもの「自宅軟禁」。でも欧米メデ…
ミャンマー与党USDPの議長が突然解任され機関紙がストップされ・・・という政変、ごく基本的なところでイラワジ紙のわかりやすい解説を紹介。 今回の政変は、テインセイン大統領の地位をドラマチックに確固たるものとし、再選に向けたものである。 USDP与党…
ミャンマーの与党USDPの不穏な動き。 日本語報道では日経のスクープ状態ですが、イラワディ紙は、党機関紙の発行停止に焦点。 昨晩(12日晩)、突然Speaker Shwe Mann、Maung Maung Thein両氏が解任以来さまざまな流言飛び交う現地ですが、機関紙The Union D…
イラワディ紙のフェイスブック。英語版とミャンマー語版があるのですが、この2つの発信内容が全然違うのです。英語版は、先進国の外国人向けのおすましメディア(無味乾燥メディアともいう)にすぎませんが、ミャンマー語版には面白い写真が時々載ります。 …