ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマー軍が導入するロシア製最新鋭機はこれだ!

 ミャンマー軍が新鋭機をロシアに発注、6機が製造中!と、同国訪問中のミンアウンフライン将軍会見。その新鋭機とは。

ロシアを訪問中のミンアウンフライン将軍ら、23日にイルクーツクの工場視察、新鋭機は非常に有用と会見。

スホーイSU-30SMが6機。

ミャンマー軍はすでにスホーイ29を持っており、他国からの侵略に対して防衛する能力はすでに保有しており、だから今回の導入は軍備増強になるとか。その意図は、近隣諸国に対する対空で優位に立ちたいということだと報道。

かつて、タイ軍とさやあてを演じたとき、当時最新鋭のスホーイ29をタイ側が持っていたのに対してミャンマー軍は持っていなかったと悔しい思いをした経緯があります。そんなトラウマもあるのではとイラワジ紙の見方。

しかし、この最新鋭機が、他国からの防衛ではなくて、自国民に対して(少数民族軍に対して)用いられるのではとの懸念は払しょくできていません。

ところで、先般、航空自衛隊のF35が墜落し国内報道に大きく載っていますが、ミャンマー軍機は毎年のようにバタバタと墜落しています。

イラワジ紙がすっぱ抜いているだけでも、

2014年にミグ29(マグウェイ

2016年2月にビーチクラフト(ネピトー)

2017年9月にG-4(パテイン)

2018年4月にF4(タウンジー

2018年10月に民間人巻き添えで(マグウェー)

と毎年のようにあバタバタと落ちてます。

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さて、このスホーイ30は1989年初飛行ながら、派生型がいろいろあり、最新のSM型は、インド空軍のMKIやマレーシア空軍のMKMより優位と。

ミャンマー軍はロシアにとってもお得意様にて、これまでにもスホーイ29、ミグ16、24、35、ヤク130と購入してきています。

隣国を意識し、少数民族軍にも照準を向けそうな飛び道具。さてどういう活躍をしますやら・・・

 

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スホーイ30の壁紙
http://www.1zoom.me/ja/wallpaper/554259/z523.4/2560x1440

ソース

https://www.irrawaddy.com/news/burma/russia-building-six-advanced-fighter-jets-myanmar-military.html?fbclid=IwAR0k69Ja6YDXo-05EMsBFVKMA6VxJ7yu3UsX4X3RsjqMRulwN-R56mdP3Rc