ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ティンチョー大統領、本人姿を現さぬ突然の辞任発表に想う

今日3月21日、ティンチョー大統領が辞任したと大統領府発表。ネット内の反応は、お疲れさまでした・・・と平穏なものが多いようです。

 

イラワジ紙からの事実関係の要旨。
ティンチョー大統領の辞任が3月21日発表された。2年足らずの任期。

彼が、自分の地位からリタイアしたいから辞任した( “as he wants to retire from his duties.”)。7平日以内に後継者が発表される。当面、副大統領第一位のミンシュエ氏が職務代行。昨年から、この衰弱した要望と公式行事の欠席から、健康不安説が流れていた。

ということです。

https://www.irrawaddy.com/news/myanmar-president-u-htin-kyaw-resigns-cites-need-rest.html

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たしかに、このイラワジの写真を見るまでもなく、就任時とは明らかに異なります。しかし、なぜ唐突にいまなのか。誰の目にも明らかな痩せからは、また、国外で治療という話からは、多くの人が思いつくのは、悪性新生物(がん)系のものでしょう。が、しかし、管理人的にちょっと?なのは、それならば辞任会見だとか辞任演説だとか、カメラの前でアウンサンスーチー氏と握手ないし抱き合うだとか、民衆の前で手を振りながら去るだとか、可能なはず。でも本人の姿あらわさず突如の文字だけ発表、これ何なんだと?マーク。イラワジ紙ほかいう処の健康不安説とはまた別の、人前で話すことが困難になる急性健康問題が起こったのかなあと、政治云々は別として、純粋に人として懸念するのです。そうであってほしくないと懸念するのは、血管系のトラブル。脳血管障害や虚血性心疾患(急性心筋梗塞狭心症)。これらは余生のQOLを大きく損ないますから・・・

大統領府のフェイスブック、辞任を伝える記事のコメント欄。
google翻訳にコピペしながら、そこに出てくる要領を得ない英文と格闘するのですが、多くは「ゆっくりお休みください」「今までありがとう」系の穏やかなものが大部分です。

そのコメント群のなかで最も多くの「いいね」を集めているコメント(21日17時時点で1620いいね)、google翻訳通すと「However,Some people want the assignment position Low and not enough to separate Position and power than those who love
Much respect President outbreaks of disease ဆုတောင်းပေးပါတယ်」と、ちょっと政治的ですが、地位に汲々しないことを好感って感じですね。

https://www.facebook.com/myanmarpresidentoffice.gov.mm/photos/a.813483202032751.1073741828.813476528700085/1589814934399570/?type=3&theater

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www.facebook.com

www.irrawaddy.com

 

ティンチョー - Wikipedia