ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマー警察がヘルメットの大盤振る舞いを始めたぞ!

今日の仰天写真。お巡りさんがすっと手を出してストップをかけています。世界中どこの国に行っても、本来イヤな光景のはずです。日本ならイヤな切符を切るか職質で痛くもない腹を探って貴重な時間を奪うか。途上国なら賄賂の要求か。

しかしミャンマーでは吃驚な展開になります。後ろのヘルメットが山積みになっているのに注目

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止められたのはバイク野郎たち。二輪の乗り入れが禁止されているヤンゴンでは無い光景、ここはタウンジーです。

なんとまあ、山積みされていたヘルメットをバイク野郎にかぶせているではありませんか。

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お金をとっているようには見えません。というか、記事にはハッキリと無料で配布したと書いてあります。

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どうやらオレンジのと黒のと選べるようです。

記事によれば、教会とも協調とありますから、これらのヘルメットの出どころは税金だけではなくドネーションもあるようです。

ところで、これらの写真をじーっと見つめてみると、もうひとつ浮き上がってくることがあります。警官のワイシャツに注目

揃いも揃って、腕のところにピシッ!と折り目がついていますね。ここに写っている警官は揃いも揃って新品おろしたてのワイシャツを着ているのです。つまり、この光景はものすごくスペシャルな場面で、警察が積極的にアピールしたいと考えているワンシーンなのです。全員おニューで取り揃え、7Daysの記者を読んできて報道させる。

ミャンマー警察はいま、NLD政権発足を前にイメージチェンジに必死になり皆さまの警察、開かれた警察に(イメージだけでも)なろうとする意思が読み取れます。

ソースは7Days

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