ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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このカップはお宝になるのだろうか?

昨日は病院勤務日。医局でふと洗面台見ると、若き日のNLDの大親分、いや、レディーの顔。これは民主化翌年のヤンゴン路上で、泥がこびりついた状態で売られていたものです。ふつうに歯磨き用に使っています。

見つけた2012年時点は、このお方の肖像を売り出しても怒られなくなったけれども大々的に氾濫するほどではないといったタイミング。外国人には読めないスローガンが大きなNLDマークとともに入っていますから、党員とか支持者とか内輪向けにつくって配られたものでしょう。

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これはお宝になってゆくのかなぁ。鑑定〇万円!なんてことになったら楽しいですが、こんなシナリオを考えています。

秋の選挙でUSDPが勝ったら・・・
このまま、空港土産屋なんかでは絶対見かけない状態のまま、党員支持者内輪向けonlyで推移。たまに流出しては観光地あたりで目立たず並んでいたり。

NLDが勝ったら・・・
この肖像のグッズがこれでもかという位土産物屋に氾濫。でもその多くはメイド・イン・チャイナ。商標権だの肖像権だののノウハウもたないNLDは、得られるはずの利益をほとんど中国人に持ってゆかれてしまう・・・

 

思い出すのは、2003〜4年あたりの北京 建国門外路の地下道で地べたで店開きしてたおっちちゃんたち。毛沢東バッジやら語録やら、、、そこに描かれてる毛沢東の毛は、あの頭が禿げ上がったままで、決してふさふさはしていなかった。となると、中国人たちが大量生産する(かもしれない)NLDグッズは、この肖像じゃなくて「現実を反映した肖像」なのかもしれません。

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まあ、お宝なんて考えずに、歯磨き用に使ってゆきます。