ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマー人がインドネシア漁村で「奴隷」にさせられている

ここ両日、ミャンマー人がインドネシアの漁村で「奴隷」(はっきりslaveと書いてある)にされているという報道がでています。インドネシアBenjina島。

普段、カギのかかった(!!)タコ部屋に押し込められ、漁業・水産加工業でこき使われる。その奴隷労働で獲られた魚介類は、ウォルマートほか米国の有名チェーンで売られているというもので、APスクープでしょう。

ミャンマーの貧困から、近隣国で(日本のブラック企業がかすむほどの)奴隷労働で使われる・・・というのは、以前もタイで問題になりました。人買い同然でミャンマーの若者をリクルートしてタイに連れてゆく。ブローカーはバックマージンを受け取ってというドキュメンタリーを、MMDC(テレビ業界人養成専門学校)の卒業制作で見たことがあります。

この国の経済発展とともに、そのような事がなくなることを願うばかりです。

Are Slaves From Burma Catching the Fish You Buy?

動画(鍵のかかった檻に閉じ込められたミャンマー人奴隷へのインタビュー)がイラワディ紙FBにアップされています。

https://www.facebook.com/IrrawaddyBurmese?fref=nf

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