ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマーの病院食に食の豊かさを見た

ヤンゴンの北郊、ダゴン大学のさらに北にMyanmar Mental Health Hospitalがあります。ヤンゴン1医大教授のはからいで連れて行っていただいたここで、ランチをご馳走になりました。

病棟の食堂で看護師さんと給食スタッフさんが用意をしています。

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そして出てきた1人前がこれです。1人前です、1人前!

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すごいですね、このボリューム。肉類も野菜もたっぷり。

味はといえば、やや大味なのは仕方ないところでしょう。お米の炊き方をもう一工夫すればぐっと良くなります。

私と教授と病棟医師は管理棟でおよばれしたのですが、あらかじめ出されたカラのお皿にボリューム調整(食べられそうにない分はよけてねという趣旨)して、この2/3ほどを完食しました。

驚いたのは、患者さんがこれをいただく自己負担額が「ゼロ」だということです。費用はすべてTAXから出てるという説明。なんらかのドネーション的なもの、貨幣経済外的なものが入っているのか確認し忘れましたが、経済統計の数字にはあらわれない、食の豊かさを感じた昼下がりでした。

教訓:ミャンマーでは経済統計数字ではうかがい知れない「食の豊かさ」が存在する。