ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ミャンマーの軍事医学界からみえてくる医療事情(日本渡航医学会誌 Vol7(1) 47-49 2013 査読付)

日本渡航医学会誌に発表した論文です。

2014年2月の訪問時、ミャンマーの軍医学会(Myanmar Military Medical Conference)の開催時期と重なり招待されたので行ってきました。ミンガラドンの軍事区域内で開催された学会には、ピシっと制服に身を包んだ軍医さんたちがミャンマー全土から大集合して活発なディスカッションが展開しました。

そこでもらった抄録集をパラパラ見ているうち、どの分野の報告が多くてどの分野がそうではないのか分析したら、この国の医学界において、どういう事に問題意識がもたれ興味がもたれているのか、研究資源が投下される分野はどこか見えてくるのではないかと思い立ちました。そこで実行に移したのが本論文です。

論文のpdfは、関西福祉大学リポジトリからダウンロードできますのでどうぞ。

本文は↓クリック
http://id.nii.ac.jp/1068/00000367/

関西福祉大学リポジトリ

 

この時の写真:

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抄録:

ミャンマーの軍事医学界からみえてくる医療事情利用統計を見る

 
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アイテムタイプ 学術雑誌論文 / Journal Article
言語 日本語
著者 勝田 吉彰
抄録 筆者は海外在留邦人のメンタルヘルスを研究テーマとしなかでも今後急速な日系企業の進出増とともに現地邦人社会の急激な変化が想定されるミャンマーには毎年定期的に訪問し定点観測をおこなっている1) そのなかで,現地医療関係者からの情報収集を試みるうちに,ミャンマーの軍医大学(DefenseServices MedicalAcademy)2)の精神科教授および医局員とつながる機会がたまたまあり,訪問のたびに医学書の寄贈など含めた親交を深めている. 2014年2月の訪問時にたまたま,医全体が集まる学会の開催時期と重なったため,招待状をいただき参加する機会に恵まれたこの学会での発表演題を中心に,この国の軍医医学界でどのようなテーマに関心をもたれているのか考察するとともに,軍医学関係者の現状を紹介した.
雑誌名 日本渡航医学雑誌
7
1
ページ 47 - 49
発行年 2013
出版者 日本渡航医学会
ISSN 18838065
著者版フラグ publisher
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