ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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いまミャンマー北部で起こっている現実(麻薬ゲリラの襲撃)

いま、ミャンマーーといっても日本人ビジネスマンの押しかけるヤンゴンやネピトーから遠く離れた北部コーカンですがーで麻薬王とも言われるゲリラが現地の市民や軍に襲い掛かる、ということが進行しています。

私の友人の医師たち(医師じゃなくても)が、フェイスブックのプロフ画像を赤地にお陽さまマークに次々と変えてゆきます。みんな同じマークなので「これ何ぞや?」と聞いたら、ミャンマー軍東北部方面隊(northeast command)のマークで、いま麻薬王が襲撃してきてミャンマー軍が迎撃、後方で軍医たち(100ベッドの軍病院あり)が大変なことになっているので連帯の意を表しているのだと説明をうけました。彼らがシェアしてる画像をいくつか。

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麻薬ゲリラたちは、Laukkaiの街で略奪の限りをつくし、4500人がピンウーリンなどに緊急避難。

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さらに赤十字の車列まで襲撃、一線を越えてしまいました。

つまり、ジュネーブ憲章も撃ちぬいてしまいました。

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 【追記】

上記のマンガですが、ジュネーブ憲章を打ち抜いている男が着ているのは、ゲリラの服ですね。明らかにミャンマー軍の制服ではないのですが、ミャンマーの人々はこの漫画が誤解を招くのではないかと心配しているようです。私の友人がこんなのを送ってくれました。皆さん誤解なく、銃を撃っているのは麻薬王のゲリラの方です。

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日本のミャンマー報道にはあまり載らない現実ですが、この事態が一刻もはやく収束することを願うものです。

テインセイン大統領と軍トップも負傷者のところに駆けつけました。

写真ソース
イラワディ誌サイト

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Hmww Zau氏FB

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