ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ヤンゴンの異様な不動産事情に潮目の変化?

ヤンゴンのオフィス賃料が丸の内と変わらない事実に象徴される、ヤンゴンの不動産価格の異常ぶりに潮目の変化・・・と現地メディアが報じています。2割も下落したところも。

ここ3年に暴騰を続けてきたヤンゴンの不動産価格。日本人にとっても家賃が暴騰したり、無茶な値上げに応じかねてると家を追い出されたり・・・という事象が絶えませんでした。1泊200ドル超のホテル代も有名になりました。しかしここのところ、ヤンゴン郊外 Thingangyun, Hlaing, Insein, South and North Okkalapa

政権交代をへた移行期、富裕層は行く末を見極めようと、当面投資を控える姿勢。かつてデベロッパーは工事着工前から支払いを求めるという高姿勢を見せていたのも昔、いまは竣工しだい極力早く売り切るため値下げもしています。

 

写真:ケンタッキー1号店の上は空き家のまま(管理人撮影:記事とは無関係)

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そんなこんなで、不動産価格が急速に落ち着き(さすがにダウンタウンでは暴落といえる水準にはなりそうにはありませんが)、オフィス賃料も家賃もホテル代も「ふつう」になってゆくのかもしれません。

ソースはイラワジ紙

Rangoon Housing Prices Drop, Signaling Market Shift