ミャンマーよもやま情報局

関西福祉大学 勝田吉彰研究室。科研費研究でミャンマーに通っています。学会発表や論文には入らないやわらかいネタをこちらで発信しています。取材や照会など連絡先はこちらへ myanmar@zaz.att.ne.jp

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ワンコインで功徳を積んで来世の環境を良くする方法:その3(バナナとイチゴとメロンとパイナップルとブドウを足した不思議な香りがするお線香)

ワンコインで功徳を積む方法。その3は、「バナナとイチゴとメロンとパイナップルとブドウを足したような不思議な香りがするお線香」を献上する方法。

パヤー(お寺)の境内や周囲を見渡すと、仏様に献上する品々を売ってる売店があります。たとえばスーレーパヤーなら靴を脱いであがったすぐの処。そこで花やら紙飾りやらと一緒に売っているのがこれ。「お線香」です。3パックとロウソク2本まとめて買って3000チャットの請求。約240円。ミャンマー庶民のお財布にあわせた価格設定ですが、これも商業取引というよりは、徳を積む行為ですから、釣りは要らねえ!と5000チャット札を置いてくるのも自由です。

ところで、お線香のパッケージにしては、なんだか「?」なものが描かれています。バナナ・イチゴ・メロン・ブドウ・パイナップル。

 

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封を切ってみると、ちょっと重たく明らかに人工的な「フルーツの香り」がツンと匂ってきます。売店のおじさんは使い捨てライターを貸してくれますから、点火してメジャーな仏様や自分の誕生「曜日」の仏様のところに捧げてこれば、あなたの徳は一段と積みあがることになります。

中身を2本取り出したところです。

赤く細い部分が挿す側、白く太い部分が点火する部分です。

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ひと袋は、スーレーパヤーで点火してワンパック分の徳を積んできたところですので、以下の画像は、日本に持ち帰ってきたものを研究室で焚いているところです。

(室内なら火災報知器センサーに煙がゆかないよう気をつけて)点火します。日本のお線香より簡単に点火できます。火が付いたら吹き消します。

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煙の量は結構なものです。上記「バナナ・パイナップル・イチゴ・メロン・ブドウを足して線香の香りを加えたような、重く人工的な不思議なにおい」が研究室いっぱいに漂いました。

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持続時間は約20分。

実はAmazonで検索すれば、これをバラ売りしているのが見つかったりします(つまり、日本国内でも手に入らないことはない。値段がえらく高いので、ここにリンクを貼ることはいたしません。ご興味の向きは各自検索してみてください)。最近のアロマブームのなかで、ミャンマーのフルーツ線香は日本の香り愛好家たちの間で独特のポジションを築いているのかもしれません(お香の愛好家が近くにいたら聞いてみてください)

 

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アウンサンスーチー氏が国連演説に現れなかった深いワケ

アウンサンスーチー氏がロヒンギャ問題の渦中、NYの国連本部に現れず副大統領を代理で派遣したことが欧米人権屋さんたちの非難の的のひとつになっています。しかし、あのときアウンサンスーチー氏が離れていたら、非常事態宣言やらクーデターが起こって国がひっくり返っていたかもしれなくて、NYに行かなかったのは正解だったという見方も。

イラワジ紙の興味深い分析。ロヒンギャ問題の渦中で国連本部に現れ演説をしなかったことから、激しい批難を避けたのだろう(逃げたのだろう)という人権屋さんたちの非難は的外れなのではないかという話。

あの当時、もともと影の薄いティンチョー大統領はミャンマーを離れてバンコク病院に入院中でした(バンコク病院の優秀さはこの業界ゆえ重々承知しておりますが)。建前上とはいえ、一国の国家元首が外国で入院していることが、こんなに知られていないという影の薄さもあんまりですが、それはそれとして。

そうすると、職務代行者はこの人になります。なにやら日本のメディアを騒がす北の国の、先代お父様を思い出す風貌ですが、実のところ無関係のミンシュエ氏です。軍事政権時代にもタンシュエ氏に可愛がられていたぐらいの、強硬な人です。
MyintSwe

この人が国家元首職務代行者となると、アウンサンスー・チー氏もティンチョー大統領も不在中に、ラカイン州に非常事態宣言を宣言して暴走してしまうのではないか、だから、いまミャンマーを離れられなかったのだという説です。

ウォッチャーや駐在外交官のあいだで、クーデターの噂は絶えないともあり(Among diplomats and observers, there are still rumors of a coup.)つまり、軍とのあやういパワーバランスが、国連本部に行くことを客観的に許さなかったということになれば、今後も、この程度の不可解なことや誤解招きそうなことは起こってゆくのでしょう。

今後のミャンマーウォッチングに欠かせない視点です。

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ワンコインで功徳を積んで来生の環境を良くする方法:その2(仏様に金箔貼って徳を積もう)

ワンコインで功徳を積む方法、2回目は「金箔」の使い方。①自分で仏様に貼り付ける方法 ②ゴンドラで仏様に届けてもらう方法 があります。

こうやって、自分の手で直接仏様にペタンと貼り付けるのが、功徳を積んだことがしっかり実感できて、私的には好きです。(写真はシュエダゴンパヤー)

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金箔を仏様に貼り付けます。

まず、パヤーの中に、金箔を売ってるデスクを探します。金箔はおおよそ7cm四方の赤い紙に挟まれて売っていますから、まずはこの赤い紙を探します。(写真右)

風鈴とセットじゃなくても、金箔単独でも買えます。1枚200~300チャット程度の値段を言われることが多いですが、まあ、これは商取引ではなくて寄進で功徳を積むことですから、1000札でも5000チャット札でも渡して釣りは要らねえ!とやるのも一法でしょう。

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糸を切って中身を取り出すと、厚さミクロン単位の薄い薄い金箔が出てきます。風が吹いてきたら飛ばされそうな軽さですが、まあ、ミャンマー庶民のお財布事情にマッチしたボリュームに設定されているわけですから理解しましょう。赤い紙は捨て、中から出てくる茶色の台紙を持って仏様に一礼し、台紙の端をもって金箔本体を仏様の体に接触させ、台紙の裏側から人差し指でしっかりと圧迫して金箔を固定します。顔面でも胸腹部でも四肢でもお好みの位置でよろしいですが、頭のてっぺんに貼ってる人は見かけません。ミャンマー(に限らずタイなどでも)で頭部には精霊が宿るから触るのはタブーという思想自体は、上座部仏教とは別のような気がするのですが(いや、その通りだという方はご教示ください)、現実に、ミャンマー人を観察していると顔面または胸腹部、肩部などに貼る人が多いようです。

 貼るべき仏様は、その時その時で指定があるようなのでスタッフに聞いてみましょう(英語が通じなくても、金箔の赤い紙見せれば意図は察してくれる)。間違っても、白い仏様に貼り付けたりしないように。

もうひとつは、ゴンドラで届けてもらう方法です。パヤーによっては、おもちゃのロープウェーみたいなのを設置しているところがあります。メジャーどころじゃなくても、(地球の歩き方には載っていないような)中小パヤーでも時折設置されているところもありますから、スタッフかお坊さんに聞いてみると良いでしょう。(写真はスーレーパヤー)

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購入した金箔を、中身を取り出さず赤い紙のままゴンドラにセッティングします。

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セッティングしたら、おばちゃんに合図すると、ハンドルをぐるぐる回してくれます。それとともにゴンドラは仏塔に向かってゆるゆると登ってゆきます。山頂駅側には、受け取り役のような仏様がまつられていますのでそちらの方角に祈ります。

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金箔の作業を見届けたら、自分の誕生「曜日」の仏様のところに行って水をかけて戻りましょう。そういえば、日本の水かけ地蔵、昭和の頃はもっとあちこちにあったように思いましたが減りましたね。

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 【ご注意】

外国人観光客が一定数いるパヤーでは、案内するだとか、ワタシトモダチだとかで擦り寄ってくる輩がいます。観光地の世界標準に比べその数はまだまだ少ないですが、ご注意を。寺院スタッフのおばちゃんが、向こうから歩いてきて寄付を強要なんてことはありません。向こうから寄ってくるのは(観光地の世界標準どおり)あやしい人です。

 

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ワンコインで功徳を積んで来生の環境を良くする方法:その1(風鈴を誕生「曜日」の仏様に捧げよう)

寄付をして功徳を積んで、よりよき来世を確保しよう! と上座部仏教の考え方に倣って、ミャンマーで功徳を積みましょう。比較的簡単に、ワンコインで出来る功徳の積み方紹介。まずはパヤーにGO!

上座部仏教の考え方では、寄付をすれば功徳を積める。功徳を積めば、より良き来世に近づけると考えます。逆に寄付もせず犯罪を重ねたりすれば、来生は犬畜生に生まれてくるんだよ!ということにもなります。ミャンマーでなら、犬に生まれてくるのもそう悪い話でもないんじゃないかなとも個人的には思ったりしますが、まあそれは置いといて。

寄付先は、NGO、病院、プロジェクト、なんでも良いのですが、伝手も何もない人にとってわかりやすいのは何といってもパヤー(お寺)。そこでワンコイン500円以内で出来る功徳の積み方です。まずはパヤーに赴いて裸足になりましょう。今回はヤンゴンでおそらく最も気軽にアプローチできるパヤーだと思われる、スーレーパヤーに向かいます。ここなら街の中心でアプローチも便利、シュエダゴンパヤーみたいに巨大でリキが要るわけでもありません。外国人観光客も、シュエダゴンほどじゃないですが、それなりに来るのでここのスタッフは英語も解する人が多いです。

クルリと一周すると、こんな商品?を並べて売っているおばちゃんがいます。写真のセットで5000チャット(と、値段を言ってきますが、お寺への寄進ですから、10000チャット札渡して釣りは要らねえ!と言うのもありです。彼女の懐に入ったりすることはなく、ちゃんと仏様にわたることでしょう、たぶん)

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左側のは、日本風にいえば風鈴、右側のは金箔です。

風鈴の方は、自分の誕生日の曜日に相当する仏様のところに行ってぶら下げます。ここで、この仏様はMondayとかWednesdayとか英語表記があるのは外国人の来るパヤーぐらいですから、やはり最初はメジャーどころが良いでしょう。

誕生曜日はこのサイトで調べることができます。

whatday.net

自分の誕生曜日の仏様のところに行って、括り付けます。

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次回は金箔の方の使い方を紹介しましょう。

 

 

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偏った国際世論?なんか負けないぞ!とミャンマー庶民のフェイスブックは語る

ロヒンギャ問題で偏った国際世論なるものに圧迫されるなか、ミャンマー人の連帯はますます強固に・・・というわけで、アウンサンスー・チー氏を支持するプロフ画像が続々流れてきます。われわれ、ミャンマー人を多少なるとも知る者はよく認識したいものです。

画像に含まれている可能性があるもの:3人、屋外

 

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画像に含まれている可能性があるもの:2人、、スマイル、屋外、テキスト

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自動代替テキストはありません。

 

 

 

 

 

ロヒンギャ問題でミャンマー側に不利な印象操作をしていたのはこの韓国人だった

ラカイン州の騒乱案件で国連報告書がミャンマー政府側に不利な内容になり、世界中の国際報道がミャンマー政府やアウンサンスーチー氏非難の流れになりがちな裏には、この韓国人の存在が明らかになり、クビ(removal)勧告が報じられています。

 

ミャンマー人のFB友達からいっぱい流れてくるのがこの画像。見るからにイヤミな感じの韓国おばちゃん。韓国 成均館大学の李亮喜教授です。もともとは児童心理学者。

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この人は国連ミャンマー人権状況に関する特別報告者(Special Rappourteur on Myanmar)の任にあるのですが、そのレポートがあまりにバイアスかかってヒドイと問題視され、国連Asian Centre for Human Rights (ACHR) からクビ勧告( the removal of Professor Yanghee Lee as UN Special Rapporteur on the situation of human rights in Myanmar)が出るに至っています。

そのバイアス、偏見にあふれた文章は、元ソースの後半、対照表のところに問題点のコメントとともに詳しく載っておりますのでクリックしてご覧いただければと思いますが、政府側が襲撃された際にはロヒンギャ側の名前をださずに単に過激派としてみたり(Mros少数民族側がロヒンギャに襲われた際には巧みな文章で国軍側に襲われたような印象操作)、かなり巧妙です。

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まあ、この人は青い国連パスポートで仕事しているわけですから、理性的にはこれでミャンマー人の嫌韓感情につながったりするものではありませんが、理性じゃないところで盛り上がってもいるわけで、在ミャンマー韓国人社会のみなさんは舌打ちしているのかもしれません。

 ソースのapolitical誌記事、今日は何度も何度も流れてきました。

UN Human Rights Council President urged to remove UN Special Rapporteur on Myanmar Professor Yanghee Lee for bias - The aPolitical

www.theapolitical.in

こちらが一次情報です。

Asian Centre for Human Rights

 

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【ご注意】イエロー・クレイジー・アント(アリ)がヤンゴンの日常そこらへんにいる

2017年の初夏は日本でヒアリ騒動が起こりました。ヒアリの脅威自体は今後も(”騒動”と認識されなくても)継続してゆきますが、ミャンマーのアリ事情は? Yellow clazy antと通称される特定外来生物のアシナガキアリがヤンゴンの日常生活エリアにふつうにいます。

以前、ヒアリと同属のSolenopsis geminata(通称 Tropical fire ant, 日本名アカカミアリ)がミャンマーで報告されていることを当サイトやヤンゴン日本人会報で紹介しました。

 

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 もうひとつ、厄介なのがYellow crazy antと通称されるAnoplolepsis gracillipes(日本名アシナガキアリ)です。攻撃性が極めて強く、昆虫や小動物など集団で襲って殺してしまう・・・というヒアリ共通の解説文がそのまま適応できます。日本では特定外来種に指定され警戒される存在。

これがその画像。私のコンパクトカメラ、学術写真など想定しない安物機種で撮っていますからピントの合方など素人ぽいのはご容赦。

ポイントは「この写真が何の努力もしないで撮れたこと」にあります。トラップを仕掛けたり、山奥に分け入ったり、昆虫学者がやるような努力は何もなし。ヤンゴンの日常空間、そこらへんにいくらでも歩き回っているやつ。ちなみに今回の捕獲場所はインヤーレイクホテル敷地の遊歩道、環状線のパラミ駅ホーム。日本でいえば帝国ホテルの中庭だとか西日暮里駅ホームだとかに相当する場所です(西日暮里に他意はありませんが、東京駅/ヤンゴン中央駅から山手線/ヤンゴン環状線を反時計回りに7駅目で共通するのが西日暮里駅/パラミ駅。大阪環状線なら今宮駅ですね)。写真判定ヒアリ警察さんに依頼

https://twitter.com/_solenopsis

アナフィラキシーショックの発症はヒアリより少な目ですが、ご注意ください。在住者のみなさんにうかがっても、アリに刺された方は結構多い印象。

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カナダの愛好家がYoutubeにアップしている動画はこちら。

www.youtube.com

日本では新聞ダネになる事象がヤンゴン日常空間にふつうに転がってる・・現実がまたここにもひとつです。

アリの駆除法はこちら、私のもうひとつのブログに書いております。

blog.goo.ne.jp

ミャンマーの一般庶民の怒りは白人上から目線にも向いている

ラカイン州で展開している一連の事象について、ミャンマーの友人たちからわかりやすい絵がまわってきました。牛刀と手製爆弾で襲ってくる当事者に加えて、国連に象徴される西側人権派のアンフェアな上から目線に対する怒りがコミカルかつ説得力をもって伝わるイラスト。百聞は一見に如かず。

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そしてこの画像もセットで流れてきます。

くだくだしい説明はもう不要ですね。

画像に含まれている可能性があるもの:4人、立ってる(複数の人)

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いま、フェイスブックで流れてきた「ミャンマーの一般庶民の気持ちをあらわす一枚」に見えてくる、西側テレビマンとミャンマー庶民の葛藤

いま、フェイスブックで流れてきた「ミャンマーの一般庶民の気持ちをあらわす一枚」つらつらと考えてました。西側テレビマンの考えることと、ミャンマー民衆の考えることのギャップ

私のフェイスブックには軍病院の教授から流れてきて、さらに元をたどると(ブラックリボン運動参加歴のある)ネピトー総合病院の先生(⇐これは”右も左も”を意味)、おそらくさらに元があるのでしょう。

自動代替テキストはありません。

 

ラカイン州ベンガル人(西側諸国人権屋さんたちはこれを”ロヒンギャ”と呼びますが、ミャンマー人の友達失いたくなかったらまあ口にしない方が良い単語)、アナン元国連事務総長率いる調査団が勧告を出した直後の8月24日、ラカイン州北部のにてミャンマー軍・警察の31ポストに同時多発大虐殺作戦を仕掛けまして、私のフェイスブックにも、学生時代の法医学の教科書もかくやという位、警察官やミャンマー軍人の惨殺ご遺体の写真が流れこんできました。頸動脈が胸部大動脈がパックリ10~20cmほど切創挫創、私が見たところ極めて高能率に急所を抑え、訓練されたプロの仕事です。

これまでの経緯含めて割と要領よくまとめてあるのが下に貼り付けたイラワジの記事ですのでご参照ください。

さてここから本論。上記イラストのポイントは、画面左下にあります。CNNやらBBCやら、いわゆる「ミャンマー人から西側代表とみなされているメディア」がベンガル人側の主張に一点集中しながら、ミャンマー軍や警察官が惨殺されているのは無視、このアンフェア極まることに怒っているという趣旨です。右側の惨殺遺体は、おそらく、今回の事件だけを表すのではなく、昨年10月にベンガル側が警察ポストを急襲して警察官9名を惨殺したことも表していると思われます。その後、ミャンマー軍は反撃に出ましたが西側メディアはいわゆるロヒンギャ側の被害に立った画を送り続け警察官の遺体が載ることは(私が見た範囲では)気が付いていません。

そういう事になる理由は、テレビの世界に少々かかわると割とクリアです。資本主義国のテレビマンにとって常にプレッシャーとしてのしかかるのは、何より重要なのは、”数字”(視聴率)です。国営放送といえどもおなじ。それぞれの局、番組の視聴者が求める”型”にある程度合わせる必要。軍や警察の人がざっくり切られちゃうのは、一般庶民(ましてや、正式な国籍なく、難民船に押し込まれたり、人身売買被害者になったり対象ならなおのこと)が切られてしまうのに比べれば、一般論として、数字が取りにくいのです。もちろん、国家のために戦ってこうなった、とか別の因子がからめば違う話になりますが。欧米一般庶民にとってのミャンマー軍や警察をかつてスーチーさんをいじめたヒール役とする”型”を考えたとき、たとえば私がディレクターならカメラを軍や警察じゃない方に向ける誘惑と戦うのはシンドイなあと思うわけです。

しかし一方で、ミャンマーのマジョリティにしてみれば、欧米の人権界隈のみなさんがアジア人に向ける上から目線にはふつふつと溜まっているものがあるわけで、上記事情は間違いなく上から目線とうつるわけです。本来なら、ここで、我らがNHKや民放各社あたりが上記イラストの右側にカメラを向ければとも思うのですが、これも数字とれないだろうなあ・・・

 

https://www.irrawaddy.com/news/burma/death-toll-rises-rakhine.html

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 以前、ヤンゴン駅の横で見かけた西側テレビマン⇩

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 フェイスブックアカウントお持ちの方は現場写真をこちらミャンマー人のFBからご覧いただけます。日本のSNSなら閲覧注意のクレジット入れるレベルですので医療関係ではない方はご留意を。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=353862285034230&set=pcb.353862401700885&type=3&theater

 

 

ミンアウンフライン将軍のニッポン外遊記(将軍FBから)

ミャンマーの大将軍、ミンアウンフライン将軍ご一行の日本ツアーが終了しました。金閣寺・二条城・新幹線・お台場・屋形船・ミャンマー大使館。FBからかいつまんで紹介。

 

ミンアウンフライン将軍のフェイスブック。かつての日本訪問では、スカイツリーやら明治神宮やら鎌倉大仏やらとともに、当時の統合幕僚長から日本刀(!)のプレゼントを満面の笑みで受け取るところまで世界に発信されてましたが、今回は・・・

まず基本はこの人。

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金閣寺でツーショット!

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ダイハツ工業
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麻生さんと仲良し!(財務相主催夕食会)
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実ははずしちゃいけないのが、将軍の大大大のお友達、笹川陽平氏。
妙に天井が低いのは、屋形船を借り切って世間一般の目にふれないようにやっているからです(でも将軍のお付きが世界に発信してしまう:笑)。何をあげてるのかな。日本刀じゃなさそう。

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舞妓はんも歓迎!

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在日ミャンマー大使執務室もアップ。大使室は第三次防衛線。ふつう、こんなの世界に発信しちゃだめなんですけどね(苦笑)。

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あと、カメラをまわすお付きの人の好みでアップされる「将軍以外のもの」。新幹線車窓が結構長かったですが、もうひとつ、「フジテレビ」がお気に召したようで2回登場します。

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最後は8/7に無事ヤンゴン空港に戻り樋口大使の出迎えをうけるところで終了します。

ここにはアップしませんでしたが、財界のおじいさん達もいっぱい寄ってまして、その名前も読み上げられています。私としては、おじいさんは仲良し笹川陽平氏ぐらいにしといて、バリバリとミャンマーでビジネスやってる中堅若手に会わせてあげた方が良いのにと思いました。

 

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https://www.facebook.com/seniorgeneralminaunghlaing/?fref=ts

ミャンマーで人気下降傾向のタナカがタイでブレイクする!?

ミャンマーの女性の顔から少しづつ退潮しつつあるタナカ。しかし隣国タイでトレンディなことになるかもしれない・・・という仰天報告。

ミャンマー女性の顔に定番のタナカ。しかしヤンゴンの中心、たとえばミャンマープラザやらスーレープラザやらではほとんど見かけず、そこまでファッショナブルでもない場所でもヤンゴン訪問のたびに退潮は目に着くタナカ。少なくとも私のヤンゴンで交際範囲のミャンマー人の顔からは2015年あたりを境に完全消滅しました。今や私がタナカに接することが出来るのは東京は増上寺のミャンマー祭、ミャンマー大使館のひとが1人300円で塗ってくれるやつぐらい(これは男でもべったり塗ってくれます:笑)

もちろんヤンゴンでも、出稼ぎにきたイナカの人はまだまだこんな風に気前よく塗られているのが見られますが。

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そんなイナカのタナカになってる現状、しかし滅亡への途をたどっているわけでもないらしいです。タイでトレンディなファッションになりつつある(!)のだとか。

タイに本拠をおくBritish dispensary社は涼感用粉末剤(body cooling powder)にタナカ成分を使用、就寝前やシャワー後の需要を見込んでいます。また、ミャンマー同様に顔に直接塗りたくる用法もタイ発の新トレンドになりそうだと(it could be a new fashion trend from Thailand)鼻息荒く語っています。Everyday happy社は石鹸・ボディパウダー・ファウンデーションとともにタナカを入れた製品を市場投入。

「タイ発の新トレンド」には吃驚しましたが、10年後、タナカは「タイの最先端トレンディな富裕層とミャンマー農民のもの」になっているのでしょうか・・・

「タイの最先端トレンド」の地位を確立すれば、ひょっとして原宿の、渋谷の、難波の、雑貨屋さんの店頭をかざり日本のファッション誌にタナカを塗りたくったモデルが登場する・・・という、現状ミャンマーローカル限定なら絶対あり得ないシーンも夢ではないかもしれません。

シースはイラワジ↓ 

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日本で大騒動の「ヒアリ(火蟻)」ミャンマーはこうなっている

多少なりとも日本の報道に接しておられる方は、ヒアリ(火蟻)で大騒動になっていることは把握しておられると思います。尼崎・神戸港・大阪港・名古屋港・東京港・横浜港、そして内陸部の数か所。ではミャンマーではどうなのか。

日本のヒアリ騒動は大変です。メディアには「殺人毒アリ」「最凶の生物」の見出しが躍ったりしています。とはいえ、まだ入境初期で、刺されてアナフィラキシーショックを起こして亡くなった・・という人は出ておらず、救急システムと医療システムと国民皆保険がしっかりした(119番で無料の救急車がすぐ飛んできて、24時間救急受け入れ病院がそこかしらにあって、保険証示せばさしてお金の心配なく躊躇なく受診を決断できる)日本ではそうそう手遅れになる人は出ないだろうと見ています。

さて、ミャンマーでは・・・

その前に基礎知識をひとつ。

いま日本で騒がれているヒアリ、学名は
Solenopsis invicta  というものです。通称 fireant Solenopsisというのが属の名前です。

これは中南米原産で、貿易のなかで船荷に紛れて米国・中国・台湾・オーストラリアに上陸して定着しました。幸い、まだミャンマーでは報告がありません。これに刺されると火にあぶられるような痛みがありますから、いくらミャンマー人でも「定着しているのに見過ごされる」ことはないでしょう。

しかし、安心するのは早い。

同じ属のSolenopsis geminata というのがミャンマーにもいるのです。通称tropical fireant。直訳すれば熱帯ヒアリとなるはずですが、アカカミアリと日本語名がついています。これの毒成分、抗原となるのが4種類。その一部がヒアリと酷似していて、交叉反応を示します。交叉反応とは、まったく同一物質ではないけれど化学構造が酷似をているものを、われわれの免疫機能が「同じものだ!」と誤解して反応してしまうことをいいます。

前記のアナフィラキシーショックは、初回刺されたときに、その毒成分に対する抗体ができ、二回目に刺されたときに過剰反応してしまうのが原因ですが、この交叉反応がおこると、初回にもかかわらず二回目だと認識してしまうことになります。

つまり、ミャンマーに棲息するアカカミアリ(Solenopsisさん家のgeminataクン)に刺され、以降、米国・中国・台湾・オーストラリアで(ここに、将来の日本で・・と付け加わらないことを願ってますがまったく予断を許さない)ヒアリ(おなじSolenopsisさん家のinvictaクン)に刺されたときにリスクがあるかもしれないというのは覚えておいて損はないでしょう。ミャンマー生活中に、アリに刺されて痛い思いをしたことがあれば忘れずに、将来、受診するときには申告してください。

刺されてしまった!ときの処置は以下のとおりインプットしてください。ハチにも共通して応用できます。(名古屋TVモニターから)

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以下、参考サイトです。私がテレビやラジオで話したものや、参考論文を訳したものなどです。

フジテレビ ネットメディアで話したもの(文字おこし)です。

www.houdoukyoku.jp

TBSラジオで話したものです(ネット環境によりますが、音声が聞けます)

www.tbsradio.jp

同上、動画です。ネット環境が比較的安定している方はこちらでどうぞ

www.houdoukyoku

blog.goo.ne.jp

 

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2018年1月開業の日本人医師募集かかってるけど、どこだろう?

医師募集サイトのメールで、こんなのが流れてきました。ヤンゴンで2018年1月開業、健診、最低3年間は勤務せよ。内視鏡が出来ること必須。できれば外国人も診ろ。さ~て、誰がどこにつくるのかな?

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誰がどこにつくるかも注目ですが、応募者がいるかどうかもちょっと注目です。

この求人にはちょっとネックがあって、
内視鏡が出来る医師」で母集団がぐっと狭まった処に(私はできませんので、ここで対象外)「最低でも3年間以上勤務」を行く前から誓約できる先生がさているだろか。

支給旅費は、赴任時と退職時のエコノミーだけです。3年間以上の一時帰国旅費は記載なし。医師は時々帰国して学会に出て単位を集めねば専門医や認定医の資格が維持できない。う~ん、この求人、本当に医者の世界わかってる人がつくったのかなあ?

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(以下、コピペ)
■ 募集科目
総合診療科

■ 目安年俸
手取年俸1,000万~
※税金はクリニック負担

~~~~~~~~
■ 業務内容
2018年1月開業予定のミャンマーでの健診クリニックでのご勤務

在留邦人や出張者を対象に健康診断を行っています。

患者層は駐在員とその家族が中心です。


■ ご勤務開始 2018年1月~

■ 勤務時間 
平日 8:00~17:00
土曜日 8:00~12:00 (夜勤無)週4.5日勤務

※保険: 海外旅行保険、健康保険、医療事故賠償保険(会社負担)
渡航費用: 赴任帰国時渡航費用(エコノミー利用)

1.臨床経験5年以上
2.年齢不問 (英語での外国人診察ができる方は尚可。)
3.最低でも3年は働いていただけること。
4.日本の医師免許を取得していること。
5.上部内視鏡検査が可能。

【追記】
2017.7.14の今日、また同じのが流れてきました(日経メディカルキャリア経由)
1週間、問い合わせもなしか・・・
都内だとか大阪市北区だとかの人気求人だったら1週間後に同じのが出て来たりはまずしないのですが、、、不人気パターンに入ってしまうかな。

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【追記】2017.8.7
突然、ポップアップ広告で目の前に現れてきました。
やはりというべきか、この求人、応募者の気配がありません。

ひとつ気がついたのが、更新日が8月4日になっていること。
上記スクショアップしたごとく、最初の掲載は6月30日付です。(1か月以上応募がないのが現実だけれど)新しい求人のように見せかけられています。しかし内容は同じ、なんら条件引き上げがなされていません。少なくとも私の周囲では「???」な声ばかり。「2008年1月」とされてる開院日に、医者がいるのでしょうかここ。(念の為、私は条件5でアウトです。条件もえらくタカビ―なんですね)

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【追記】2017.8.24
相も変わらず、ポップアップで出てきまして、決まりそうな気配がまったくありません。日付が8.14付けになり、新しい求人に見せかけているだけで、待遇のところはまったく改善の形跡がありません。「最低でも3年は働いていただけること」かつ「内視鏡必須」で一時帰国の規定なしという無理筋な条件もそのままです。最低でも3年、一時帰国せずにいれば、たとえば学会専門医の更新に必要な単位を取得することも困難で、これは「専門医の資格をあきらめろ(失っても仕方ない)」と言ってるのに等しいわけで、私のFB上では「ひどいね」が押されていたりします。なんだか、経過を見ていると憤りさえ感じてくるブラック求人ですが、これからどうなるのか・・・

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【追記】2017.8.28

どうやらこの求人の主は医療法人のようです。
当初、この求人にあった「TS工建」なる名前に、ブラック土建屋が医者を買いたたこうとしてるのかと思いましたが、どうやら、海外派遣のノウハウ持たない医療法人が不慣れなことモタモタやってるというのが(健康管理休暇、帰国休暇、在勤手当、といった人事ノウハウが無いのだろうなと)真相のようです。今後はぎゃあぎゃあ言わず静かに見守りたいと思います。



 

 

ミャンマーで物つくりしてる社長に株主総会の場で聞いてみた

上場企業の社長さんが、プレスでもない見知らぬ一見さんの質問に真面目に答えなくちゃならない年に一度の場・・・といえば株主総会です。ミャンマー含めた協力工場で製造する社長さんに聞いてみました。

「はるやま(7416)」。実は私の自宅から5分のところに中規模店舗があり(しかも付近に青山が無く、はるやまだけが建っている割とレアなパターン)、年に数回の「開店前お並びの先着5名様80%割引整理券」が9時半に家を出ればゲットできるという大変恵まれた立地(笑)ということもあり、所有してるスーツの9割はここのハイエンドもの(本当です。ヤンゴンの学会でひな壇にいる写真も、テレビ出演のも着てるのははるやま)

というわけで、株主優待もしっかり使わせていただいており、たまたま当日私の行動範囲のほぼ動線上に会場があった・・ということで株主総会にお邪魔しました。

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会社側説明に続き、株主の方ご発言は?とあったので、せっかくですので、

「原産国における労働条件についてどの程度把握しておられますでしょうか? ファーストリテイリングさんとかH&Mさんのバングラデッシュにおける劣悪な条件が報じられたり、最近ではトランプ娘のイバンカさんのブランドも劣悪労働報道でやられてます。あのような事があるとイメージが毀損されますが、その危機管理は如何でしょう」とうかがわせていただきました。

お答えをかいつまむと、

「協力工場(ミャンマーという単語もはっきり入り)は私(社長)自身、現地を訪問している。協力工場の経営者とじっくりお話しし、(従業員に対する)考え方をうかがっている。また、従業員食堂で一緒に食事をして、特に量を見ている」と、すべて社長ご自身で紙を見ないでお答えになり、ミャンマーの協力工場の様子も社長さんの頭に入っている模様で大丈夫そうな印象をうけました。 

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願わくば、他社含め、ミャンマーで物つくり、あるいは委託生産されるあらゆる日系企業のみなさんが、現場の状況をしっかり把握され、イバンカ氏のようなことにならないことを願っております。

休憩スペース。最近の「健康経営」トレンドもおさえてありますね。

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*画像はいずれも、それぞれ近くに立っていた社員の方の了解を得て撮影。

*時間経ってからアクセスいただいた方へ。
 文中の「イバンカの劣悪労働」とはこれのことです。

イヴァンカ氏の中国靴工場 人権団体が環境劣悪と告発│NEWSポストセブン

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ご注意!ヤンゴンのデング熱、犠牲8例発生(イラワジ紙)

今季のヤンゴン、すでにデング熱の犠牲者8例発生とイラワジ紙報道。ご注意ください。

公衆衛生当局発表、今年のデング熱は1477例報告、8例死亡、2010年以来最悪ペースと。

ヤンゴンで発生目立つのは
Hlinetharyar Townshipで200例以上、 South Dagon, Dala, East Dagon, and Twanteで100例以上

といった地区です。

なお、上記数字は、実際のデング熱発生の一部しか反映していないと考えられます。デング熱の検査として「NS1抗原」というものがあり(血液検査)、ビクトリア病院の検査オーダーフォームにその項目があるのは実際に確認していたりはしますが、しかし、一般庶民の医療においてそのようなコストのかかる事は通常行われません。症状からデング熱「だろう」と言われて解熱剤を処方され、帰宅して寝ているというのが一般的な取り扱いです。ミャンマー人医師たちと話ていると、「デング熱? 子供の病気だろう」というのが平均的認識。子供の頃から何度もかかるうちに大人では軽症で済んでしまうのが多数派ミャンマー人。

一方で、死亡に至るような重症例の発生は、異なるタイプの複数回感染でリスクが上がります。デング熱ウイルスには4つのタイプがあり、あるひとつのタイプに初回感染で抗体ができます。次にまったく同タイプが来れば撃退できますが、異なるタイプが来れば重症化リスクが上がるというものです。

デング熱の媒介はネッタイシマカヒトスジシマカ (いわゆるヤブカ)です。これらは昼間~夕に活動、主として薮に潜んでいる「待ち伏せ型」の蚊です。吸血対象となる動物が50㎝いないに近づいてきたときにセンサーがスイッチオン。ですので、茂みから50cm以上離れる(たとえば公園では道のど真ん中を歩き、道端の草から距離をおく。ベンチなんか座らない)ことでリスクを減らすことが出来ます。

今年は例年にもまして蚊に刺されないようご留意のほどを。

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